皆さん、こんにちは。Excelを使っていて、「特定の値に一致する複数のデータを合計したい」と思ったことはありませんか?例えば、ある商品の売上を全て合計したい場合などです。今日は、そんな時に役立つ、ExcelのVLOOKUP関数とSUM関数を組み合わせて、複数の一致する値を合計する方法をご紹介します。
VLOOKUP関数とは?
まず、VLOOKUP関数についておさらいしましょう。これは、指定した値を表の左端の列から探し出し、その行の中から指定した列の値を返す関数です。例えば、商品名を入力すると、その商品の価格を返す、といった使い方ができます。
SUMIF関数で複数の一致する値を合計する
しかし、VLOOKUP関数は最初に見つかった値しか返さないため、複数の一致する値を合計するにはSUMIF関数を使うのが一般的です。SUMIF関数は、指定した条件に一致するすべての値を合計してくれます。
例えば、以下のようなデータがあるとします。
商品名 | 売上 |
---|---|
りんご | 100 |
バナナ | 150 |
りんご | 200 |
この場合、「りんご」の売上をすべて合計したいとき、以下のようにSUMIF関数を使います。
=SUMIF(A2:A4, "りんご", B2:B4)
この式では、範囲A2:A4の中で「りんご」に一致する行の、範囲B2:B4の値を合計します。結果は300となります。
SUMPRODUCT関数とVLOOKUP関数を組み合わせる方法
また、SUMPRODUCT関数とVLOOKUP関数を組み合わせて、複数の列にまたがる値を合計することも可能です。例えば、以下のようなデータがあるとします。
商品名 | 1月売上 | 2月売上 | 3月売上 |
---|---|---|---|
りんご | 100 | 150 | 200 |
バナナ | 80 | 120 | 160 |
この場合、「りんご」の1月から3月の売上を合計したいとき、以下のようにします。
=SUMPRODUCT(VLOOKUP("りんご", A2:D3, {2,3,4}, FALSE))
この式では、VLOOKUP関数が{“りんご”, 100, 150, 200}という配列を返し、それをSUMPRODUCT関数が合計します。結果は450となります。
よくある質問や疑問
Q1: VLOOKUP関数で複数の一致する値を取得できますか?
残念ながら、VLOOKUP関数は最初に見つかった値しか返しません。複数の一致する値を取得したい場合は、SUMIF関数やINDEX関数とMATCH関数の組み合わせを使用することをお勧めします。
Q2: SUMIF関数とSUMPRODUCT関数の違いは何ですか?
SUMIF関数は、指定した条件に一致する値を合計します。一方、SUMPRODUCT関数は、指定した範囲の積を合計します。複数の条件や複雑な条件で合計を求めたい場合は、SUMPRODUCT関数が有効です。
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まとめ
いかがでしたか?今回は、ExcelでVLOOKUP関数とSUM関数を組み合わせて、複数の一致する値を合計する方法をご紹介しました。これらの関数を使いこなすことで、データ分析の幅が広がります。ぜひ試してみてくださいね。他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。
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