ExcelマクロでXLOOKUPを使いこなす！初心者でもできる自動化の第一歩

Excelを使っていて、「同じような検索作業を毎回手動でやるのが面倒だな」と感じたことはありませんか？そんなときに便利なのが、Excelの関数「XLOOKUP」と、それを自動化できる「マクロ（VBA）」です。今回は、初心者の方でもわかりやすいように、XLOOKUPをマクロで使う方法を親しみやすく解説します。

マクロって何？XLOOKUPって何？

Excelのイメージ

まずは、用語の説明から始めましょう。

マクロ（VBA）とは？

マクロとは、Excelの中で繰り返し行う作業を自動化するための仕組みです。例えば、毎月決まったフォーマットでデータを整理する作業をマクロに覚えさせることで、ボタン一つでその作業を自動で行ってくれるようになります。

XLOOKUPとは？

XLOOKUPは、Excelの関数の一つで、ある値を検索して対応するデータを返す機能です。例えば、社員番号から社員名を調べたり、商品コードから商品名を調べたりするのに使います。従来のVLOOKUP関数よりも柔軟で使いやすいと評判です。

実際にやってみよう！XLOOKUPをマクロで使う方法

それでは、実際にExcelでXLOOKUPをマクロで使ってみましょう。以下の手順で進めていきます。

ステップ1データの準備

まず、以下のようなデータをExcelに入力してください。

このデータを「社員データ」として保存しておきます。

ステップ2マクロの作成

次に、以下の手順でマクロを作成します。

Sub XlookupMacro()
    Dim lookupValue As String
    Dim result As Variant

    ' 検索する社員番号を指定
    lookupValue = "102"

    ' XLOOKUP関数を使って社員名を検索
    result = Application.WorksheetFunction.XLookup(lookupValue, Range(""), Range("B2:B4"), "見つかりません")

    ' 結果をメッセージボックスで表示
    MsgBox "社員番号 " & lookupValue & " の社員名は " & result & " です。"
End Sub

ステップ3マクロの実行

マクロを実行するには、以下の手順で行います。

すると、社員番号102の社員名「佐藤」がメッセージボックスで表示されます。

こんなときに便利！XLOOKUPとマクロの活用例

XLOOKUPとマクロを組み合わせることで、以下のような作業を効率化できます。

• 毎月の売上データから、特定の商品コードに対応する売上金額を自動で抽出する。
• 複数のシートから、共通の顧客IDに対応する顧客情報をまとめて取得する。
• 定期的に更新される価格リストから、最新の価格を自動で取得して反映する。

これらの作業をマクロに覚えさせることで、手作業の手間を大幅に削減できます。

よくある質問や疑問

Q1: XLOOKUPはどのバージョンのExcelで使えますか？

XLOOKUPは、Excel 365やExcel 2021以降のバージョンで利用できます。古いバージョンでは使用できないため、その場合はVLOOKUPやINDEX+MATCH関数を代わりに使う必要があります。

Q2: マクロを使うときに注意すべき点はありますか？

マクロを使う際は、以下の点に注意してください。

• マクロを有効にするために、Excelの設定で「マクロを有効にする」を選択する必要があります。
• マクロを含むファイルは、「.xlsm」形式で保存する必要があります。
• 他の人とファイルを共有する際は、マクロが含まれていることを伝えてください。

Q3: 他の関数もマクロで使えますか？

はい、XLOOKUP以外の関数もマクロ内で使用できます。例えば、SUM関数やAVERAGE関数、IF関数などもVBA内で利用可能です。

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まとめ

今回は、ExcelのXLOOKUP関数をマクロで使う方法を解説しました。これにより、手作業で行っていた検索作業を自動化し、効率的に作業を進めることができます。最初は難しく感じるかもしれませんが、少しずつ慣れていきましょう。

他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。