最近iPhoneを購入したのに、バッテリーの消耗が異常に早いという方に朗報です。
基本的には、お金(約6,000円~約8,000円)を払わなければ、交換してもらえないものなので、無条件で交換してもらえるわけではありません。
でも、あなたのバッテリー無償で交換できるかもしれませんよ。
条件がありますが、iPhoneを購入した多くの人が条件を満たしている可能性があります。
本記事では、知っていれば得をするiPhoneのバッテリーを無償で交換できる条件や方法について、わかりやすく解説してあなたのお役にたてるような内容をご提案していきたいと思います。
条件をちゃんと理解して、無償でバッテリーを交換しましょう。
また、バッテリーに関連して別の記事でも詳しく掘り下げて、解説していますので、もっと詳しい情報が知りたい方はご覧ください。
iPhoneのバッテリーを無償で交換してもらえる条件
結論、iPhoneのバッテリーを無償で交換してもらえる条件は、大きく分けて「Apple Care+に加入していること」「購入から1年以内」の2つです。
つまり、「Apple Care+に加入している人」と「加入してない人」で条件が変わってきます。
具体的な条件は、下記のとおりです。
Apple Care+に加入している人の場合
- Apple Care+に加入していること。
- 非正規店でバッテリーを交換していないこと。
- バッテリーが異常に減っていると認められること。
Apple Care+に加入していない人の場合
- 購入してから1年以内
- 欠陥バッテリーだと認められる場合
1つ1つ詳しく説明します。
Apple Care+に加入している場合
Apple Care+とは、Appleが提供するApple製品専用の保証サービスで、通常であれば高額な費用がかかる修理内容を安価で行えたり、Appleの選任スペシャリストによる技術的なサポートを電話やチャットにて受けることができるサービスです。
ざっくり言うと、、いざという時に便利な保証サポートサービスのことです。
Apple Care+に加入している場合は、条件を満たすことで、無償でバッテリーを交換することができます。
Appleの公式ページにも、Apple Care+に加入している場合は、バッテリーを無償で交換できることが明記されています。
お使いの iPhone が Apple 製品限定保証やAppleCare+ の保証対象である場合は、その iPhone のバッテリーを無償で交換できます。
引用元:Apple公式ホームページ「iPhone のバッテリーと電源の修理」
機種 | Apple Care+加入あり | Apple Care+加入なし |
---|---|---|
iPhone X シリーズ iPhone 11 シリーズ iPhone 12 シリーズ iPhone 13 シリーズ |
0円 | 8,140円 |
iPhone SE シリーズ iPhone 8 シリーズ iPhone 7 シリーズ iPhone 6 シリーズ |
0円 | 5,940円 |
※Apple公式サイト「iPhone のバッテリーと電源の修理」から引用(2022年5月現在)
しかし、Apple Care+に加入していれば、無限にバッテリーをタダで交換できるという気前の良いはなしではありません。
Apple Care+に加入していることは大前提で、他にも2つの条件を満たさなければ、無償でバッテリー交換はできません。
Apple Care+に加入している人の場合
- 非正規店でバッテリーを交換していないこと。
- バッテリーが異常に減っていると認められること。
なので、あなたがApple Care+に加入しているかどうかを確認しましょう。
確認方法は、お使いのiPhoneの「設定」から確認できます。
- 「設定」を押す。
- 「一般」を押す。
- 「情報」を押す。
- 「AppleCare+」か「AppleCare+ 盗難・紛失プラン」と表示されていれば加入しています。
非正規店でバッテリーを交換していないこと
Appleの非正規店で、修理等を一度でも行っている場合は、Apple Care+に加入していてもサービスの対象外になってしまいます。
Apple Care+のサービス規約にも明記されています。
Apple または正式な権限を有する Apple 担当者以外によって開封、修理、改造、改変された対象機器の損傷 (原因を問わず)
※Apple公式ホームページ Apple Care+「サービス規約(2022年3月8日以降)」から引用
また、個人的に、勝手に開封したり、修理しようとした場合も、無償交換の対象外ですので注意して下さい。
バッテリーが異常に減っていると認められること
Apple Care+に加入している場合、バッテリーが異常に減っていれば、無償で交換していただくことが可能です。
じゃあ、どのぐらいバッテリーが減っていれば交換の対象になるのか。目安はどのくらいなのか。
一説によると、バッテリー最大容量が80%以下や79%以下ならできるという情報があります。
Apple Care+のサービス規約には、バッテリーの蓄電能力が80%未満になったら、対象になることが明記されているので、バッテリーの最大容量が79%以下が1つの目安です。
お客様が、本プランの期間中に Apple に対し、材質上または製造上の不具合が対象機器に生じた旨、または充電式バッテリーを内蔵する対象機器に関して、対象デバイスのバッテリーの蓄電能力が本来の仕様の 80 % 未満になった旨のいずれかを通知することによって有効な請求を行った場合、Apple は、(i) 新品の部品、またはテスト済みで Apple の機能要件に合格した以前に使用された Apple の純正部品を使用して無償で不具合品の修理を行うか、(ii) 当該対象機器を新品の交換品、または新品および/またはテストを行いAppleの機能要件を満たした、以前に使用された Apple 純正部品で構成された交換品と交換します。
※Apple公式ホームページ Apple Care+「サービス規約(2022年3月8日以降)」から引用
しかし、実際は「Apple Storeの診断ツールで交換が必要と判断された場合」であれば、無償でバッテリーを交換していただくことは可能です。
例えば、購入して数週間、数カ月でバッテリーの調子が悪くなって半日で充電が必要になるような状態になってしまって、iPhoneのバッテリーの最大容量が一気に80%台までなってしまった場合。Apple Care+のサービス規約に書かれている「80%未満」にはなっていないが、通常ではありえない速度でバッテリーが消耗していることが認められる場合は、無償でバッテリーを交換してもらえます。
つまり、Apple Care+のサービス規約に書いてある「80%未満」になっていなくても、Apple Storeの診断ツールで、iPhone側に不備があると認められる場合は、無償交換の対象となります。
ちなみに、私事ですが、友人が購入して半年経った「バッテリー最大容量が85%になったiPhone」をダメもとで、Apple Storeに行った際に、診断してもらったところ実際に無償交換対応をしていただいていました。
もちろん、誰もが対象になるわけではないと思います。
しかし、バッテリーに異変を感じる場合は、ワンチャン無償交換してもらえるかもしれません。
バッテリーの減りが異常に早い方は、一度ダメもとで、お近くのApple Storeに駆け込んでみてはいかがでしょうか。
Apple Care+に加入していない場合
Apple Care+に加入していなくても、バッテリーを無償で交換することは可能です。
しかし、Apple Care+に加入していない方よりも条件はキビしいです。
条件をクリアできず、有償になってしまった場合、バッテリーの交換にかかる費用は、約6,000円~約8,000円になります。
機種 | Apple Care+加入なし |
---|---|
iPhone X シリーズ iPhone 11 シリーズ iPhone 12 シリーズ iPhone 13 シリーズ |
8,140円 |
iPhone SE シリーズ iPhone 8 シリーズ iPhone 7 シリーズ iPhone 6 シリーズ |
5,940円 |
※Apple公式サイト「iPhone のバッテリーと電源の修理」から引用(2022年5月現在)
ぶっちゃけ、できることならお金払わないでバッテリーの交換したいですよね?
では、どのような条件を満たせばいいのか。
Apple Care+に加入していない場合の条件は、下記のとおりです。
Apple Care+に加入していない人の場合
- 購入してから1年以内。
- 欠陥バッテリーだと認められる場合。
詳しく解説します。
購入してから1年以内
iPhoneは、購入してから1年以内であれば、「Apple製品 1年限定保証」を使って、iPhoneを交換することが可能です。
Apple Care+は、この「Apple製品 1年限定保証」の期限を延長された内容になっていますので、Apple Care+に加入していない人でも購入して1年間であれば同様のサポートを受けることができます。
Apple 製品 1 年限定保証には、欠陥バッテリーに対する修理サービス保証が含まれています。
引用元:Apple公式ホームページ「iPhone のバッテリーとパフォーマンス」
新品のiPhoneを購入してバッテリーの消耗が明らかに早くなっているのであれば、1年以内に対応しなければサポート外になってしまい、お金が発生してしまいます。
欠陥バッテリーだと認められる場合
欠陥バッテリーと認められる場合は、Apple Care+に加入していなくても、無償でバッテリーの交換を行うことが可能です。
欠陥バッテリーとして認められる条件は、「バッテリー最大容量が79%以下」になるか、「Apple Storeの診断ツールで交換が必要と判断された場合」のどちらかの条件を満たせば無償でバッテリー交換をしてくれます。
つまり、Apple Care+に加入していない人は、保証期間中である1年以内に「バッテリー最大容量が79%以下」もしくは「Apple Storeの診断ツールで交換が必要と判断された場合」のどちらかの条件を満たせば、無償でバッテリーを交換することが可能です。
iPhoneのバッテリーを無償で交換してもらえる方法
iPhoneのバッテリーを無償で交換してもらう為には「Apple Care+に加入しているか」「Apple Care+に加入していないのか」どうかによって条件が異なりますが、基本的にはバッテリーが著しく劣化していると認定されれば、無償で対応していただくことが可能です。
では、具体的にiPhoneのバッテリーを無償で交換してもらうためには何をしなければいけないのか。
それは、条件を満たした状態のiPhoneを持って、Apple Storeに行き、状況を説明して調べてもらうことで、無償でバッテリーを交換していただくことができます。
もちろん、Appleの規定上、条件を満たしていなければ、対応していただくことはできません。
正直なところ、バッテリーの最大容量が79%以下じゃないと厳しい可能性もありますが、しっかり調べていただいて、バッテリーの異常が認められればバッテリーの最大容量が79%以下じゃなくても対応していただけますので、あなたが使っているiPhoneをすこしでも長く使いたいのであれば、消耗品であるバッテリーを交換してもらったほうが、充電頻度も減るのでストレスも軽減されます。
また、交換しに行く際には、事前にApple StoreやAppleのサポートセンターに問い合わせを行い、データのバックアップなどが必要かも確認しておいた方がいいです。
なぜなら、バッテリーが異常に減る原因が、別にある場合、Apple Storeの方が預かりたいと言う可能性もあります。
iPhoneの預かりになってしまった場合は、データを初期化されてしまう可能性があります。
なので、データのバックアップが必要かどうかは事前に確認しておきましょう。
まとめ
少しでもお得にiPhoneを長く使うためには、バッテリーの寿命がすごく重要です。
だれでも、条件を満たしていれば、iPhoneのバッテリーを無償で交換してもらうことは可能です。
iPhoneのバッテリーを無償で交換できる条件は「Apple Care+に加入している人」と「加入してない人」で異なります。
条件を満たしていなければ、有償対応になり、お金(約6,000円~約8,000円)を支払わなければバッテリーを交換できなくなります。
また、ホームボタンに故障や画面の故障があると、バッテリーの交換代金以外にも修理費として料金が発生することもあります。バッテリー交換するのには別の部分を修理しないとできないよって言われることもあります。
あなたが、お得にバッテリーを交換できるようになれる1つの情報として役立てば幸いです。
- バッテリーを無償で交換してもらうためには「Apple Care+に加入していること」か「購入から1年以内」のどちらかの条件を満たしているのかどうかが最初の関門。(細かい条件アリ)
- バッテリーを交換してもらうためには「バッテリー最大容量が79%以下」か「Apple Storeの診断ツールで交換が必要と判断された場合」のどちらかの条件を満たす必要がある。
- 実際にバッテリーを交換してもらう為には、条件を満たした状態のiPhoneを持って、Apple Storeに行き、状況を説明して調べてもらうことで、無償でバッテリーを交換してもらうことができます。
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