皆さん、Excelの3Dマップ機能を使おうとして、エラーメッセージに悩まされたことはありませんか?今回は、そんなお悩みを解決するために、初心者の方でもわかりやすく対処方法をご紹介します。
よくある3Dマップのエラーとその原因
まず、3Dマップを使用する際によく遭遇するエラーについて見ていきましょう。
状態コード: 4のエラー
このエラーは、3DマップがMicrosoft Bing地図サービスに接続できないときに表示されます。主な原因は、Excelがインターネット経由で地図データを取得する際に、セキュリティプロトコル(TLS)のバージョンが古いためです。特に、Excel 2016をお使いの方に多く見られます。
データ項目名によるエラー
3Dマップにデータを追加しようとした際、「3D Mapsでエラーが発生しました。直前の操作をもう一度お試しください。」というメッセージが表示されることがあります。これは、データの列名がExcelの予約語と重なっている場合に起こります。例えば、’key1’や’key2’といった名前が該当します。
エラーの具体的な対処方法
それでは、これらのエラーに対する具体的な解決策をご紹介します。
TLS 1.2を有効にする方法
Excel 2016で状態コード: 4のエラーが表示される場合、TLS 1.2を有効にすることで解決できます。以下の手順で設定を行いましょう。
- Windowsの「スタート」ボタンをクリックし、「regedit」と入力してレジストリエディタを開きます。
- 以下のキーに移動します。
- 32ビット版Officeの場合HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\.NETFramework\v4.0.30319
- 64ビット版Officeの場合HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\.NETFramework\v4.0.30319
- 右ペインで右クリックし、「新規」→「DWORD(32ビット)値」を選択します。
- 名前を「SchUseStrongCrypto」とし、値を「1」に設定します。
- レジストリエディタを閉じ、PCを再起動します。
この設定により、Excelが最新のセキュリティプロトコルを使用して地図データにアクセスできるようになります。
データ項目名の変更
データ項目名が原因でエラーが発生する場合、列名を変更することで解決できます。例えば、’key1’や’key2’といった名前を避け、’商品ID’や’地域コード’など、他の名称に変更してみてください。
3Dマップ機能が表示されない場合の対処法
3DマップのボタンがExcelのリボンに表示されない場合、以下の手順で確認してみましょう。
- Excelを開き、左上の「ファイル」タブをクリックします。
- 「オプション」を選択し、表示されたウィンドウで「アドイン」をクリックします。
- 下部の「管理」ドロップダウンメニューで「COMアドイン」を選択し、「設定」ボタンをクリックします。
- 表示されたリストの中に「Microsoft Power Map for Excel」がある場合、それにチェックを入れて「OK」をクリックします。
これで、リボンに3Dマップのボタンが表示されるはずです。
よくある質問や疑問
Q1: エラーが解消されない場合、他に試すべきことはありますか?
グラフィックスドライバーが最新でない場合、エラーが発生することがあります。お使いのPCの製造元のサイトから最新のドライバーをダウンロードしてインストールしてみてください。
Q2: 3Dマップを使用する際、インターネット接続は必要ですか?
はい、3DマップはMicrosoft Bing地図サービスを使用しているため、インターネット接続が必要です。オフライン環境では正常に動作しない場合があります。
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まとめ
Excelの3Dマップ機能は、データを視覚的に表現するのに非常に便利なツールです。しかし、エラーに遭遇すると戸惑ってしまうこともあります。今回ご紹介した対処方法を試して、ぜひ3Dマップを活用してみてください。他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。
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