こんにちは、皆さん。今日はExcelで折れ線グラフを作成する際に、データの一部を省略して表示する方法についてご紹介します。特に、データの中に極端に大きな値が含まれている場合、その部分だけを波線で省略することで、他のデータを見やすくするテクニックです。
目次
Excelのイメージ
- なぜ省略表示が必要なのか
- 波線で省略表示を作成する手順
- よくある質問
- まとめ
なぜ省略表示が必要なのか
例えば、月別の売上データをグラフ化したとき、1か月だけ売上が極端に高い場合、その月だけグラフ上で突出してしまいます。すると、他の月のデータが見づらくなり、全体の傾向を把握しにくくなります。そこで、省略表示を使ってその部分だけを波線で示すことで、全体のデータをバランスよく表示できます。
波線で省略表示を作成する手順
では、実際にExcelで波線を使って省略表示を作成する方法を見ていきましょう。
データの準備
まず、以下のような月別の売上データを用意します。
| 月 | 売上金額 |
|---|---|
| 1月 | 5000 |
| 2月 | 7000 |
| 3月 | 20000 |
| 4月 | 6000 |
| 5月 | 8000 |
| 6月 | 15000 |
| 7月 | 25000 |
| 8月 | 30000 |
| 9月 | 7000 |
| 10月 | 6000 |
| 11月 | 5000 |
| 12月 | 4000 |
基本の折れ線グラフを作成
- データ全体を選択します。
- Excelのメニューから「挿入」タブをクリックし、「折れ線グラフ」のアイコンを選択します。
- 「2-D折れ線」内の「折れ線」を選択すると、基本的な折れ線グラフが作成されます。
省略部分を作成する
データの中で、特に売上が高い3月、7月、8月の部分を省略表示します。
- これらの月のデータを新しい系列として分けます。
- 元のグラフにこの新しい系列を追加し、グラフの種類を「積み上げ縦棒」に変更します。
- 「データ系列の書式設定」を開き、「第2軸」を選択します。
- 左軸と右軸の目盛りを調整し、右軸のラベルを非表示にします。
- 左軸の目盛りの表示形式をカスタマイズし、波線を表示する位置に合わせます。
これらの手順を踏むことで、以下のようなグラフが完成します。
完成したグラフの例
実際に作成したグラフがこちらです。省略表示を使うことで、全体のデータが見やすくなっています。
よくある質問
Q1: 省略表示を使うと、データの正確性が失われませんか？
省略表示はデータの一部を視覚的に省略するだけで、実際のデータ自体は変更されません。したがって、正確性は保たれます。
Q2: どの程度の差があるデータに省略表示を使うべきですか？
データの差が大きい場合、例えば1つの値が他と比べて極端に高い場合に省略表示を検討すると良いでしょう。
Q3: 他の種類のグラフでも省略表示は可能ですか？
はい、棒グラフや折れ線グラフ以外でも、省略表示を活用することでデータを見やすくすることができます。
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まとめ
今回は、Excelで折れ線グラフを作成し、データの一部を波線で省略表示する方法をご紹介しました。これにより、データ全体の傾向を把握しやすくなります。ぜひ、皆さんのデータ分析や報告書作成に役立ててください。
他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。
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