皆さん、Excelを使っていて、突然「#N/A」や「#DIV/0!」といったエラーが表示されて驚いたことはありませんか?特に、パソコンやスマホに詳しくない方にとって、これらのエラーは戸惑いの原因となります。今回は、そんなエラー表示を空白にする方法を、初心者の方にもわかりやすくお伝えします。
エラー表示が出る原因とは?
まず、なぜエラー表示が出るのか、その原因を知っておきましょう。Excelでよく見られるエラーには、以下のようなものがあります。
- #DIV/0!ゼロで割り算をしようとしたときに表示されます。
- #N/AVLOOKUP関数などで、指定した値が見つからない場合に表示されます。
- #VALUE!数式に無効なデータが含まれているときに表示されます。
これらのエラーは、Excelが「何か問題がありますよ」と教えてくれているサインです。しかし、見た目が良くないので、これらを空白にして見やすくする方法を見ていきましょう。
エラー表示を空白にする方法
エラー表示を空白にするための方法として、IFERROR関数を使う方法があります。これは、エラーが発生した場合に、指定した値を表示する関数です。
IFERROR関数の使い方
IFERROR関数の基本的な使い方は以下の通りです。
- エラーが出ている数式を確認します。
- その数式を、IFERROR関数で囲みます。
- エラーの場合に表示したい値を指定します。空白にしたい場合は、ダブルクォーテーション二つ(””)を入力します。
具体的な例を見てみましょう。
例1VLOOKUP関数でのエラーを空白にする
例えば、以下のようなVLOOKUP関数があるとします。
=VLOOKUP(A2, B2:D10, 2, FALSE)
この数式で、A2の値が見つからない場合、通常は#N/Aエラーが表示されます。これを空白にするには、以下のようにIFERROR関数で囲みます。
=IFERROR(VLOOKUP(A2, B2:D10, 2, FALSE), "")
こうすることで、エラーが発生した場合に空白が表示されるようになります。
例2割り算でのエラーを空白にする
次に、割り算を行う数式があるとします。
=A2 / B2
この場合、B2がゼロの場合に#DIV/0!エラーが表示されます。これを空白にするには、以下のようにします。
=IFERROR(A2 / B2, "")
これで、ゼロで割り算をしようとした場合でも、エラー表示が空白になります。
エラー表示を空白以外の値にする方法
エラー表示を空白ではなく、特定のメッセージに置き換えたい場合もあります。例えば、「データなし」と表示したい場合は、以下のようにします。
=IFERROR(VLOOKUP(A2, B2:D10, 2, FALSE), "データなし")
これで、エラーが発生したときに「データなし」と表示されるようになります。
よくある質問や疑問
IFERROR関数はどのバージョンのExcelで使えますか?
IFERROR関数は、Excel 2007以降のバージョンで使用可能です。もし、Excel 2003など古いバージョンをお使いの場合は、IF関数とISERROR関数を組み合わせて同様の処理が可能です。
エラー表示を空白にすると問題がありますか?
エラー表示を空白にすることで、見た目は良くなりますが、エラーの原因を見逃す可能性があります。エラーの原因を特定し、必要に応じて修正することも大切です。
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まとめ
Excelでのエラー表示は、作業中のストレスとなることがありますが、IFERROR関数を使うことで簡単に空白や任意のメッセージに置き換えることができます。これにより、見やすい表を作成することが可能です。ぜひ試してみてください。
他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。
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