Excelで有効数字を3桁に設定する方法とは？【初心者解決ガイド】

こんにちは！今日は、Excelで数値を「有効数字3桁」に設定する方法を、初心者の方にもわかりやすくお伝えします。「有効数字」とは、計算や表示の際に重要な桁数のことです。例えば、123.456という数値があった場合、3桁の有効数字にすると123に丸められます。

では、具体的な方法を見ていきましょう。

ROUND関数を使って有効数字を3桁にする方法
1. STEP1: セルに数式を入力
2. STEP2: 他の数値でも試してみる
表示形式を変更して有効数字を3桁にする方法
ROUND関数と表示形式の違い
よくある質問や疑問
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

ROUND関数を使って有効数字を3桁にする方法

Excelのイメージ

まずは、Excelの関数を使って数値を有効数字3桁に丸める方法です。

STEP1: セルに数式を入力

例えば、セルに123.456という数値があるとします。この数値を有効数字3桁に丸めたい場合、別のセルに以下の数式を入力します。



=ROUND(A1, 3 - INT(LOG10(ABS())))

この数式の意味は以下の通りです

– `ABS()`: セルの数値の絶対値を取得します。
– `LOG10(ABS())`: その絶対値の常用対数を求めます。
– `INT(LOG10(ABS()))`: その常用対数の整数部分を取得します。
– `3 – INT(LOG10(ABS()))`: 有効数字3桁にするために必要な桁数を計算します。
– `ROUND(, …)`: セルの数値を上記で計算した桁数で丸めます。

この数式を入力すると、結果として123が表示されます。

STEP2: 他の数値でも試してみる

同様の方法で、他の数値も有効数字3桁に丸めることができます。例えば、セルに0.001234という数値がある場合、上記の数式を適用すると、結果として0.00123が表示されます。

表示形式を変更して有効数字を3桁にする方法

次に、表示形式を変更して数値を有効数字3桁に見せる方法です。

STEP1: セルを選択

有効数字を3桁に見せたいセルを選択します。

STEP2: セルの書式設定を開く

選択したセルを右クリックし、「セルの書式設定」をクリックします。

STEP3: 数値の書式を設定

「セルの書式設定」ダイアログボックスが表示されたら、「数値」タブを選択します。

「数値」を選択し、「小数点以下の桁数」を3に設定します。

これで、セルの表示が有効数字3桁になります。

ROUND関数と表示形式の違い

ここで、先ほど紹介した2つの方法の違いを整理しておきましょう。

方法	数値自体の変更	計算結果への影響	使用シーン
ROUND関数	あり	あり	計算結果を丸めたいとき
表示形式の変更	なし	なし	見た目だけを変更したいとき

ROUND関数は数値自体を丸めるため、計算結果に影響を与えます。一方、表示形式の変更は見た目だけを変更するため、計算結果には影響しません。

よくある質問や疑問

Excelで有効数字を3桁にする方法は？

Excelで数値の有効数字を3桁にする方法は、ROUND関数と表示形式の設定の2つがあります。ROUND関数は、数値を指定した桁数で丸めることができます。例えば、`=ROUND(A1, 2)`と入力すると、セルの数値を3桁に丸めることができます。

ROUND関数と表示形式の設定の違いは？

ROUND関数と表示形式の設定の主な違いは、数値の丸めと表示形式の変更です。ROUND関数は、数値自体を丸めるため、計算結果に影響を与えます。一方、表示形式の設定は、数値自体は変更せず、表示形式のみを変更するため、計算結果には影響を与えません。

Excelで有効数字を3桁にする方法で最も簡単なのは？

Excelで有効数字を3桁にする方法で最も簡単なのは、表示形式の設定です。表示形式の設定は、セルの表示形式を変更するだけで有効数字を3桁にすることができます。セルの表示形式を「標準」から「数値」に変更し、「小数点以下の桁数」を「-2」に設定すると、有効数字が3桁になります。これは、ROUND関数を使用するよりも簡単です。