Excelで数値を切り捨てたいけれど、いまいちやり方が分からない…そんなあなたに、数分で理解できるExcelの数値切り捨て方法を徹底解説します！ROUNDDOWN関数、TRUNC関数、INT関数の使い方を、初心者にも分かりやすく説明。これさえ読めば、Excelの操作スピードが圧倒的にアップすること間違いなしです。
Excelで小数点以下を切り捨てる方法はこれだ！
Excelのイメージ
数値を切り捨てる方法にはいくつかありますが、どれを使うべきかは数値の処理目的に応じて選ぶことが大切です。例えば、単に小数点以下を切り捨てたいだけなのか、それとも特定の桁数で切り捨てたいのかによって関数を使い分ける必要があります。ここではExcelでよく使われる「ROUNDDOWN関数」「TRUNC関数」「INT関数」の3つを紹介します。
Excelで数値を切り捨てるための3つの方法
ROUNDDOWN関数
ROUNDDOWN関数は、小数点以下を指定した桁数で切り捨てることができる便利な関数です。この関数を使えば、例えば小数点第2位まで必要ない場合に、その位置まで切り捨てることができます。
基本構文は以下の通りです。
=ROUNDDOWN(数値, 桁数)
例えば、数値「123.456」を小数点以下第1位で切り捨てたい場合、次のように入力します。
=ROUNDDOWN(123.456, 1)
これで「123.4」に切り捨てることができます。
TRUNC関数
TRUNC関数もROUNDDOWN関数と同様に小数点以下を切り捨てますが、大きな違いは「桁数を省略できる」点です。桁数を省略すると、デフォルトで小数点第1位を切り捨てて整数に変換します。
基本構文は以下の通りです。
=TRUNC(数値, )
例えば、数値「123.456」を切り捨てたい場合、桁数を省略して以下のように入力します。
=TRUNC(123.456)
これで「123」に切り捨てられます。
INT関数
INT関数は、指定した数値を「最も近い小さい整数」に切り捨てる関数です。例えば「123.456」を切り捨てると、最も近い小さい整数である「123」に変換されます。しかし、負の数に対しては、最も小さい整数に切り捨てられる点に注意が必要です。
基本構文は以下の通りです。
=INT(数値)
例えば、数値「123.456」をINT関数で処理すると、以下のように入力します。
=INT(123.456)
これで「123」に切り捨てられます。
Excelの切り捨て機能の応用数値表示の調整方法
関数を使って数値を切り捨てるだけでなく、Excelの表示設定を使って「見た目の切り捨て」をする方法もあります。これにより、実際の数値を変更せずに表示桁数を調整することができます。
「ホーム」タブの「小数点以下の表示桁数を減らす」ボタンを使えば、簡単に数値の表示桁数を変更できます。この方法では、数値が実際に切り捨てられるわけではなく、セル内で表示される桁数が減るだけです。
- 表示桁数を減らしたい数値があるセルを選択します。
- 「ホーム」タブにある「小数点以下の表示桁数を減らす」ボタンをクリックします。
- 表示される小数点以下の桁数が減り、数値が整数に見えます。
この方法は、数値そのものは変更せずに表示を調整するだけなので、注意して使いましょう。
よくある質問Excelの数値切り捨てに関する疑問解決
質問1: ROUNDDOWN関数とTRUNC関数の違いは何ですか？
ROUNDDOWN関数は指定した桁数に基づいて小数点以下を切り捨てますが、TRUNC関数は桁数を省略することができ、デフォルトで小数点第1位まで切り捨てられます。ROUNDDOWN関数は細かい桁数指定ができるため、精密な切り捨てが必要な場合に便利です。
質問2: INT関数は負の数をどのように切り捨てますか？
INT関数は、指定した数値を最も近い小さい整数に切り捨てます。例えば、-3.2をINT関数で切り捨てると、-4になります。負の数を扱う際には、この点に注意が必要です。
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まとめ
Excelで数値を切り捨てる方法にはさまざまなアプローチがありますが、目的に応じて関数を使い分けることが重要です。ROUNDDOWN関数やTRUNC関数を使えば、簡単に小数点以下を切り捨てられますし、INT関数を使えば最も近い小さい整数に切り捨てることができます。また、表示桁数を調整する方法も覚えておけば、より柔軟に数値の表示を管理できます。
これらの関数を駆使して、あなたのExcelスキルをさらに向上させ、業務効率化を実現しましょう！
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