Excelで「名前の重複」エラーを解消する方法

2025.02.23

こんにちは！今日は、Excelでシートをコピーしようとしたときに表示される「名前の重複」エラーについてお話しします。このエラー、突然出てきて驚かれる方も多いのではないでしょうか？でも大丈夫です。今回は、このエラーの原因と、その解決方法を初心者の方にもわかりやすく説明します。

「名前の重複」エラーとは？
エラーが発生したときの対処方法
よくある質問や疑問
1. Q1. マクロを使うのが怖いのですが、大丈夫でしょうか？
2. Q2. 名前を削除すると、他の部分に影響はありませんか？
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

「名前の重複」エラーとは？

Excelのイメージ

まず、このエラーがなぜ発生するのかを見てみましょう。Excelでは、セル範囲や数式に特定の名前を付けて管理する「名前の定義」という機能があります。シートをコピーする際、同じ名前が既に存在すると、「名前’○○’は既に存在します」といったエラーメッセージが表示されるのです。これが「名前の重複」エラーの正体です。

エラーが発生したときの対処方法

では、このエラーが出たとき、どのように対処すれば良いのでしょうか？以下の手順で解決できます。

1. 名前の管理を開く

まず、問題のあるExcelファイルを開きます。次に、キーボードの「Ctrl」キーと「F3」キーを同時に押して、「名前の管理」ウィンドウを表示します。このウィンドウでは、現在のブックで定義されているすべての名前が一覧表示されます。

2. 不要な名前を削除する

「名前の管理」ウィンドウ内で、不要な名前や「#REF!」と表示されているエラーのある名前を選択し、削除します。複数の名前を選択する場合は、CtrlキーやShiftキーを押しながらクリックすると便利です。

3. 非表示の名前を表示して削除する

場合によっては、「名前の管理」ウィンドウに表示されない隠れた名前が存在することがあります。これらを削除するには、以下の手順でマクロを使用します。

Excelの「開発」タブをクリックし、「Visual Basic」を選択します。
表示されたウィンドウで、「挿入」→「標準モジュール」を選択します。

以下のコードをコピーして貼り付けます。

Sub DeleteHiddenNames()
    Dim n As Name
    For Each n In ThisWorkbook.Names
        If Not n.Visible Then
            n.Visible = True
            n.Delete
        End If
    Next n
End Sub