皆さん、こんにちは。今日は、Excelのシートがパスワードで保護されていて編集できないときに、VBA(Visual Basic for Applications)を使ってその保護を解除する方法をご紹介します。パソコンやスマホの操作が苦手な方でも大丈夫です。わかりやすく説明しますので、ぜひ最後までご覧ください。
VBAとは何か?
まず、VBAについて簡単にお話しします。VBAは、ExcelなどのMicrosoft Office製品に組み込まれているプログラミング言語です。これを使うことで、手作業では大変な作業を自動化したり、特別な機能を追加したりすることができます。今回は、このVBAを使って、パスワードで保護されたExcelシートのロックを解除する方法を見ていきましょう。
VBAを使ってシートの保護を解除する手順
それでは、具体的な手順をご紹介します。以下の手順に従って進めてください。
- まず、パスワードを忘れてしまったExcelファイルを開きます。
- 次に、キーボードの「Alt」キーと「F11」キーを同時に押して、VBAエディターを開きます。
- 左側のプロジェクトエクスプローラーで、保護を解除したいシートをダブルクリックします。
- 表示されたコードウィンドウに、以下のコードをコピーして貼り付けます。
vba
Sub PasswordBreaker()
'シートのパスワード保護を解除します。
Dim i As Integer, j As Integer, k As Integer
Dim l As Integer, m As Integer, n As Integer
Dim i1 As Integer, i2 As Integer, i3 As Integer
Dim i4 As Integer, i5 As Integer, i6 As Integer
On Error Resume Next
For i = 65 To 66: For j = 65 To 66: For k = 65 To 66
For l = 65 To 66: For m = 65 To 66: For i1 = 65 To 66
For i2 = 65 To 66: For i3 = 65 To 66: For i4 = 65 To 66
For i5 = 65 To 66: For i6 = 65 To 66: For n = 32 To 126
ActiveSheet.Unprotect Chr(i) & Chr(j) & Chr(k) & _
Chr(l) & Chr(m) & Chr(i1) & Chr(i2) & Chr(i3) & _
Chr(i4) & Chr(i5) & Chr(i6) & Chr(n)
If ActiveSheet.ProtectContents = False Then
MsgBox "使用可能なパスワードは " & Chr(i) & Chr(j) & _
Chr(k) & Chr(l) & Chr(m) & Chr(i1) & Chr(i2) & _
Chr(i3) & Chr(i4) & Chr(i5) & Chr(i6) & Chr(n)
Exit Sub
End If
Next: Next: Next: Next: Next: Next
Next: Next: Next: Next: Next: Next
End Sub
- コードを貼り付けたら、キーボードの「F5」キーを押して、このマクロを実行します。
- しばらく待つと、使用可能なパスワードが表示されます。
- Excelのメニューから「校閲」タブを選択し、「シートの保護解除」をクリックします。
- 先ほど表示されたパスワードを入力し、OKをクリックすると、シートの保護が解除されます。
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