ExcelのXLOOKUP関数で「ゼロ」ではなく「空白」を返す方法

「ExcelでXLOOKUPを使っていると、空白のセルを参照したときに結果が「0」になってしまう…」こんな経験はありませんか？特に、45歳以上の方々にとって、Excelの細かな挙動は混乱の元です。今回は、そんな悩みを解消する方法を、初心者にもわかりやすく解説します。

なぜXLOOKUPは空白を「0」として返すのか？

Excelのイメージ

XLOOKUP関数は、指定した範囲から値を検索して返す便利な関数です。しかし、検索対象のセルが空白の場合、結果として「0」が返されることがあります。これは、Excelが空白セルを「0」として扱うためです。

例えば、次のようなデータがあるとします。

この場合、商品コード「003」を検索すると、結果として「0」が返されてしまいます。これは、商品名が空白だからです。

空白を「0」ではなく、真の空白にする方法

では、空白を「0」ではなく、真の空白として返すにはどうすればよいのでしょうか？

方法1 IF関数とISBLANK関数を組み合わせる

次のような式を使用します。

この式では、XLOOKUPで検索した結果が空白かどうかをISBLANK関数で確認し、空白であれば真の空白（””）を返し、そうでなければXLOOKUPの結果をそのまま返します。

方法2 LET関数を使用してコードを簡潔にする

LET関数を使用すると、式を簡潔にすることができます。

この式では、XLOOKUPの結果を「結果」という名前の変数に格納し、その変数が空白であれば真の空白を返し、そうでなければそのままの結果を返します。

実際の使用例商品コードから商品名を検索する

実際に、商品コードから商品名を検索するシートを作成してみましょう。

このデータを基に、商品コード「003」を検索すると、商品名が空白であるため、結果として真の空白が返されます。

よくある質問や疑問

Q1: XLOOKUPで空白を返すと、他の計算に影響がありますか？

はい、空白を返すことで、他の計算（例えばSUM関数やAVERAGE関数）に影響を与えることがあります。計算に影響を与えたくない場合は、IFERROR関数やIFNA関数を使用して、エラーが発生しないようにすることをおすすめします。

Q2: XLOOKUP以外の関数でも同じように空白を返すことはできますか？

はい、VLOOKUPやINDEX/MATCH関数でも同様の方法で空白を返すことができます。基本的な考え方は同じで、検索結果が空白かどうかを確認し、空白であれば真の空白を返すようにします。

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まとめ

XLOOKUP関数で空白を「0」ではなく、真の空白として返す方法について解説しました。これらの方法を活用することで、より正確で見やすいデータを作成することができます。Excelの操作に不安がある方も、ぜひ試してみてください。

他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。