Excelで作業をしていると、「あと1行だけ追加したい」「この列、間違って入力したから削除したい」なんてこと、ありますよね。そんな時、マウスを使って操作するのもいいですが、キーボードショートカットを覚えると、作業がぐっと楽になりますよ。今回は、Excel初心者の方でもわかりやすく、行や列の挿入・削除方法をご紹介します。
行や列を挿入する方法
Excelのイメージ
マウスを使って行や列を挿入する
まずは、マウスを使った方法からご紹介します。
- 挿入したい位置の行番号や列番号を右クリックします。
- 表示されるメニューから「挿入」を選択します。
これで、選択した位置に新しい行や列が挿入されます。例えば、3行目と4行目の間に新しい行を挿入したい場合、4行目の行番号を右クリックして「挿入」を選ぶと、4行目が下にずれて新しい行が追加されます。
キーボードショートカットを使って行や列を挿入する
キーボードを使うと、さらにスピーディーに操作できます。
- 挿入したい位置の行番号や列番号を選択します。
- 行を挿入する場合は「Ctrl」＋「Shift」＋「+」を押します。
- 列を挿入する場合は「Ctrl」＋「Space」で列全体を選択し、その後「Ctrl」＋「Shift」＋「+」を押します。
これで、選択した行や列の上または左に新しい行や列が挿入されます。複数行や複数列を一度に挿入したい場合は、挿入したい数だけ行や列を選択してから同じ操作をすれば、まとめて挿入できます。
ダイアログボックスを使って行や列を挿入する
もう一つの方法は、ダイアログボックスを使う方法です。
- 挿入したい位置のセルを選択します。
- 「Ctrl」＋「Shift」＋「;」を押して、「挿入」ダイアログボックスを開きます。
- 方向キーで「行全体」または「列全体」を選択し、「Enter」を押します。
この方法では、挿入する行や列の範囲を細かく指定できるので、より柔軟な操作が可能です。
行や列を削除する方法
次に、不要な行や列を削除する方法をご紹介します。
マウスを使って行や列を削除する
- 削除したい行番号や列番号を右クリックします。
- 表示されるメニューから「削除」を選択します。
これで、選択した行や列が削除されます。削除した後、下の行や右の列が自動的に上や左に詰められます。
キーボードショートカットを使って行や列を削除する
キーボードを使うと、さらに効率的に削除できます。
- 削除したい行番号や列番号を選択します。
- 行を削除する場合は「Ctrl」＋「Shift」＋「-」を押します。
- 列を削除する場合は「Ctrl」＋「Space」で列全体を選択し、その後「Ctrl」＋「Shift」＋「-」を押します。
これで、選択した行や列が削除されます。複数行や複数列を一度に削除したい場合も、同じ操作でまとめて削除できます。
ダイアログボックスを使って行や列を削除する
ダイアログボックスを使う方法もあります。
- 削除したい行や列のセルを選択します。
- 「Ctrl」＋「-」を押して、「削除」ダイアログボックスを開きます。
- 方向キーで「行全体」または「列全体」を選択し、「Enter」を押します。
この方法では、削除する範囲を細かく指定できるので、誤って必要なデータを削除するリスクを減らせます。
よくある質問や疑問
Q1: 複数の行や列を一度に挿入・削除するにはどうすればいいですか？
複数の行や列を一度に挿入・削除するには、まず挿入・削除したい数だけ行や列を選択します。その後、上記の方法で挿入や削除を行うと、選択した範囲に対して一度に操作が適用されます。
Q2: 行や列を挿入・削除した後、書式がどうなるのですか？
行や列を挿入・削除すると、既存の書式が新しい行や列に引き継がれます。書式を引き継ぎたくない場合は、挿入後に「挿入オプション」ボタンをクリックし、「書式なし」を選択すると、書式が適用されません。
Q3: 間違って行や列を削除してしまった場合、元に戻す方法はありますか？
はい、間違って削除してしまった場合でも、すぐに「Ctrl」＋「Z」を押すことで、直前の操作を元に戻すことができます。このショートカットは、削除だけでなく、他の操作にも適用できます。
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まとめ
Excelでの行や列の挿入・削除は、マウスを使った方法だけでなく、キーボードショートカットやダイアログボックスを使うことで、より効率的に作業を進めることができます。特に、複数の行や列を一度に操作する場合、ショートカットを覚えておくと大変便利です。
他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。
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