ExcelでVLOOKUP関数を使っていると、「空白」や「0」が表示されることがありますよね。でも、どうしてそうなるのでしょうか？そして、どうやって解決できるのでしょうか？今回は、この問題を初心者の方にも分かりやすく解説しながら、その解決方法をご紹介します。
VLOOKUP関数とは？初心者向けに説明
Excelのイメージ
まずは、VLOOKUP関数が何かを簡単におさらいしましょう。VLOOKUPは、指定した値を検索し、見つかった行から特定の情報を引っ張ってくる関数です。例えば、売上表から社員の名前を検索し、その社員の売上金額を調べたいときに使います。
でも、実際に使ってみると、「空白」や「0」が出てきて、何かがおかしいと感じたことがあるのではないでしょうか？
VLOOKUPの基本的な使い方
まずは、簡単なVLOOKUPの使い方を確認しましょう。
例えば、次のような表があるとします
| 社員番号 | 名前 | 売上額 |
|———|——-|——–|
| 1001 | 山田 | 5000 |
| 1002 | 佐藤 | 3000 |
| 1003 | 鈴木 | 7000 |
この表から、社員番号「1002」の売上額を調べる場合、次のようにVLOOKUPを使います。
=VLOOKUP(1002, C4, 3, FALSE)
この式で、「1002」をA2からC4までの範囲で探し、見つかった行から3列目（売上額）を返します。
VLOOKUPで「空白」や「0」が表示される理由とは？
では、VLOOKUPを使うときに「空白」や「0」が表示される理由について説明します。
空白が表示される場合
VLOOKUPで「空白」が表示されるのは、検索した値が見つからない場合です。例えば、次のように社員番号「1004」を検索したとき、該当する行がないと「#N/A」エラーが表示されます。
しかし、もし検索範囲に空白のセルが含まれていた場合、VLOOKUPはその空白を返すことがあります。
0が表示される場合
0が表示されるのは、検索した値が見つかるものの、指定した列に「0」が入っている場合です。例えば、社員番号「1002」の売上額が「0」になっていると、そのまま「0」が表示されます。
また、検索範囲に誤った範囲やセルが含まれている場合も、VLOOKUPは意図しない「0」を返すことがあります。
VLOOKUPの「空白」や「0」を解決する方法
それでは、VLOOKUPで表示される「空白」や「0」をどうやって解決するのか？具体的な方法をいくつかご紹介します。
1. IFERROR関数を使ってエラーを処理する
VLOOKUPで「#N/A」エラーが表示される場合、IFERROR関数を使ってエラーを処理できます。例えば、次のように使います。
=IFERROR(VLOOKUP(1004, C4, 3, FALSE), "該当なし")
この式では、VLOOKUPでエラーが発生したとき、「該当なし」と表示するようになります。これにより、見つからない場合でもエラーではなく、分かりやすいメッセージが表示されます。
2. 空白セルを回避する方法
もし、検索範囲に空白セルがある場合、その空白を避けたいときには、次のようにIF関数を組み合わせて使うとよいでしょう。
=IF(VLOOKUP(1002, C4, 3, FALSE)="", "データなし", VLOOKUP(1002, C4, 3, FALSE))
この式では、VLOOKUPで空白が返された場合に「データなし」と表示するようにしています。
3. 0を回避する方法
売上額が「0」の場合に「0」を表示しないようにするには、次のようにIF関数を使います。
=IF(VLOOKUP(1002, C4, 3, FALSE)=0, "売上なし", VLOOKUP(1002, C4, 3, FALSE))
この式では、VLOOKUPで「0」が返された場合に「売上なし」と表示します。
よくある質問や疑問
Q1: VLOOKUPで「#N/A」エラーが出たとき、どうすればいいですか？
「#N/A」エラーが出たときは、IFERROR関数を使ってエラー処理をするのがオススメです。エラーが出た場合に、別のメッセージを表示することができます。例えば、「該当なし」と表示することができます。
Q2: VLOOKUPで空白が返されるのはなぜですか？
VLOOKUPで空白が返される場合、検索範囲に空白のセルが含まれていることが原因です。この場合、IF関数を使って空白を処理することができます。
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まとめ
VLOOKUPを使っているときに「空白」や「0」が表示される問題は、意外とよく起こります。しかし、IFERRORやIF関数を使うことで、簡単に解決することができます。これで、VLOOKUP関数がもっと便利に使えるようになるはずです！
もし、他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。
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