Excelでデータを抽出するのは難しそうに思えるかもしれませんが、実は「FILTER関数」を使えば、誰でも簡単に必要な情報を取り出すことができます。今回は、初心者の方でもわかりやすいように、実際の例を交えて解説していきます。
FILTER関数とは?
FILTER関数は、指定した条件に合致するデータを抽出するためのExcelの関数です。例えば、売上データの中から特定の地域や金額以上のデータだけを取り出すことができます。
基本の構文
FILTER関数の基本的な書き方は以下の通りです
=FILTER(配列, 含む, )
* 配列抽出したいデータの範囲
* 含む抽出する条件
* 条件に合致するデータがない場合に表示する値(省略可能)
実際の例
例えば、以下のような売上データがあるとします
| 日付 | 地域 | 売上金額 |
|---|---|---|
| 2025/05/01 | 関東 | 50,000円 |
| 2025/05/02 | 関西 | 30,000円 |
| 2025/05/03 | 関東 | 70,000円 |
| 2025/05/04 | 中部 | 40,000円 |
この中から、「関東」地域のデータだけを抽出したい場合、以下のように入力します
=FILTER(C5, B2:B5="関東", "該当なし")
これで、「関東」地域のデータだけが表示されます。
FILTER関数の応用テクニック
複数の条件で絞り込む
複数の条件を組み合わせてデータを抽出することも可能です。例えば、「関東」地域で「50,000円以上」の売上データを取り出す場合、以下のように入力します
=FILTER(C5, (B2:B5="関東")*(C2:C5>=50000), "該当なし")
ここで、`*`(掛け算)を使うことで、両方の条件を満たすデータだけを抽出しています。
データがない場合の表示をカスタマイズ
条件に合致するデータがない場合、デフォルトでは「#CALC!」と表示されますが、これを「該当なし」などに変更することができます。例えば、以下のように入力します
=FILTER(C5, B2:B5="北海道", "該当なし")
これで、「北海道」地域のデータがない場合、「該当なし」と表示されます。
実務での活用例
実際の業務でFILTER関数を活用する場面を考えてみましょう。例えば、月次の売上報告書を作成する際に、特定の地域や商品ごとのデータを抽出して集計することができます。FILTER関数を使えば、手作業でのフィルタリングや集計作業を大幅に削減できます。
よくある質問や疑問
Q1: FILTER関数はどのバージョンのExcelで使えますか?
FILTER関数は、Microsoft 365やExcel 2021以降のバージョンで利用可能です。Excel 2019以前のバージョンでは使用できません。
Q2: 複数の条件をAND条件で指定する場合、どうすればよいですか?
複数の条件をAND条件で指定するには、条件を掛け算で組み合わせます。例えば、「関東」地域で「50,000円以上」の売上データを抽出する場合、以下のように入力します
=FILTER(C5, (B2:B5="関東")*(C2:C5>=50000), "該当なし")
Q3: FILTER関数が使えない場合、どうすればよいですか?
FILTER関数が使えない場合は、従来のフィルター機能や、VLOOKUP関数、INDEX関数とMATCH関数の組み合わせなどを利用することができます。これらの方法についても学んでおくと便利です。
まとめ
FILTER関数を使えば、Excelでのデータ抽出が格段に簡単になります。特に、条件を変更しても自動で結果が更新される点は、業務の効率化に大いに役立ちます。ぜひ、実際のデータを使って練習してみてください。
他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。



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