Excelユーザー定義関数の高度な実装方法【初心者向け解決ガイド】

皆さん、こんにちは。Excelを使っていて、「こんな関数があれば便利なのに」と思ったことはありませんか？実は、Excelでは自分だけのオリジナル関数、つまりユーザー定義関数（UDF）を作成することができるんです。今回は、このユーザー定義関数の作り方や活用方法を、初心者の方にもわかりやすくお伝えします。

ユーザー定義関数とは？
ユーザー定義関数の作成手順
ユーザー定義関数の活用例
1. 1. 文字列を逆順にする関数
2. 2. メールアドレスの形式を確認する関数
よくある質問や疑問
1. ユーザー定義関数を作成すると、他のパソコンでも使えますか？
2. ユーザー定義関数を削除したい場合はどうすればいいですか？
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

ユーザー定義関数とは？

Excelのイメージ

まず、ユーザー定義関数について簡単に説明します。通常、ExcelにはSUMやIFなどの標準関数が用意されていますが、これらでは対応しきれない独自の計算や処理を行いたい場合があります。そんなときに役立つのがユーザー定義関数です。これは、自分で作成した関数をExcel上で使えるようにするもので、作業の効率化に大いに役立ちます。

ユーザー定義関数の作成手順

では、具体的にユーザー定義関数を作成してみましょう。以下の手順で進めていきます。

VBAエディタを開くExcelの上部メニューから「開発」タブをクリックし、「Visual Basic」を選択します。もし「開発」タブが表示されていない場合は、ファイルメニューの「オプション」から「リボンのユーザー設定」で「開発」にチェックを入れてください。
新しいモジュールを挿入するVBAエディタが開いたら、上部メニューの「挿入」から「モジュール」を選択します。これで新しいモジュールが追加され、コードを入力できる状態になります。
関数を定義する挿入したモジュールに、以下のようなコードを入力します。
vba Function 円の面積(半径 As Double) As Double 円の面積 = 3.14 * 半径 * 半径 End Function

この例では、半径を入力すると円の面積を計算して返す関数を作成しています。
関数を保存して閉じるコードの入力が終わったら、VBAエディタを閉じてExcelに戻ります。これで関数の作成は完了です。
関数を使用する作成した関数は、通常の関数と同じように使用できます。例えば、セルに`=円の面積(5)`と入力すると、半径5の円の面積が計算されます。

ユーザー定義関数の活用例

ユーザー定義関数は、さまざまな場面で活用できます。以下にいくつかの例を紹介します。

1. 文字列を逆順にする関数

vba

Function 文字列逆転(文字列 As String) As String

    Dim i As Integer

    For i = Len(文字列) To 1 Step -1

        文字列逆転 = 文字列逆転 & Mid(文字列, i, 1)

    Next i

End Function

この関数を使うと、例えば`=文字列逆転(“こんにちは”)`と入力すると、「はちにんこ」と表示されます。

2. メールアドレスの形式を確認する関数

vba

Function メールアドレス確認(メール As String) As Boolean

    If InStr(1, メール, "@") > 1 And InStr(1, メール, ".") > InStr(1, メール, "@") + 1 Then

        メールアドレス確認 = True

    Else

        メールアドレス確認 = False

    End If

End Function

この関数を使うと、`=メールアドレス確認(“example@example.com”)`と入力して、正しい形式であればTRUE、そうでなければFALSEが返されます。