皆さん、こんにちは。今日は、ExcelのFILTER関数を使って、特定の文字で始まるデータを抽出する方法をご紹介します。Excelのデータ管理で、「特定の文字で始まるデータだけを取り出したい」と思ったことはありませんか？例えば、「商品名が『A』で始まる商品だけを一覧にしたい」といったケースです。そんな時に役立つのが、今回ご紹介するテクニックです。
FILTER関数とは？
Excelのイメージ
まず、FILTER関数について簡単におさらいしましょう。FILTER関数は、指定した条件に一致するデータを抽出するための関数です。Excel 365やExcel 2019以降のバージョンで利用可能です。基本的な構文は以下の通りです。
=FILTER(配列, 条件, [見つからない場合])
– 配列フィルターを適用するデータ範囲
– 条件抽出するための条件
– [見つからない場合]条件に一致するデータがない場合に表示する値（省略可能）
特定の文字で始まるデータを抽出する方法
では、本題の「特定の文字で始まるデータを抽出する方法」を見ていきましょう。例えば、商品名が「A」で始まるデータを抽出したい場合、以下のような手順で行います。
1. LEFT関数を使用して先頭文字を取得する
まず、LEFT関数を使って、各データの先頭文字を取得します。LEFT関数の構文は以下の通りです。
=LEFT(文字列, 文字数)
– 文字列対象となる文字列
– 文字数取得したい文字数
例えば、セルA2の値が「Apple」の場合、`=LEFT(A2, 1)`とすると、「A」が取得できます。
2. FILTER関数と組み合わせてデータを抽出する
次に、FILTER関数とLEFT関数を組み合わせて、特定の文字で始まるデータを抽出します。具体的には、以下のように記述します。
=FILTER(データ範囲, LEFT(データ範囲, 1) = "A", "該当なし")
– データ範囲フィルターを適用するデータの範囲
– LEFT(データ範囲, 1) = “A”先頭文字が「A」であるかを確認する条件
– “該当なし”条件に一致するデータがない場合に表示するメッセージ
この数式を使用すると、指定したデータ範囲内で、先頭文字が「A」で始まるデータだけを抽出できます。
実際の使用例
具体的な例を見てみましょう。以下のような商品リストがあるとします。
| 商品名 | 価格 |
|---|---|
| Apple | 100 |
| Banana | 80 |
| Avocado | 150 |
| Cherry | 120 |
この中から、商品名が「A」で始まる商品だけを抽出したい場合、以下のように数式を設定します。
=FILTER(A2:B5, LEFT(A2:A5, 1) = "A", "該当なし")
この数式を実行すると、以下の結果が得られます。
| 商品名 | 価格 |
|---|---|
| Apple | 100 |
| Avocado | 150 |
このように、商品名が「A」で始まるデータだけが抽出されました。
よくある質問や疑問
Q1: FILTER関数で大文字と小文字を区別して抽出できますか？
はい、可能です。ただし、Excelの関数は基本的に大文字と小文字を区別しません。大文字と小文字を区別して抽出したい場合は、EXACT関数を使用して条件を設定する必要があります。
Q2: 複数の文字で始まるデータを抽出することはできますか？
はい、できます。例えば、「A」または「B」で始まるデータを抽出したい場合、以下のように数式を設定します。
=FILTER(A2:B5, (LEFT(A2:A5, 1) = "A") + (LEFT(A2:A5, 1) = "B"), "該当なし")
このように、条件を括弧で囲み、「+」で繋ぐことで、複数の条件を設定できます。
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まとめ
今回は、ExcelのFILTER関数を使って、特定の文字で始まるデータを抽出する方法をご紹介しました。LEFT関数と組み合わせることで、簡単に特定の文字で始まるデータを抽出することができます。ぜひ、日々の業務で活用してみてください。
他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。
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