Excel VBAでCellsプロパティを使いこなす！カウンタ変数でセル操作を自在に制御する方法

Excel VBAでセルを効率的に操作するために、`Cells`プロパティとカウンタ変数を活用する方法を解説します。特に、45歳以上のパソコンやスマホに不安がある方々に向けて、わかりやすく、親しみやすい語り口調でお伝えします。

Cellsプロパティとは？
カウンタ変数を使ってセルを順番に処理する方法
RangeとCellsの使い分け
RangeとCellsを組み合わせて使う方法
よくある質問や疑問
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

Cellsプロパティとは？

Excelのイメージ

Excelのシートは、縦横に並んだセルの集合体です。例えば、、B2、C3といった具合に、行と列で位置が決まっています。`Cells`プロパティは、このセルをプログラムで指定するための方法です。

例えば、`Cells(1, 1)`はセルを指し、`Cells(2, 3)`はC2セルを指します。行と列を数字で指定することで、セルを簡単に操作できます。

カウンタ変数を使ってセルを順番に処理する方法

複数のセルを順番に処理したいとき、カウンタ変数（例えば、`i`や`j`）を使うと便利です。以下の例では、からE5までのセルに、行番号と列番号を組み合わせた文字列を入力しています。

Sub Sample()

    Dim i As Integer

    Dim j As Integer

    For i = 1 To 5

        For j = 1 To 5

            Cells(i, j).Value = "(" & i & "," & j & ")"

        Next j

    Next i

End Sub

このコードを実行すると、からE5までのセルに、例えば「(1,1)」、「(1,2)」、「(2,1)」といった具合に、行番号と列番号の組み合わせが入力されます。

RangeとCellsの使い分け

`Range`と`Cells`はどちらもセルを指定するためのものですが、使い方に違いがあります。

* `Range`は、セルのアドレス（例えば、””や”B2\:C4″）を文字列で指定します。
* `Cells`は、行番号と列番号を数字で指定します。

例えば、セルを指定するには、`Range(“”)`でも`Cells(1, 1)`でも同じ結果になります。ただし、カウンタ変数を使ってセルを順番に処理する場合、`Cells`の方が適しています。

RangeとCellsを組み合わせて使う方法

`Range`と`Cells`を組み合わせることで、より柔軟なセル操作が可能になります。例えば、以下のコードでは、B2からD6までの範囲を赤色に塗り、その中の特定のセルを選択しています。

Sub Sample()

    Dim rng As Range

    Set rng = Range("B2:D6")

    rng.Interior.Color = vbRed

    rng.Cells(2, 2).Select

    Set rng = Nothing

End Sub

このコードを実行すると、B2からD6までの範囲が赤色に塗られ、その中のC3セルが選択されます。