ExcelのVLOOKUP関数で「含む」検索をマスターしよう！

皆さん、こんにちは。今日は、ExcelのVLOOKUP関数を使って、特定の文字列を「含む」データを検索する方法についてお話しします。Excelを使っていて、「このデータ、どこにあったかな？」と迷った経験はありませんか？そんな時に役立つのが、今回ご紹介するテクニックです。

VLOOKUP関数とは？

Excelのイメージ

まず、VLOOKUP関数について簡単におさらいしましょう。VLOOKUPは、指定した範囲の中から特定の値を縦方向に検索し、その値に対応するデータを取得する関数です。例えば、商品コードから商品名や価格を探し出すときに便利です。

部分一致検索を可能にするワイルドカードの活用

通常、VLOOKUP関数は完全一致のデータを探すのに使われますが、特定の文字列を「含む」データを探す、つまり部分一致検索を行うことも可能です。これを実現するのが、ワイルドカードと呼ばれる特殊な記号です。

VLOOKUP関数で部分一致検索を行う方法

それでは、具体的にVLOOKUP関数で部分一致検索を行う方法を見ていきましょう。

1. 直接文字列を指定する方法

例えば、商品リストから「ブラック」を含む商品の価格を検索したい場合、以下のように入力します。

=VLOOKUP("*ブラック*", B10, 2, FALSE)

この式では、「*ブラック*」が検索値となり、B10の範囲から「ブラック」を含む商品名を探し、その商品の価格を取得します。

2. セル参照を使って動的に検索する方法

検索したい文字列をセルに入力し、それを参照して部分一致検索を行うことも可能です。例えば、検索文字列をD1セルに入力し、以下のように式を設定します。

=VLOOKUP("*" & D1 & "*", B10, 2, FALSE)

このように、「&」を使ってワイルドカードとセル参照を結合することで、柔軟な検索が可能となります。

部分一致検索を行う際の注意点

部分一致検索は非常に便利ですが、いくつか注意点があります。

よくある質問や疑問

Q1. VLOOKUP関数で大文字と小文字を区別して検索できますか？

残念ながら、VLOOKUP関数は大文字と小文字を区別しません。大文字小文字を区別して検索したい場合は、他の関数やVBAの利用を検討する必要があります。

Q2. ワイルドカードを使って数値の部分一致検索は可能ですか？

はい、可能です。ただし、数値を文字列として扱う必要があります。例えば、検索値を文字列として入力するか、TEXT関数を使用して数値を文字列に変換する方法があります。

Q3. VLOOKUP関数で複数の条件を指定して検索することはできますか？

A3. VLOOKUP関数自体は一つの検索値しか指定できませんが、複数の条件を組み合わせた検索を行う方法もあります。例えば、条件を組み合わせた新しい列を作成し、その列を検索する方法などがあります。

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まとめ

今回は、ExcelのVLOOKUP関数を使って特定の文字列を「含む」データを検索する方法をご紹介しました。ワイルドカードを活用することで、部分一致検索が可能となり、データの抽出や分析がより柔軟に行えます。ぜひ、日々の業務で活用してみてください。

他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。