Excelを使っていると、データを簡単に検索したいときってありますよね。たとえば、名前から電話番号を探したり、商品のIDから価格を調べたり…。そんなときに便利なのがVLOOKUP関数です!今回は、このVLOOKUP関数の使い方を、初心者にもわかりやすく、ステップバイステップで解説していきます。
VLOOKUP関数とは?
VLOOKUPは「縦方向に検索」を意味します。たとえば、名前が書かれたリストから、その人の住所や電話番号を簡単に見つけ出すことができます。正直、初めて聞いた時は少し難しそうに思えるかもしれませんが、使ってみるととてもシンプルです。
VLOOKUPの基本構成
VLOOKUP関数には4つの引数(パラメーター)が必要です。ここで少し耳慣れない言葉が出てきますが、難しいものではありません。順番に解説していきます。
- 検索値: これは、探したい値を指します。例えば、名前や商品番号などです。
- 範囲: データが入っている範囲(テーブル)を指定します。
- 列番号: 検索したい情報が何番目の列にあるかを指定します。
- 検索方法: 一致するデータをどのように検索するかを指定します。通常は「TRUE」または「FALSE」を使います。TRUEは近似値で、FALSEは完全一致で検索します。
VLOOKUPの基本式
実際にVLOOKUPを使うときの基本の式はこんな感じです
=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索方法)
例えば、次のようなデータがあったとします。
名前 | 電話番号 | 住所 |
---|---|---|
佐藤 | 123-4567 | 東京都 |
鈴木 | 234-5678 | 大阪府 |
もし「鈴木さん」の電話番号を調べたい場合、次のように入力します
=VLOOKUP(“鈴木”, C3, 2, FALSE)
これで「鈴木」の電話番号「234-5678」が表示されます。
VLOOKUPの引数を理解しよう!
VLOOKUP関数を使うためには、4つの引数(パラメーター)を理解することが大切です。ここでは、それぞれの引数について詳しく説明します。
1. 検索値(検索したい値)
検索値とは、探したい情報です。例えば、名前やID番号、商品コードなどが検索値にあたります。VLOOKUP関数では、検索値がどこにあるかを探します。
例「鈴木」という名前を検索値として入力すれば、VLOOKUPは「鈴木さん」の情報を探しに行きます。
2. 範囲(検索する範囲)
範囲とは、VLOOKUPが検索を行うデータの範囲です。この範囲には、検索値が含まれている列と、それに対応する情報が入っている列を含める必要があります。
例先ほどの表で言えば、名前、電話番号、住所を含む「C3」の範囲が必要です。
3. 列番号(戻り値がどの列にあるか)
列番号は、検索値に対応する情報が何番目の列にあるかを示します。最初の列は「1」、次の列は「2」、その次は「3」と番号が付きます。
例「鈴木さん」の電話番号が「2列目」にあるので、列番号は「2」になります。
4. 検索方法(TRUEまたはFALSE)
検索方法は、どのように一致を探すかを決めるものです。基本的に、完全一致を求める場合は「FALSE」を選びます。
例完全一致を求める場合は、「FALSE」を選びます。これで、「鈴木」と完全に一致する行を探すことができます。
VLOOKUPのよくあるエラーとその対処法
VLOOKUPを使っていると、よく見かけるエラーがあります。特に初心者の方は、ちょっとした間違いでエラーが出ることもあります。ここではよくあるエラーとその対処法を紹介します。
#N/Aエラー
「#N/Aエラー」は、検索値が見つからない場合に表示されます。例えば、「鈴木さん」という名前がリストにないときにこのエラーが出ます。
解決法検索値が正しいか、範囲にその値が含まれているかを確認しましょう。
#REF!エラー
「#REF!エラー」は、列番号が範囲外の場合に表示されます。例えば、範囲が「C3」で、列番号に「4」を指定した場合などです。
解決法範囲内の列番号を指定しましょう。
よくある質問や疑問
Q1: VLOOKUPは複数のシートで使えますか?
はい、VLOOKUPは複数のシートを跨いで使うことができます。シート名を指定して、他のシートのデータを検索することも可能です。
Q2: VLOOKUPの範囲は並べ替えないといけないのですか?
基本的には並べ替えなくても問題ありませんが、検索方法で「TRUE」を使う場合は、検索する列を昇順に並べ替える必要があります。
Q3: VLOOKUPは左側の列を検索できますか?
いいえ、VLOOKUPは検索値が範囲の左端にある列でなければなりません。左側の列を検索したい場合は、INDEX関数やMATCH関数を使う方法があります。
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まとめ
VLOOKUP関数は、Excelの中でも非常に便利な検索ツールです。基本の使い方を理解すれば、さまざまな場面で役立ちます。今回は、VLOOKUP関数の使い方をわかりやすく説明しました。初心者の方でも、少し練習すれば簡単に使えるようになりますよ!
もし他にも疑問やお悩み事があれば、ぜひLINEからお声掛けください。
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