Excel VBAでのShowAllDataエラー解決ガイド

こんにちは！今日は、Excel VBAを使っていて「ShowAllData」メソッドを実行した際に発生するエラーについて、初心者の方にもわかりやすく解説します。この問題は多くの方が直面するものですが、正しい対処法を知っていれば怖くありません。

ShowAllDataメソッドとは？
エラーが発生する主な原因
エラーを回避する方法
1. 1. フィルターの適用状態を確認する
2. 2. テーブル内のセルを選択する
よくある質問や疑問
1. Q1. フィルターが設定されていないシートで「ShowAllData」を実行するとどうなりますか？
2. Q2. テーブル内のフィルターを解除する際の注意点は何ですか？
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

ShowAllDataメソッドとは？

Excelのイメージ

まず、「ShowAllData」メソッドは、Excelのオートフィルターで隠されたデータをすべて表示するためのものです。フィルターを解除して、シート内のすべてのデータを見えるようにする際に使用します。

エラーが発生する主な原因

「ShowAllData」メソッドを使用する際に、以下のようなエラーが発生することがあります

– 実行時エラー’1004′「WorkSheetクラスのShowAllDataメソッドが失敗しました」と表示されます。

このエラーの主な原因は以下のとおりです

ここがポイント！

フィルターが適用されていない状態で「ShowAllData」を実行した。
フィルターが設定されていないシートで「ShowAllData」を実行した。
テーブル内のセルが選択されていない状態で「ShowAllData」を実行した。

これらの状況では、フィルターが存在しないため、「ShowAllData」を実行するとエラーが発生します。

エラーを回避する方法

エラーを防ぐためには、「ShowAllData」を実行する前に、フィルターが適用されているかを確認することが重要です。以下に具体的な対処方法を紹介します。

1. フィルターの適用状態を確認する

「FilterMode」プロパティを使用して、シートにフィルターが適用されているかを確認できます。フィルターが適用されている場合のみ「ShowAllData」を実行するようにします。

vba

Sub ClearFilter()

    If ActiveSheet.FilterMode Then

        ActiveSheet.ShowAllData

    End If

End Sub

このコードでは、まず「FilterMode」でフィルターの状態をチェックし、適用されていれば「ShowAllData」でフィルターを解除します。

2. テーブル内のセルを選択する

テーブル（リストオブジェクト）にフィルターが設定されている場合、テーブル外のセルが選択されていると「ShowAllData」が正しく機能しないことがあります。そのため、テーブル内のセルを選択してから「ShowAllData」を実行することが推奨されます。

vba

Sub ClearTableFilter()

    With ActiveSheet.ListObjects("Table1")

        .Range.Cells(1, 1).Select ' テーブル内のセルを選択

        If .ShowAutoFilter Then

            .AutoFilter.ShowAllData

        End If

    End With

End Sub

このコードでは、まずテーブル内のセルを選択し、その後でフィルターを解除しています。