Excel初心者必見！「$」を使って絶対参照を簡単に設定する方法

2025.10.03

Excelを使っていると、数式をコピーしたときにセル参照がずれてしまって困った経験はありませんか？そんなときに役立つのが「絶対参照」です。今回は、絶対参照を簡単に設定する方法を、初心者の方にもわかりやすくご紹介します。

絶対参照って何？

Excelのイメージ

Excelの数式では、セルを参照する際に「相対参照」と「絶対参照」の2種類があります。

相対参照数式をコピーすると、参照先のセルも自動的に変わります。
絶対参照数式をコピーしても、参照先のセルが固定されます。

例えば、セルに「10」、B1セルに「20」と入力し、C1セルに「=+B1」と入力したとします。この状態でC1セルをコピーしてC2セルに貼り付けると、数式は「=+B2」と変わり、参照先がずれてしまいます。

しかし、C1セルの数式を「=$A$1+$B$1」と絶対参照にすると、C1セルをコピーしても数式は「=$A$1+$B$1」のままで、参照先が固定されます。

絶対参照を設定するには、セル参照の前に「$」を付けますが、手入力ではミスが起こりやすいです。そこで、Excelには便利なショートカットキーがあります。

Windowsの場合F4キーを押すと、セル参照が絶対参照に切り替わります。
Macの場合Command + Tキーを押すと、セル参照が絶対参照に切り替わります。

例えば、セルに「10」、B1セルに「20」と入力し、C1セルに「=+B1」と入力したとします。この状態でC1セルを選択し、F4キーを押すと、数式は「=$A$1+$B$1」と絶対参照に変わります。

絶対参照は、以下のような場面で特に役立ちます。

定数を使った計算例えば、消費税率や割引率など、どのセルでも同じ値を使いたい場合。
複数のセルで同じ参照を使いたい場合例えば、複数の商品の価格に同じ消費税率を掛ける場合。

セルに「10」、B1セルに「20」と入力し、C1セルに「=+B1」と入力したとします。この状態でC1セルを選択し、F4キーを押しても数式が変わらない場合、以下の点を確認してください。

セルが選択されているか数式を変更したいセルが選択されていることを確認してください。
F4キーの設定一部のパソコンでは、F4キーに別の機能が割り当てられていることがあります。その場合、Fnキーを押しながらF4キーを押してみてください。

セルに「10」、B1セルに「20」と入力し、C1セルに「=+B1」と入力したとします。この状態でC1セルを選択し、F4キーを押すと、数式は「=$A$1+$B$1」と絶対参照に変わります。さらにF4キーを押すと、「A$1+$B$1」「$+$B$1」「+B1」と順番に切り替わります。

絶対参照を使うことで、数式をコピーしても参照先が固定されるため、計算ミスを防ぐことができます。また、定数を使った計算や複数のセルで同じ参照を使いたい場合に便利です。

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絶対参照は、Excelでの計算を正確かつ効率的に行うための重要な機能です。F4キーを使って簡単に設定できるので、ぜひ活用してみてください。

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