Excelで「ドル記号（$）」を固定するショートカットキーの使い方

「Excelで数式をコピーするとき、セル参照がずれてしまう」「絶対参照を使いたいけれど、どうすればいいのか分からない」そんなお悩み、ありませんか？特に、Excelを使い始めたばかりの方や、パソコン操作に不安がある方には、数式のコピーや参照の仕組みが難しく感じられることも多いでしょう。

今回は、そんな方々に向けて、Excelで「ドル記号（$）」を使ってセル参照を固定する方法を、初心者にも分かりやすく解説します。数式のコピーや移動をスムーズに行えるようになり、作業効率がグンとアップしますよ！

絶対参照とは？

Excelのイメージ

まず、「絶対参照」とは何かをご説明します。

Excelで数式を作成する際、セル参照には「相対参照」と「絶対参照」があります。

相対参照数式をコピーすると、参照先のセルが自動的に変わります。例えば、セルに「=B1」と入力し、これをセルにコピーすると、「=B2」と自動的に変わります。

絶対参照数式をコピーしても、参照先のセルが変わりません。これを実現するのが「ドル記号（$）」です。

例えば、セルに「=B1」と入力し、これをセルにコピーすると、「=B2」と自動的に変わります。しかし、セルに「=$B$1」と入力すると、コピーしても参照先は「$B$1」のままです。

絶対参照を設定するショートカットキー

絶対参照を設定するには、以下の手順でショートカットキーを使用します。

「F4」キーを押すたびに、参照の種類が切り替わります。

* 1回目絶対参照（例$B$1）
* 2回目列のみ絶対参照（例B$1）
* 3回目行のみ絶対参照（例$B1）
* 4回目相対参照（例B1）

これで、数式をコピーしても参照先が変わらないように設定できます。

実際の使用例

例えば、セルに「=B2+C2」と入力し、これをセルにコピーすると、「=B3+C3」と自動的に変わります。しかし、セルに「=$B$2+$C$2」と入力し、これをセルにコピーすると、「=$B$2+$C$2」のままです。

これにより、特定のセルを固定して参照することができます。

よくある質問や疑問

Q1: 「F4」キーを押しても参照が変わらない場合はどうすればいいですか？

「F4」キーが効かない場合、Excelの設定やキーボードの状態による可能性があります。まず、キーボードの「Fn」キーと「F4」キーを同時に押してみてください。それでも解決しない場合は、Excelの設定やキーボードのドライバを確認してみてください。

Q2: 相対参照と絶対参照の違いを教えてください。

相対参照は、数式をコピーすると参照先のセルが自動的に変わります。絶対参照は、数式をコピーしても参照先のセルが変わりません。例えば、セルに「=B1」と入力し、これをセルにコピーすると、「=B2」と自動的に変わります。しかし、セルに「=$B$1」と入力すると、コピーしても参照先は「$B$1」のままです。

Q3: 「F4」キーで参照の種類を切り替えるとき、順番は決まっていますか？

はい、「F4」キーを押すたびに、参照の種類が以下の順番で切り替わります。