初心者でもわかる！Excel COUNTIFS関数の使い方と活用法

2025.04.16

Excelのデータ分析でよく使われる関数のひとつに、COUNTIFS（カウント・イフス）関数があります。この関数を使うと、複数の条件に一致するデータの数を簡単に数えることができます。今回は、初心者の方にもわかりやすく、COUNTIFS関数の基本的な使い方と活用法をご紹介します。

COUNTIFS関数とは？

Excelのイメージ

COUNTIFS関数は、複数の条件に一致するセルの数を数えるための関数です。例えば、性別が「男性」で、かつ年齢が「30歳以上」の人の数を数えたい場合に使用します。この関数を使うことで、複雑な条件でも簡単に集計できます。

COUNTIFS関数の構文は以下の通りです

excel

=COUNTIFS(条件範囲1, 条件1, 条件範囲2, 条件2, ...)

ここで、「条件範囲1」は最初の条件を適用するセル範囲、「条件1」はその条件を指定します。同様に、「条件範囲2」と「条件2」を指定することで、複数の条件を設定できます。

例えば、以下のようなデータがあるとします

| 名前 | 性別 | 年齢 |
|——|——|——|
| 太郎 | 男性 | 28 |
| 花子 | 女性 | 34 |
| 次郎 | 男性 | 40 |
| 美咲 | 女性 | 25 |

この中から、「男性で30歳以上」の人数を数えたい場合、次のようにCOUNTIFS関数を使用します

excel

=COUNTIFS(B2:B5, "男性", C2:C5, ">=30")

この式では、B列（性別）が「男性」で、かつC列（年齢）が30歳以上のセルの数を数えます。結果は「1」となります。

COUNTIFS関数は、AND条件（すべての条件を満たす）だけでなく、OR条件（いずれかの条件を満たす）にも対応できます。例えば、「男性または30歳以上」の人数を数えたい場合、次のようにCOUNTIFS関数を使用します

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=COUNTIFS(B2:B5, "男性") + COUNTIFS(C2:C5, ">=30") - COUNTIFS(B2:B5, "男性", C2:C5, ">=30")

この式では、まず「男性」の人数を数え、次に「30歳以上」の人数を数え、最後に両方の条件を満たす人数を引くことで、重複を除いた人数を求めています。

COUNTIFS関数では、最大127組の条件範囲と条件を指定できます。ただし、条件範囲はすべて同じサイズである必要があります。

はい、COUNTIFS関数ではワイルドカードを使用できます。例えば、「*」は任意の文字列を、「?」は任意の1文字を表します。これらを条件に含めることで、部分一致検索が可能です。

はい、COUNTIFS関数では日付を条件にすることができます。例えば、「>=2023/1/1」と指定することで、2023年1月1日以降の日付に一致するデータを数えることができます。

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