こんにちは！今回は、Excel VBAで「○○の間は繰り返そう」といった繰り返し処理を行うためのDo文について、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
Do文って何？繰り返し処理の基本を知ろう
Excelのイメージ
Do While ～ Loop条件を満たす間、処理を繰り返す
Do While ～ Loop文は、指定した条件がTrue（真）である間、処理を繰り返します。例えば、セルからまでに「1」を入力する場合、以下のように記述します。
vba
Sub Sample1()
Dim i As Integer
i = 1
Do While i <= 10
Cells(i, 1).Value = 1
i = i + 1
Loop
End Sub
このコードでは、変数iが1から10までの間、セルに「1」を入力し続けます。
Do Until ～ Loop条件を満たすまで、処理を繰り返す
Do Until ～ Loop文は、指定した条件がTrue（真）になるまで、処理を繰り返します。先ほどと同じ処理をDo Until ～ Loopで書くと、以下のようになります。
vba
Sub Sample2()
Dim i As Integer
i = 1
Do Until i > 10
Cells(i, 1).Value = 1
i = i + 1
Loop
End Sub
このコードでは、変数iが10を超えるまで、セルに「1」を入力し続けます。
Do文の応用条件の位置とループの制御
条件を後置するDo ～ Loop While / Do ～ Loop Until
条件を後置することで、処理を最低1回は実行することができます。例えば、以下のように記述します。
vba
Sub Sample3()
Dim i As Integer
i = 1
Do
Cells(i, 1).Value = 1
i = i + 1
Loop While i <= 10
End Sub
このコードでは、変数iが1から10までの間、セルに「1」を入力し続けます。
ループを途中で抜けるExit Do
ループの途中で条件を満たした場合に、ループを抜けることができます。以下のように記述します。
vba
Sub Sample4()
Dim i As Integer
i = 1
Do While i <= 10
If i = 5 Then
Exit Do
End If
Cells(i, 1).Value = 1
i = i + 1
Loop
End Sub
このコードでは、変数iが5になった時点でループを終了します。
実践例空白セルまでデータを入力する
実際の業務では、データの入力が終わるまで処理を繰り返すことがあります。例えば、A列にデータが入力されている間、B列に連番を入力する場合、以下のように記述します。
vba
Sub Sample5()
Dim i As Integer
i = 1
Do While Cells(i, 1).Value <> ""
Cells(i, 2).Value = i
i = i + 1
Loop
End Sub
このコードでは、A列のセルが空白でない間、B列に連番を入力し続けます。
よくある質問や疑問
Q1: Do WhileとDo Untilの違いは何ですか？
Do Whileは、条件がTrueの間、処理を繰り返します。一方、Do Untilは、条件がFalseの間、処理を繰り返します。つまり、Do Whileは「条件を満たす間」、Do Untilは「条件を満たすまで」と覚えると良いでしょう。
Q2: 無限ループになってしまった場合、どうすればいいですか？
無限ループになってしまった場合は、キーボードの「Ctrl」キーと「Break」キーを同時に押すことで、処理を強制終了できます。ただし、条件式を適切に設定し、必ずループが終了するようにすることが重要です。
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まとめ
今回は、Excel VBAで「○○の間は繰り返そう」といった繰り返し処理を行うためのDo文について解説しました。Do WhileやDo Untilを使いこなすことで、より柔軟な処理が可能になります。ぜひ、実際の業務で活用してみてください。
他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。
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