皆さん、こんにちは。今日は、ExcelのVLOOKUP関数を使って、特定の文字列を含むデータを検索する方法、つまり部分一致検索についてお話しします。これをマスターすると、データ検索の幅が広がり、作業効率もアップしますよ。
VLOOKUP関数とは?
まず、VLOOKUP関数について簡単におさらいしましょう。VLOOKUP関数は、指定した値を縦方向に検索し、対応するデータを取得するための関数です。例えば、商品コードから商品名や価格を取得する際に便利です。
部分一致検索とは?
通常、VLOOKUP関数は完全一致のデータを検索します。しかし、部分一致検索を使えば、特定の文字列を含むデータを探すことが可能です。例えば、「山田」という名前を含む全てのデータを取得したい場合などに有効です。
ワイルドカードの活用で部分一致を実現
部分一致検索を行うためには、ワイルドカードを使用します。Excelで使用される主なワイルドカードには以下の2つがあります
- *(アスタリスク)任意の文字列を表します。例えば、「*山田*」と指定すると、「小山田」や「山田太郎」など、「山田」を含む全ての文字列に一致します。
- ?(クエスチョンマーク)任意の一文字を表します。例えば、「?木」と指定すると、「鈴木」や「青木」など、一文字+「木」の形式の文字列に一致します。
VLOOKUP関数での部分一致検索の方法
それでは、実際にVLOOKUP関数で部分一致検索を行う方法を見てみましょう。
基本的な使い方
例えば、商品リストから「ブラック」を含む商品の価格を取得したい場合、以下のように関数を設定します
=VLOOKUP("*ブラック*", 2:B10, 2, FALSE)
この式では、「*ブラック*」という検索値を使用して、2:B10の範囲から「ブラック」を含む商品名を検索し、その価格を取得します。
セル参照を使った方法
検索値を直接関数内に入力するのではなく、セル参照を使って柔軟に対応することも可能です。例えば、D1セルに検索したいキーワードを入力し、それを基に部分一致検索を行う場合、以下のように設定します
=VLOOKUP("*" & D1 & "*", 2:B10, 2, FALSE)
このように、&記号を使ってワイルドカードとセル参照を組み合わせることで、動的な検索が可能となります。
部分一致検索を行う際の注意点
部分一致検索を行う際には、以下の点に注意が必要です
- ワイルドカードを使用する際は、ダブルクォーテーション(”)で囲む必要があります。
- 検索値が見つからない場合、VLOOKUP関数はエラーを返します。これを防ぐために、IFERROR関数を組み合わせてエラー処理を行うと良いでしょう。
よくある質問や疑問
Q1: VLOOKUP関数で部分一致検索を行う際、複数の結果がある場合はどうなりますか?
VLOOKUP関数は、上から順に検索を行い、最初に一致した結果を返します。複数の一致がある場合でも、最初の一致のみが返されます。
Q2: ワイルドカードを使用した検索で、大文字と小文字の区別はありますか?
いいえ、ExcelのVLOOKUP関数は大文字と小文字を区別しません。そのため、「山田」でも「やまだ」でも同じ結果が返されます。
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まとめ
今回は、ExcelのVLOOKUP関数を使って部分一致検索を行う方法についてお話ししました。ワイルドカードを活用することで、データ検索の柔軟性が大幅に向上します。ぜひ、日々の業務で活用してみてください。他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。
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