こんにちは！今日は、ExcelのIF関数を使って、複数の条件を簡単に判定する方法をご紹介します。特に、パソコンやスマホにあまり詳しくない方でも理解しやすいように、具体的な例を交えて解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
IF関数とは？
Excelのイメージ
まず、IF関数とは何かをご説明します。IF関数は、ある条件が「はい（TRUE）」か「いいえ（FALSE）」かを判定し、それに応じて結果を返す関数です。例えば、テストの点数が80点以上なら「合格」、それ未満なら「不合格」と表示することができます。
IF関数の基本的な書き方
IF関数の基本的な書き方は以下の通りです
=IF(条件, 真の場合, 偽の場合)
例えば、セルの値が50以上なら「合格」、それ未満なら「不合格」と表示する場合、次のように書きます
=IF(>=50, "合格", "不合格")
複数の条件を組み合わせる方法
次に、複数の条件を組み合わせて判定する方法をご紹介します。これには、AND関数やOR関数を使います。
AND関数を使って複数の条件をすべて満たす場合を判定
AND関数は、すべての条件が「はい（TRUE）」の場合に「TRUE」を返します。例えば、セルが50以上で、セルB1が60以上の場合に「合格」と表示するには、次のように書きます
=IF(AND(>=50, B1>=60), "合格", "不合格")
OR関数を使っていずれかの条件を満たす場合を判定
OR関数は、いずれかの条件が「はい（TRUE）」の場合に「TRUE」を返します。例えば、セルが50以上またはセルB1が60以上の場合に「合格」と表示するには、次のように書きます
=IF(OR(>=50, B1>=60), "合格", "不合格")
複数の条件を使った実践例
実際の場面で、複数の条件を使って判定する例を見てみましょう。
年齢に応じた料金を計算する
例えば、年齢に応じて料金を設定する場合、以下のように書きます
=IF(<20, 500, IF(<60, 1000, 1500))
この式では、が20未満なら500円、20以上60未満なら1000円、60以上なら1500円と表示されます。
点数に応じた評価をする
次に、点数に応じて評価をする場合、以下のように書きます
=IF(>=80, "優", IF(>=60, "良", IF(>=40, "可", "不可")))
この式では、が80以上なら「優」、60以上80未満なら「良」、40以上60未満なら「可」、それ未満なら「不可」と表示されます。
IFS関数を使ってもっと簡単に
複数の条件を判定する場合、IFS関数を使うともっと簡単に書けます。IFS関数は、条件と結果を順番に書いていくことで、複雑な入れ子のIF関数を避けることができます。
例えば、先ほどの年齢に応じた料金の例をIFS関数で書くと、以下のようになります
=IFS(<20, 500, <60, 1000, TRUE, 1500)
この式では、が20未満なら500円、20以上60未満なら1000円、それ以外なら1500円と表示されます。
よくある質問や疑問
Q1: IF関数とIFS関数の違いは何ですか？
IF関数は1つの条件を判定するのに対し、IFS関数は複数の条件を順番に判定することができます。IFS関数を使うと、複雑な入れ子のIF関数を避けることができ、式が見やすくなります。
Q2: AND関数とOR関数の違いは何ですか？
AND関数はすべての条件が「はい（TRUE）」の場合に「TRUE」を返し、OR関数はいずれかの条件が「はい（TRUE）」の場合に「TRUE」を返します。AND関数は厳しい条件を、OR関数は緩い条件を判定するのに使います。
Q3: 複雑な条件を判定する場合、どうすればよいですか？
複雑な条件を判定する場合、AND関数やOR関数を使って条件を組み合わせることができます。また、IFS関数を使うと、複雑な入れ子のIF関数を避けることができ、式が見やすくなります。
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まとめ
今回は、ExcelのIF関数を使って複数の条件を簡単に判定する方法をご紹介しました。IF関数やIFS関数、AND関数、OR関数をうまく組み合わせることで、さまざまな条件を判定することができます。ぜひ、実際の作業で試してみてください。
他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。
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