ExcelのXLOOKUP関数を初心者でもわかりやすく解説！

Excelを使っていると、データの中から特定の情報を探し出す場面がよくありますよね。例えば、社員番号から名前を調べたり、商品コードから価格を確認したり。そんなときに役立つのが、Excelの「XLOOKUP（エックスルックアップ）」関数です。

「XLOOKUPって何？」と感じる方も多いかもしれませんが、実はこれ、従来のVLOOKUP関数よりもずっと使いやすく、便利な機能を持っているんです。今回は、そんなXLOOKUP関数の基本から応用まで、初心者の方にもわかりやすく解説します。

XLOOKUP関数とは？

Excelのイメージ

XLOOKUP関数は、指定した範囲から特定の値を検索し、それに対応するデータを取り出すための関数です。例えば、社員番号を入力すると、その社員の名前や部署名を自動で表示させることができます。

従来のVLOOKUP関数では、検索する値が表の左端にある必要がありました。しかし、XLOOKUP関数では、検索範囲と戻り範囲を自由に指定できるため、表のどの位置にデータがあっても対応可能です。これにより、より柔軟なデータ検索が可能になりました。

では、実際にXLOOKUP関数を使ってみましょう。以下のようなデータがあるとします。

例えば、セルに社員番号「002」を入力したとき、その社員の名前と部署をセルB5とC5に表示させたい場合、以下のように入力します。

これで、社員番号「002」に対応する名前「佐藤花子」と部署「総務部」が自動で表示されます。

XLOOKUP関数では、検索値が見つからない場合に表示するメッセージを指定することができます。例えば、「該当なし」と表示させたい場合、以下のように入力します。

また、部分一致で検索することも可能です。例えば、「鈴木」を含む名前を検索したい場合、以下のように入力します。

これで、「鈴木」を含む名前と部署が表示されます。

XLOOKUP関数は、Microsoft 365のExcel、Excel 2021、およびWeb版のExcelで利用可能です。お使いのExcelがXLOOKUP関数に対応しているかは、任意のセルに「=X」と入力し、候補の一覧にXLOOKUP関数が表示されるかどうかで判断できます。

XLOOKUP関数は、VLOOKUP関数よりも柔軟で使いやすいため、可能であればXLOOKUP関数を使用することをおすすめします。ただし、使用しているExcelのバージョンによっては、VLOOKUP関数しか利用できない場合もありますので、その場合はVLOOKUP関数を使用してください。

はい、XLOOKUP関数では複数の条件で検索することが可能です。例えば、社員番号と部署名の両方を条件にして検索する場合、検索範囲と戻り範囲を適切に指定することで対応できます。

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