皆さん、Excelを使っていて「#DIV/0!」や「#N/A」といったエラーを見たことはありませんか?これらのエラーがどれくらいあるのか数えたいと思ったことはありませんか?今回は、Excelでエラーの数を簡単に数える方法を、初心者の方にもわかりやすく解説します。
エラーを数えるための関数ISERRORとSUMPRODUCT
まず、エラーを数えるために使う関数をご紹介します。
ISERROR関数とは?
ISERROR関数は、指定したセルがエラーかどうかを判定する関数です。エラーであれば「TRUE」、そうでなければ「FALSE」を返します。
SUMPRODUCT関数とは?
SUMPRODUCT関数は、指定した範囲の数値を合計する関数です。複数の範囲を掛け合わせて、その結果を合計することもできます。
ISERRORとSUMPRODUCTを組み合わせてエラーをカウントする方法
これらの関数を組み合わせることで、エラーの数を数えることができます。
具体的な手順
1. エラーをカウントしたい範囲を選択例えば、からまでの範囲とします。
2. 数式を入力以下の数式を入力します。
`=SUMPRODUCT(ISERROR()*1)`
3. Enterキーを押すこれで、指定した範囲内のエラーの数が表示されます。
この数式のポイントは、ISERROR関数でエラーを「TRUE」と判定し、それを1に変換してSUMPRODUCT関数で合計している点です。
COUNTIF関数ではエラーをカウントできない理由
「COUNTIF関数でエラーを数えられないの?」と思う方もいるかもしれません。実際、COUNTIF関数は特定の値をカウントするのに便利ですが、エラーを直接カウントすることはできません。これは、COUNTIF関数がエラーを条件として認識しないためです。
エラー以外のセルの数を数える方法
エラーの数だけでなく、エラー以外のセルの数を知りたい場合もありますよね。その場合は、以下の手順で求めることができます。
1. 全体のセル数を求める例えば、からまでの範囲であれば、10個のセルがあります。
2. エラーの数を求める先ほどの方法でエラーの数を数えます。
3. エラー以外のセル数を計算する全体のセル数からエラーの数を引きます。
具体的な数式としては、以下のようになります。
`=COUNTA() – SUMPRODUCT(ISERROR()*1)`
これで、エラー以外のセルの数を求めることができます。
よくある質問や疑問
COUNTIF関数でエラーを数えられますか?
いいえ、COUNTIF関数ではエラーを直接カウントすることはできません。ISERROR関数とSUMPRODUCT関数を組み合わせてカウントする方法がおすすめです。
エラーを無視して合計を求める方法はありますか?
はい、AGGREGATE関数を使用することで、エラーを無視して合計を求めることができます。例えば、範囲からの合計を求める場合、以下の数式を使用します。
`=AGGREGATE(9, 6, )`
ここで、9はSUM関数を指し、6はエラーを無視するオプションです。
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まとめ
今回は、Excelでエラーの数を数える方法について解説しました。ISERROR関数とSUMPRODUCT関数を組み合わせることで、簡単にエラーの数をカウントできます。また、AGGREGATE関数を使えば、エラーを無視して合計を求めることも可能です。ぜひ、これらの方法を活用して、Excel作業をより効率的に進めてください。
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