皆さん、Excelで作業中に「FIND関数」を使っていて、突然「#VALUE!」というエラーが表示されて困った経験はありませんか?今回は、このFIND関数でよくあるエラーの原因と、その解決方法について、初心者の方にもわかりやすくお伝えします。
FIND関数とは?
まず、FIND関数について簡単に説明します。FIND関数は、指定した文字列が他の文字列内で最初に現れる位置を返す関数です。例えば、「Excelは便利なツールです」という文章の中から「便利」という文字列を探す場合、FIND関数を使うと「7」という結果が得られます。これは、「便利」が文章の7文字目から始まっているためです。
FIND関数で発生する主なエラーとその原因
FIND関数を使用する際に、特によく見られるエラーが「#VALUE!」です。このエラーが表示される主な原因を見てみましょう。
1. 検索文字列が見つからない場合
FIND関数は、大文字と小文字を区別して検索を行います。そのため、例えば「Excel」という文字列を探そうとして「excel」と入力すると、同じ単語でも大文字と小文字が一致しないため、見つけることができず「#VALUE!」エラーが表示されます。
2. 開始位置の指定が不適切な場合
FIND関数には、検索を開始する位置を指定する「開始位置」という引数があります。この引数に「0」や負の値を指定すると、エラーが発生します。また、開始位置が対象の文字列の長さを超えている場合も同様に「#VALUE!」エラーが表示されます。
エラーを防ぐための対処法
では、これらのエラーを防ぐためにはどうすれば良いのでしょうか。具体的な対処法を見ていきましょう。
1. 大文字と小文字を区別しない検索を行う
FIND関数は大文字と小文字を区別しますが、区別せずに検索を行いたい場合は「SEARCH関数」を使用することをおすすめします。SEARCH関数は、大文字と小文字を区別せずに検索を行います。例えば、「=SEARCH(“excel”, “Excelは便利なツールです”)」と入力すると、「1」という結果が得られます。これは、「Excel」が文章の1文字目から始まっているためです。
2. エラー時に別の値を返すように設定する
FIND関数を使用していて、検索文字列が見つからない場合にエラーが表示されるのを防ぐためには、「IFERROR関数」と組み合わせる方法があります。例えば、「=IFERROR(FIND(“便利”, “Excelは便利なツールです”), “見つかりません”)」と入力すると、検索文字列が見つからない場合には「見つかりません」と表示されるようになります。
3. 開始位置の指定に注意する
開始位置を指定する際には、必ず「1」以上の正の整数を入力してください。例えば、文章の3文字目から検索を開始したい場合は、「=FIND(“便利”, “Excelは便利なツールです”, 3)」と入力します。
よくある質問や疑問
FIND関数で検索する際に、特定の文字が見つからない場合はどうすれば良いですか?
検索文字列が見つからない場合、FIND関数は「#VALUE!」エラーを返します。このエラーを防ぐためには、IFERROR関数と組み合わせて、エラー時に別の値やメッセージを表示するように設定すると良いでしょう。
大文字と小文字を区別せずに検索したいのですが、どうすれば良いですか?
その場合は、FIND関数ではなくSEARCH関数を使用してください。SEARCH関数は大文字と小文字を区別せずに検索を行います。
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まとめ
FIND関数は、Excelで特定の文字列を探す際に非常に便利な関数ですが、使用する際にはいくつかの注意点があります。特に、大文字と小文字の区別や開始位置の指定には気をつけてください。また、エラーが発生した際には、IFERROR関数と組み合わせて対処することをおすすめします。これらのポイントを押さえて、Excelでの作業をよりスムーズに進めてください。
他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。
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