皆さん、こんにちは。今日は、ExcelのFILTER関数を使って、別のシートからデータを抽出する方法をご紹介します。Excelを使っていて、「特定の条件に合うデータだけを別のシートに表示させたい」と思ったことはありませんか?実は、これを簡単に実現できるのがFILTER関数なんです。
FILTER関数とは?
まず、FILTER関数について簡単におさらいしましょう。FILTER関数は、指定した条件に合致するデータを抽出するための関数です。従来のフィルター機能と異なり、関数として組み込むことで、データが更新されても自動的に抽出結果が反映されるというメリットがあります。
FILTER関数の基本的な使い方
FILTER関数の基本的な構文は以下のとおりです
=FILTER(配列, 含む, [空の場合])
– 配列: 抽出対象となるデータ範囲
– 含む: 抽出する条件
– 空の場合: 条件に合致するデータがない場合に表示する値(省略可能)
別シートからデータを抽出する手順
それでは、具体的に別のシートからデータを抽出する手順を見ていきましょう。
- 抽出結果を表示させたいセルを選択する
まず、データを表示させたいシートに移動し、表示させたいセルをクリックします。 - FILTER関数を入力する
選択したセルに「=FILTER(」と入力します。 - 元データのあるシートを選択する
次に、データが存在するシートに移動します。 - 抽出したいデータ範囲を指定する
マウスで抽出したいデータ範囲をドラッグして選択します。選択が完了したら、「,」を入力します。 - 抽出条件を指定する
抽出条件となる列を選択し、例えば「= “条件”」のように入力します。例えば、「部署」が「総務部」のデータを抽出したい場合は、部署の列を選択し、「= “総務部”」と入力します。 - 関数を閉じる
最後に、関数を閉じるために「)」を入力し、Enterキーを押します。
これで、指定した条件に合致するデータが別のシートに表示されます。
FILTER関数の活用例
例えば、会社の出張実績のデータがあり、その中から「総務部」の出張情報だけを別のシートに表示させたい場合、以下のように設定します。
1. データを表示させたいシートのセルを選択します。
2. 「=FILTER(」と入力します。
3. 元データがあるシートに移動し、データ範囲を選択します。
4. 「,」を入力し、部署の列を選択して「= “総務部”」と入力します。
5. 関数を閉じてEnterキーを押します。
これで、「総務部」の出張情報だけが表示されます。
よくある質問や疑問
Q1: FILTER関数で複数の条件を指定するにはどうすれば良いですか?
複数の条件を指定する場合、条件を括弧で囲み、掛け算(*)を使ってAND条件を設定できます。例えば、「部署が総務部で、かつ金額が5000以上」のデータを抽出する場合、以下のように入力します。
=FILTER(データ範囲, (部署列 = "総務部") * (金額列 >= 5000))
Q2: 抽出結果が空の場合、特定のメッセージを表示させることはできますか?
はい、できます。FILTER関数の第3引数に、データが存在しない場合に表示させたいメッセージを指定します。例えば、以下のように入力します。
=FILTER(データ範囲, 条件, "該当するデータがありません")
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まとめ
今回は、ExcelのFILTER関数を使って別シートからデータを抽出する方法をご紹介しました。最初は少し難しく感じるかもしれませんが、慣れてくると非常に便利な機能です。ぜひ試してみてくださいね。他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。
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