皆さん、こんにちは。今日はExcelのFILTER関数を使って、特定の文字列を「含まない」データを抽出する方法をご紹介します。例えば、社員名に「川」という文字が含まれていない人のデータだけを取り出したい、そんな時に役立つテクニックです。
FILTER関数とは?
まず、FILTER関数について簡単におさらいしましょう。FILTER関数は、指定した条件に合致するデータだけを抽出するための関数です。従来のフィルター機能に比べて柔軟性が高く、複数の条件を指定してデータを抽出することが可能です。
特定の文字列を「含まない」データを抽出する方法
では、本題に入りましょう。特定の文字列を「含まない」データを抽出するには、FILTER関数と他の関数を組み合わせて使用します。具体的には、FIND関数、IFERROR関数、NOT関数を組み合わせます。
具体的な手順
以下の手順で進めていきます。
- まず、抽出したいデータ範囲を決めます。
- 次に、FIND関数を使って、特定の文字列が含まれているかを確認します。
- IFERROR関数で、FIND関数の結果がエラーの場合に0を返すようにします。
- NOT関数で、IFERROR関数の結果を反転させます。
- 最後に、FILTER関数で、NOT関数の結果がTRUEのデータを抽出します。
実際の数式
具体的な数式は以下のようになります。
=FILTER(データ範囲, NOT(IFERROR(FIND("特定の文字列", 検索範囲), 0)))
例えば、社員名に「川」という文字が含まれていないデータを抽出する場合、以下のようになります。
=FILTER(C10, NOT(IFERROR(FIND("川", B2:B10), 0)))
この数式では、B2:B10の範囲で「川」という文字が含まれていないデータを抽出しています。
よくある質問や疑問
FILTER関数でワイルドカードは使えますか?
FILTER関数自体はワイルドカードをサポートしていません。しかし、FIND関数やSEARCH関数を組み合わせることで、ワイルドカードのような柔軟な検索が可能です。
FILTER関数で複数の条件を指定するにはどうすればいいですか?
複数の条件を指定するには、条件を掛け合わせる(AND条件)か、条件を足し合わせる(OR条件)ことで実現できます。例えば、AND条件の場合は以下のようになります。
=FILTER(データ範囲, (条件1) * (条件2))
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まとめ
今回は、ExcelのFILTER関数を使って、特定の文字列を「含まない」データを抽出する方法をご紹介しました。FIND関数、IFERROR関数、NOT関数を組み合わせることで、柔軟なデータ抽出が可能になります。ぜひ、日々の業務で活用してみてください。他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。
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