ExcelのAGGREGATE関数で高度な集計をマスターしよう！

皆さん、Excelでデータの集計作業に時間がかかっていませんか？特に、エラー値や非表示の行が混在するデータを扱うとき、手作業での集計は大変ですよね。そんなときに役立つのがAGGREGATE関数です。この関数を使いこなせば、集計作業が驚くほど効率化されますよ！

AGGREGATE関数とは？

Excelのイメージ

まず、AGGREGATE関数について簡単にご紹介します。これは、Excel 2010以降で使える強力な集計関数で、エラー値や非表示の行を無視してデータを集計することができます。例えば、売上データにエラーが含まれていても、AGGREGATE関数を使えば正確な合計や平均を簡単に求めることができます。

では、具体的な使い方を見ていきましょう。AGGREGATE関数の構文は以下のとおりです

=AGGREGATE(集計方法, オプション, 範囲1, [範囲2], ...)

– 集計方法行いたい集計の種類を1から19の番号で指定します。例えば、1はAVERAGE（平均）、9はSUM（合計）です。
– オプション無視するデータの種類を指定します。例えば、6を指定するとエラー値を無視します。
– 範囲1集計対象のデータ範囲を指定します。

例えば、エラーを無視して範囲からの合計を求める場合、以下のように入力します

=AGGREGATE(9, 6, )

これで、エラー値を除いた合計を簡単に計算できます。

AGGREGATE関数はさまざまな場面で活用できます。以下に具体的な例をいくつかご紹介します。

データにフィルターをかけた後、表示されているデータだけの平均を求めたい場合、AGGREGATE関数が便利です。例えば、以下のように入力します

=AGGREGATE(1, 5, B1:B100)

ここで、1はAVERAGE、5は非表示の行を無視するオプションです。これにより、フィルターで表示されているデータの平均を計算できます。

データ範囲にエラー値が含まれていても、AGGREGATE関数を使えばエラーを無視して集計できます。例えば、以下のように入力します

=AGGREGATE(9, 6, C1:C50)

ここで、9はSUM、6はエラー値を無視するオプションです。これにより、エラーを除いた合計を求めることができます。

データの中から上位または下位の値を抽出したい場合にもAGGREGATE関数が役立ちます。例えば、範囲D1からD20の中で3番目に大きい値を求めるには、以下のように入力します

=AGGREGATE(14, 0, D1:D20, 3)

ここで、14はLARGE関数を示し、0は何も無視しないオプション、3は3番目に大きい値を指定しています。

SUBTOTAL関数も集計に使われますが、AGGREGATE関数はより多機能で、エラー値を無視するオプションや、より多くの集計方法に対応しています。例えば、AGGREGATE関数はLARGEやSMALLなどの関数もサポートしています。

AGGREGATE関数は、Excel 2010以降のバージョンで使用可能です。古いバージョンでは利用できないのでご注意ください。

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AGGREGATE関数を活用することで、エラー値や非表示の行を無視した高度な集計が簡単に行えます。これにより、日々のExcel作業が大幅に効率化されることでしょう。ぜひ一度試してみてくださいね。他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。