皆さん、こんにちは。今日は、ExcelのFILTER関数についてお話しします。データの中から特定の情報を抽出する際に非常に便利なこの関数ですが、どのバージョンで利用可能かご存知でしょうか?今回は、FILTER関数の基本的な使い方と、対応しているExcelのバージョンについて、わかりやすく解説します。
FILTER関数とは?
まず、FILTER関数が何をするものかをご説明します。これは、指定した条件に一致するデータを抽出するための関数です。例えば、大量の売上データから特定の商品だけを抽出したいときなどに役立ちます。従来のフィルター機能と似ていますが、数式として組み込むことで、より柔軟なデータ抽出が可能になります。
FILTER関数の基本的な使い方
FILTER関数の基本的な構文は以下の通りです
=FILTER(配列, 条件, [一致しない場合の値])
– 配列抽出対象のデータ範囲を指定します。
– 条件抽出するための条件を指定します。
– 一致しない場合の値(省略可能)条件に一致するデータがない場合に表示する値を指定します。
例えば、以下のような売上データがあるとします
商品名 | 売上金額 |
---|---|
商品A | 5000 |
商品B | 7000 |
商品A | 8000 |
この中から「商品A」のデータだけを抽出したい場合、以下のようにFILTER関数を使用します
=FILTER(B4, A4="商品A", "該当なし")
この数式を入力すると、「商品A」のデータだけが抽出されます。
FILTER関数が使用可能なExcelのバージョン
さて、ここで重要なのが、FILTER関数がどのバージョンのExcelで使用可能かという点です。実は、FILTER関数はExcel 2021およびMicrosoft 365で導入された新しい関数です。したがって、Excel 2019以前のバージョンでは、この関数を使用することができません。
Excel 2019以前のバージョンでの対応方法
では、Excel 2019以前のバージョンをお使いの方は、どのように同様の機能を実現すれば良いのでしょうか?いくつかの方法がありますが、ここでは代表的なものをご紹介します。
- オートフィルター機能を使用する
従来のオートフィルター機能を使用して、特定の条件に一致するデータを表示することが可能です。 - 他の関数を組み合わせる
例えば、INDEX関数やMATCH関数を組み合わせて、条件に一致するデータを抽出する方法があります。
これらの方法については、以下のような記事で詳しく解説されていますので、参考にしてみてください。
よくある質問や疑問
Q1: FILTER関数はどのような場面で役立ちますか?
FILTER関数は、大量のデータから特定の条件に一致する情報を抽出したい場合に非常に便利です。例えば、特定の商品の売上データや、特定の地域の顧客情報などを抽出する際に役立ちます。
Q2: FILTER関数を使用する際の注意点はありますか?
FILTER関数を使用する際は、条件に一致するデータが存在しない場合の対応を考慮することが重要です。第三引数で「該当なし」などのメッセージを指定しておくと、エラー表示を避けることができます。
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まとめ
今回は、ExcelのFILTER関数とその対応バージョンについて解説しました。FILTER関数は、データ抽出を効率化する強力なツールですが、使用可能なバージョンが限られていることに注意が必要です。もし、Excel 2019以前のバージョンをお使いの場合は、他の機能や関数を組み合わせて同様の結果を得る方法を検討してみてください。
他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。
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