Excelを使っていると、「特定のデータを探すのが面倒だな」と感じること、ありませんか？そんなときに便利なのが、Excelの新しい関数「XLOOKUP（エックスルックアップ）」です。今回は、このXLOOKUPを使って、リストから必要な情報を簡単に探し出す方法を、初心者の方にもわかりやすくご紹介します。
XLOOKUPって何？
Excelのイメージ
XLOOKUPは、Excelの新しい検索関数で、特定の値をリストから探し、その横にある情報を取り出すことができます。例えば、社員番号から社員名を調べたり、商品コードから商品名を調べたりするのに使えます。
基本の使い方
例えば、A列に商品コード、B列に商品名があるとします。C1セルに「」と入力したとき、B列から「」に対応する商品名を表示させたい場合、以下のように入力します。
=XLOOKUP(C1, A, B:B, "該当なし")
この式では、C1セルの値（「」）をA列で探し、見つかった場合はその行のB列の値を返します。もし見つからなければ、「該当なし」と表示されます。
リストから選択する方法
XLOOKUPは、データの検索だけでなく、データの入力を簡単にするためにも活用できます。例えば、あるセルに入力した値に応じて、別のセルの選択肢を変える「依存ドロップダウンリスト」を作成することができます。
実際の例
例えば、A列に「果物」「野菜」といったカテゴリがあり、B列にそれぞれのカテゴリに対応する商品名があるとします。セルでカテゴリを選択すると、B1セルでそのカテゴリに対応する商品名を選べるようにするには、以下の手順で設定します。
1. セルにカテゴリを入力（例「果物」）。
2. B1セルに以下の式を入力
=XLOOKUP(, A, B:B, "該当なし")
これで、セルでカテゴリを選ぶと、B1セルの選択肢が自動的に変わります。
よくある質問
Q1: XLOOKUPはどのバージョンのExcelで使えますか？
XLOOKUPは、Excel 365やExcel 2021以降のバージョンで使用できます。古いバージョンのExcelでは使用できませんので、ご注意ください。
Q2: 複数の条件で検索することはできますか？
はい、XLOOKUPは複数の条件を組み合わせて検索することができます。例えば、社員番号と部署名の両方を条件にして検索することが可能です。
Q3: データが見つからない場合、エラーを表示させたくないのですが？
XLOOKUPでは、データが見つからない場合に表示するメッセージを指定することができます。例えば、「該当なし」と表示させることができます。
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まとめ
XLOOKUPを使うことで、Excelでのデータ検索や入力が格段に便利になります。特に、複雑なVLOOKUPやINDEX+MATCHの式を使わなくても済むので、初心者の方にも扱いやすい関数です。
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