Word VBAでのWhileループの使い方【初心者向け解決ガイド】

2025.03.11

皆さん、こんにちは。今日は、WordのVBA（Visual Basic for Applications）で使われる「While」ループについてお話しします。プログラミングに慣れていない方でも、安心して学べる内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

Whileループとは？

Wordのイメージ

まず、「Whileループ」とは何でしょうか？簡単に言うと、特定の条件が真（True）である間、同じ処理を繰り返すための仕組みです。例えば、「お腹が空いている間、ご飯を食べ続ける」といった感じですね。

VBAでは、Whileループを実現するために「While…Wend」というステートメントが使われます。構文は以下の通りです



While 条件式

    ' 繰り返し処理

Wend

この構文では、条件式が真である間、繰り返し処理が実行されます。条件式が偽（False）になると、ループを抜けて次の処理に進みます。

では、具体的な例を見てみましょう。例えば、1から10までの数字を順番に表示するプログラムを作成するとします。

vba

Sub WhileLoopExample()

    Dim i As Integer

    i = 1

    While i <= 10
        Debug.Print i
        i = i + 1
    Wend
End Sub

このコードでは、変数iが10以下である間、iの値を表示し、その後iを1ずつ増やすという処理を繰り返しています。結果として、1から10までの数字が順番に表示されます。

Whileループを使用する際には、以下の点に注意する必要があります。

ここがポイント！

無限ループに注意条件式が常に真である場合、ループが永遠に続いてしまいます。これを防ぐために、ループ内で条件を変化させる処理を必ず入れましょう。
Do...Loopステートメントの活用VBAでは、While...Wendの代わりに「Do...Loop」ステートメントを使うことが推奨されています。これは、より柔軟で構造化されたループを作成できるからです。例えば、以下のように書き換えることができます。

vba

Sub DoLoopExample()

    Dim i As Integer

    i = 1

    Do While i <= 10
        Debug.Print i
        i = i + 1
    Loop
End Sub

このように、Do While...Loopを使用すると、条件を前または後に配置する柔軟性が得られます。

Whileループは、条件が真である間、繰り返し処理を行います。一方、Forループは、指定した回数だけ繰り返し処理を行います。つまり、繰り返し回数が決まっている場合はForループを、回数が不定の場合はWhileループを使うと良いでしょう。

Do...Loopの方が柔軟性が高く、途中でループを抜ける「Exit Do」ステートメントを使用することもできます。そのため、新しいコードを書く際は、Do...Loopの使用が推奨されています。

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今回は、Word VBAにおけるWhileループの基本的な使い方と注意点についてお話ししました。繰り返し処理はプログラミングにおいて非常に重要な概念です。ぜひ、実際にコードを書いて試してみてください。他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。