Excelの切り上げ関数を使いこなす！初心者でもできる簡単ステップで使い方を解説

Excelで計算をしているときに、「切り上げ」と聞くと、どう使うのか、何のために使うのかが分からない方も多いと思います。この記事では、そんな疑問を持っている初心者の方にもわかりやすく、Excelの切り上げ関数を説明します。「切り上げ」ってどういうことなのか、どうやって使うのかを、実際に使うシーンを交えながら解説していきますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

切り上げ関数とは？

切り上げ関数（CEILING）は、指定した数値を特定の基準値で切り上げてくれる便利な関数です。例えば、買い物の金額が1,350円だった場合、「1,500円に切り上げたい！」という時に使います。このように、値を基準に合わせて、上の数字に丸めるのが「切り上げ」の役割です。

切り上げ関数の基本的な使い方

まず、切り上げ関数の書き方を簡単に覚えましょう。基本の構文は次の通りです。

例えば、セルに「123.45」と入力されているとしましょう。この数値を「10」で切り上げたい場合は、次のように入力します。

この場合、結果は「130」となり、10の倍数に切り上げられます。もし、1の単位で切り上げたい場合は、「1」を指定します。これで、「124」に切り上げられるわけです。

実際の利用例

例えば、商品の個数を数えて、1箱あたり5個入りだとしましょう。15個の商品があった場合、箱数を計算するために切り上げ関数を使います。

この場合、結果は「3」になり、2箱では足りないので、3箱が必要だという計算になります。

切り上げ関数の応用例

切り上げ関数は、実際にビジネスで非常に役立ちます。例えば、商品の単価を計算して、割引後の価格を切り上げて計算する場合や、税抜き価格を消費税込みで切り上げる場合など、さまざまなシーンで活用できます。

割引価格を切り上げる場合

例えば、商品が1,450円で、10%の割引を適用した場合、割引後の価格は「1,305円」になります。ここで、「次の100円に切り上げたい」という場合、切り上げ関数を使います。

この結果、「1,400円」となり、次の100円に切り上げられます。

よくある質問や疑問

Q1: 切り上げ関数と切り捨て関数はどう違うのですか？

切り上げ関数（CEILING）は、指定した基準値に「上」に丸める関数です。一方、切り捨て関数（FLOOR）は、指定した基準値に「下」に丸める関数です。例えば、切り上げで「123」を10の倍数に丸めると「130」になりますが、切り捨てで同じ数値を処理すると「120」になります。

Q2: 切り上げ関数はどのような場面で使うのですか？

切り上げ関数は、特に「余った分を次の単位に切り上げたい」ときに使います。例えば、人数に合わせて必要な部屋数を計算したり、買い物の合計金額を切り上げて決算する場合などです。計算結果を少し大きめにして、余裕を持たせたいときに非常に便利です。

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まとめ

Excelの切り上げ関数は、数値を指定した基準に合わせて上に丸める便利な関数です。商品やサービスの計算時に頻繁に使われる場面が多く、ビジネスや家計管理でも役立ちます。最初は難しそうに思えるかもしれませんが、基本の使い方を覚えると、さまざまな場面で簡単に活用できます。

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