Excelを使っていると、複数の条件に合ったデータを探したい場面がよくありますよね。そんなときに便利なのが、XLOOKUP（エックスルックアップ）関数です。今回は、初心者の方でもわかりやすく、XLOOKUPを使って複数の条件でデータを検索する方法をご紹介します。
XLOOKUP関数とは？
Excelのイメージ
XLOOKUP関数は、指定した範囲から条件に合ったデータを検索するExcelの関数です。従来のVLOOKUP関数と比べて、柔軟で使いやすいと評判です。
基本の使い方
まずは、XLOOKUP関数の基本的な使い方を見てみましょう。
- lookup_value: 検索したい値（例: 商品名）
- lookup_array: 検索対象の範囲（例: 商品名が並んでいる列）
- return_array: 検索結果として返す範囲（例: 価格が並んでいる列）
例えば、以下のようなデータがあるとします。
| 商品名 | 価格 |
|---|---|
| リンゴ | 100円 |
| バナナ | 150円 |
| みかん | 120円 |
このとき、「バナナ」の価格を調べたい場合、以下のように入力します。
=XLOOKUP("バナナ", , B2:B4)
結果は「150円」と表示されます。
複数の条件で検索する方法
複数の条件でデータを検索するには、XLOOKUP関数と論理演算を組み合わせます。
AND条件（すべての条件を満たす場合）
例えば、「商品名が『バナナ』で、価格が120円以上」の商品を検索する場合、以下のように入力します。
=XLOOKUP(1, (="バナナ")*(B2:B4>=120), B2:B4)
この式では、A列が「バナナ」であり、かつB列が120円以上である行を検索します。
OR条件（いずれかの条件を満たす場合）
次に、「商品名が『バナナ』または『みかん』」の価格を検索する場合、以下のように入力します。
=XLOOKUP(1, (="バナナ")+(="みかん"), B2:B4)
この式では、A列が「バナナ」または「みかん」である行を検索します。
よくある質問
Q1: 複数の条件を組み合わせて検索する際、AND条件とOR条件はどのように使い分けるべきですか？
AND条件は、すべての条件を満たすデータを検索したい場合に使用します。一方、OR条件は、いずれかの条件を満たすデータを検索したい場合に使用します。
Q2: XLOOKUP関数はどのバージョンのExcelで使用できますか？
XLOOKUP関数は、Excel 365およびExcel 2021以降のバージョンで使用できます。古いバージョンのExcelでは使用できませんので、注意が必要です。
Q3: 複数の条件で検索する際、IF関数を使う方法はありますか？
はい、IF関数を使って条件を絞り込む方法もあります。例えば、以下のように入力します。
=XLOOKUP("バナナ", IF(B2:B4>=120, ), B2:B4)
この式では、B列が120円以上の行に対応するA列の値を検索します。
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まとめ
XLOOKUP関数を使うことで、複数の条件に基づいてデータを柔軟に検索することができます。AND条件やOR条件を組み合わせることで、より複雑な検索も可能です。ぜひ、実際のデータで試してみてください。
他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。
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