Excelでエラーを表示させない方法【初心者向け解説ガイド】

皆さん、Excelを使っていて「#DIV/0!」や「#N/A」といったエラー表示に困ったことはありませんか？これらのエラーは、データが未入力だったり、数式に問題があると表示されるものです。今回は、これらのエラーを表示させない方法を、初心者の方にもわかりやすく解説します。

エラー表示の原因と対処法

Excelのイメージ

まず、よく見かけるエラー表示の原因と、その対処法を見ていきましょう。

#DIV/0! エラーの原因と対処法

このエラーは、数式で「0」で割り算をしようとしたときに表示されます。例えば、売上を個数で割って単価を求める際、個数が未入力（0）の場合に発生します。

対処法

– IFERROR関数を使う方法 計算式にIFERROR関数を組み合わせることで、エラー時に別の値やメッセージを表示できます。

例

この数式では、をB1で割った結果がエラーの場合、「エラー」と表示されます。

– IF関数を使う方法 IF関数で分母が0かどうかを確認し、0の場合は別の値を表示するように設定します。

例

この数式では、B1が0の場合「エラー」と表示し、そうでない場合はをB1で割った結果を表示します。

#N/A エラーの原因と対処法

このエラーは、VLOOKUP関数などで指定したデータが見つからないときに表示されます。例えば、商品コードを入力して商品名を表示させる際、該当する商品コードがデータベースにない場合に発生します。

対処法

– IFERROR関数を使う方法 VLOOKUP関数と組み合わせて、エラー時に別の値やメッセージを表示できます。

例

この数式では、の値がデータ範囲内にない場合、「データなし」と表示されます。

– IF関数とISERROR関数を使う方法 エラーの有無を確認し、エラーの場合は別の値を表示します。

例

この数式では、エラーの場合「データなし」と表示し、エラーでない場合はVLOOKUPの結果を表示します。

エラー表示を非表示にする方法

エラー表示そのものを非表示にしたい場合、以下の方法があります。

IFERROR関数でエラーを非表示にする

IFERROR関数を使って、エラー時に空白を表示するよう設定できます。

例

この数式では、計算式がエラーの場合、空白を表示します。

印刷時にエラーを非表示にする

印刷時にエラーを非表示にするには、以下の手順で設定できます。

1. ページレイアウトタブをクリック Excelの上部にある「ページレイアウト」タブをクリックします。
2. 印刷タイトルをクリック 「ページ設定」グループ内の「印刷タイトル」をクリックします。
3. シートタブを選択 表示されたダイアログボックスで「シート」タブを選択します。
4. エラーセルの表示設定 「セルのエラー値を表示しない」にチェックを入れ、OKをクリックします。

これで、印刷時にエラーが表示されなくなります。

よくある質問や疑問

IFERROR関数とIF関数の違いは何ですか？

IFERROR関数は、数式全体のエラーを一括で処理します。一方、IF関数は特定の条件を設定して処理を行います。

エラー表示を非表示にすると問題がありますか？

エラーを非表示にすると、データの不備に気づきにくくなる可能性があります。非表示にする際は、データの正確性に注意しましょう。

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まとめ

Excelでのエラー表示は、データ入力や数式のミスを知らせてくれる重要なサインです。しかし、見た目を整えるために非表示にしたい場合もあります。今回ご紹介した方法を活用して、エラー表示を適切に管理し、快適なExcelライフを送りましょう。

他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。