Excelで「名前付き範囲」を定義・参照する方法｜初心者向け解説

Excelを使っていると、「このセル範囲に名前を付けて、関数で使いたいな」と思うこと、ありませんか？でも、「名前付き範囲って何だろう？」と感じる方も多いはず。今回は、そんな初心者の方にもわかりやすく、Excelの「名前付き範囲」の定義方法と参照方法をご紹介します。

名前付き範囲って何？

Excelのイメージ

Excelの「名前付き範囲」とは、セルやセル範囲に名前を付けて、関数や数式でその名前を使うことで、よりわかりやすく、ミスを減らすための機能です。

例えば、売上データの範囲に「売上」と名前を付けると、数式内で「売上」と入力するだけでその範囲を参照できるようになります。これにより、セルの位置を気にせずに数式を作成でき、作業効率がアップします。

名前付き範囲の定義方法

名前付き範囲を定義する方法は、非常に簡単です。以下の手順で設定できます。

これだけで、選択したセル範囲に名前が付きました。

名前付き範囲を関数で参照する方法

定義した名前付き範囲は、関数や数式で簡単に参照できます。例えば、VLOOKUP関数を使って、商品名から価格を検索する場合、以下のように入力します。

ここで、「商品リスト」は事前に定義した名前付き範囲です。これにより、数式がわかりやすくなり、他の人が見ても何をしているのか理解しやすくなります。

名前付き範囲の管理方法

定義した名前付き範囲は、後から編集・削除することも可能です。以下の手順で管理できます。

これで、名前付き範囲の変更や削除ができます。

よくある質問や疑問

Q1: 名前付き範囲に付けられる名前にルールはありますか？

はい、名前には以下のルールがあります。

• 名前の先頭に数字は使えません。
• スペースは使用できません。
• 記号（例&、%、#）は使用できません。
• 既存の関数名（例SUM、AVERAGE）と重複しないようにしましょう。

Q2: 名前付き範囲を複数のシートで共有できますか？

はい、名前付き範囲はブック全体で共有されます。異なるシートでも同じ名前を使って参照できます。

Q3: 名前付き範囲を削除すると、数式に影響がありますか？

名前付き範囲を削除すると、その名前を使っている数式はエラーになります。削除前に影響を確認しましょう。

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まとめ

Excelの「名前付き範囲」を活用することで、数式がわかりやすくなり、作業効率が向上します。初心者の方でも簡単に設定できるので、ぜひ試してみてください。

他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。