初心者でもできる！ExcelのXLOOKUP関数を使った検索方法と活用例

Excelでデータを検索する際、VLOOKUPやHLOOKUPを使ったことがある方も多いと思います。しかし、これらの関数には使いにくさや制限がありました。そこで登場したのが、より柔軟で使いやすい「XLOOKUP関数」です。今回は、XLOOKUP関数の基本的な使い方から、実際の活用例まで、初心者の方にもわかりやすく解説します。

XLOOKUP関数とは？

Excelのイメージ

XLOOKUP関数は、指定した値を検索し、対応する値を返すExcelの関数です。VLOOKUPやHLOOKUPの後継として登場し、以下のような特徴があります。

XLOOKUP関数の基本構文と使い方

XLOOKUP関数の基本構文は以下の通りです。

それぞれの引数について簡単に説明します。

実際に使ってみよう！XLOOKUPの活用例

では、実際にXLOOKUP関数を使ってみましょう。以下のようなデータがあるとします。

このデータから、社員ID「103」の氏名を検索する場合、以下のようにXLOOKUP関数を使用します。

この式は、\:の範囲から「103」を検索し、対応するB2\:B5の範囲から氏名を返します。結果は「高橋」となります。

応用編複数の条件で検索する方法

XLOOKUP関数は、複数の条件を組み合わせて検索することも可能です。例えば、部署が「営業」で、社員IDが「101」の氏名を検索する場合、以下のように式を組み合わせます。

この式では、\:が「101」であり、かつC2\:C5が「営業」である行を検索し、対応するB2\:B5の範囲から氏名を返します。

よくある質問や疑問

Q1: XLOOKUP関数はどのバージョンのExcelで使用できますか？

XLOOKUP関数は、Excel 365およびExcel 2021以降のバージョンで使用できます。Excel 2019以前のバージョンでは使用できません。

Q2: VLOOKUP関数との違いは何ですか？

VLOOKUP関数は、検索範囲の左端の列から右方向にのみ検索できますが、XLOOKUP関数は検索範囲と返す範囲を自由に指定でき、左右どちらの方向にも検索が可能です。また、XLOOKUP関数はエラー処理や複数条件での検索が容易です。

Q3: XLOOKUP関数でワイルドカードを使った検索はできますか？

はい、XLOOKUP関数では、引数に「2」を指定することで、ワイルドカード（*、?）を使った部分一致検索が可能です。

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まとめ

XLOOKUP関数は、従来のVLOOKUPやHLOOKUPに比べて、より柔軟で使いやすい検索機能を提供します。初心者の方でも、基本的な使い方を覚えることで、日々の業務やデータ分析に役立てることができます。ぜひ、実際のデータを使ってXLOOKUP関数を試してみてください。

他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。