ExcelのFILTER関数で複数条件を使いこなそう！初心者向け解説

皆さん、こんにちは！今日はExcelのFILTER関数を使って、複数の条件でデータを抽出する方法をわかりやすくお伝えします。これをマスターすれば、日々の作業がもっとスムーズになりますよ。

FILTER関数とは？

Excelのイメージ

まず、FILTER関数について簡単にご説明します。これは、指定した条件に合うデータだけを抽出するための関数です。従来のフィルター機能よりも柔軟で、一度設定すれば自動的にデータを抽出してくれる優れものなんです。

では、基本的な使い方を見てみましょう。例えば、以下のような売上データがあるとします。

この中から「果物」カテゴリの商品だけを抽出したい場合、以下のように入力します。

=FILTER(A2:C5, B2:B5="果物")

これで、「りんご」と「バナナ」のデータが抽出されます。

次に、複数の条件を指定してデータを抽出する方法をご紹介します。例えば、「果物」カテゴリで、かつ価格が150以上の商品を抽出したい場合、以下のように入力します。

=FILTER(A2:C5, (B2:B5="果物")*(C2:C5>=150))

このように、条件を*（アスタリスク）でつなぐことで、AND条件を指定できます。結果として、「バナナ」のデータが抽出されます。

また、複数の条件のいずれかを満たすデータを抽出したい場合、OR条件を使用します。例えば、「果物」カテゴリまたは価格が200以上の商品を抽出したい場合、以下のように入力します。

=FILTER(A2:C5, (B2:B5="果物")+(C2:C5>=200))

このように、条件を+（プラス）でつなぐことで、OR条件を指定できます。結果として、「りんご」、「バナナ」、「にんじん」、「トマト」のデータが抽出されます。

FILTER関数は、他の関数と組み合わせることで、さらに便利に使えます。例えば、SORT関数と組み合わせて、抽出したデータを並べ替えることができます。

=SORT(FILTER(A2:C5, B2:B5="果物"), 3, 1)

このように入力すると、「果物」カテゴリの商品を価格の昇順で並べ替えることができます。

条件に合うデータがない場合、#CALC!というエラーが表示されます。これを避けるために、第三引数に表示させたいメッセージを指定することができます。

=FILTER(A2:C5, B2:B5="お菓子", "該当するデータがありません")

このように入力すると、条件に合うデータがない場合に「該当するデータがありません」と表示されます。

はい、複数の条件を組み合わせる際は、各条件を括弧で囲み、AND条件の場合は*（アスタリスク）、OR条件の場合は+（プラス）でつなぐ必要があります。これを忘れると、正しく動作しないことがあります。

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今回は、ExcelのFILTER関数を使って、複数の条件でデータを抽出する方法をご紹介しました。最初は少し難しく感じるかもしれませんが、慣れてくるととても便利な機能です。ぜひ試してみてくださいね。他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。