ExcelのFILTER関数：対応バージョンと使い方のポイント

皆さん、こんにちは！今日は、ExcelのFILTER関数についてお話しします。データの抽出を効率化するこの関数ですが、どのバージョンで使えるのか、そして使えない場合の対処法など、詳しく解説していきます。

FILTER関数とは？

Excelのイメージ

まず、FILTER関数とは何かをご説明します。これは、指定した条件に一致するデータを抽出するための関数です。例えば、大量のデータから特定の条件に合う情報だけを取り出したいときに非常に便利です。

では、どのバージョンのExcelでこのFILTER関数が使えるのでしょうか？実は、FILTER関数はMicrosoft 365およびExcel 2021以降のバージョンで利用可能です。つまり、Excel 2019以前のバージョンでは、この関数は使用できません。

FILTER関数の基本的な構文は以下の通りです

=FILTER(配列, 条件, [条件に一致するデータがない場合の値])

例えば、あるデータ範囲から特定の条件に合致する行を抽出する場合、以下のように記述します

=FILTER(A2:C10, B2:B10=”条件”, “該当なし”)

このように記述すると、B列に「条件」と一致する行のA列からC列のデータが抽出されます。

では、Excel 2019以前のバージョンをお使いの方は、どのように同様の機能を実現すれば良いのでしょうか？以下の方法があります

Excelには標準でフィルター機能が搭載されています。データ範囲を選択し、「データ」タブから「フィルター」を選択すると、各列にフィルターボタンが表示されます。これを使って、条件に合致するデータを表示することができます。

FILTER関数が使えない場合、他の関数を組み合わせて同様の結果を得ることが可能です。例えば、INDEX関数とAGGREGATE関数を組み合わせる方法があります。

具体的には、以下のような数式を使用します

=IFERROR(INDEX(元データ!A:A, AGGREGATE(15, 6, ROW(元データ!$A$1:$A$100)/(元データ!$B$1:$B$100=抽出条件), ROW(A1))), “”)

この数式では、元データのB列が抽出条件に一致する行のA列の値を順番に抽出します。

エラーが表示される場合、以下の点を確認してください

– ExcelのバージョンがMicrosoft 365またはExcel 2021以降であること
– 関数の構文や引数が正しく設定されていること
– 抽出条件に誤りがないこと

はい、可能です。複数の条件を組み合わせる際は、条件を括弧で囲み、*（AND条件）や+（OR条件）を使用します。例えば、AND条件の場合

=FILTER(C10, (B2:B10=”条件1″) * (C2:C10=”条件2″), “該当なし”)

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今回は、ExcelのFILTER関数について、その対応バージョンや基本的な使い方、そして使えない場合の対処法などを解説しました。データ抽出の効率化に非常に役立つ関数ですので、ぜひ活用してみてください。他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。