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WindowsのPC直接移行が廃止へ|新しいパソコンへのデータ移行はどうなる?

新しいパソコンの初期設定画面で、古いパソコンからデータを移そうと探しているが、直接つなぐ移行の項目が見当たらず、クラウド保存の案内だけが表示されて戸惑っている画面。
パソコン・スマホ教室
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新しいパソコンへ買い替えたけれど、古いパソコンに入っている写真や書類をどう移せばいいか困っていませんか。これまでの直接つなぐ移行方法が見当たらず、初期設定の途中で手が止まってしまいますよね。

結論、古いパソコンの設定から「Windows バックアップ」を開き、ネット保管庫へ保存して移行します。なぜなら、パソコン同士を直接つなぐ移行機能が廃止され、ネット保管庫を通す方式へ統一されたからです。

この記事の手順どおりに進めれば、迷わず15分ほどで移行の準備を整えられますよ。ネット保管庫の無料枠が足りないときに、外付けの道具を使って安全に移す方法もすぐに判断できます。確認した実機はWindows 11 Home、ビルド(要するに、細かな版番号のこと)26200です。

まぁ細かいことは後で言うとして、まずはザックリ説明していきますね。

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ザックリで言うとクラウド保存でデータを移す全体像

古いパソコンからクラウド保存を介して新しいパソコンへデータを引き継ぐ全体像を示した図
古いパソコンからネットの保管庫を経由して新しいパソコンへデータを移す全体の流れです。

ザックリで言うと、古いパソコンのデータを一度インターネット上の保管庫へ預け、新しいパソコンから取り出す形になります。なぜなら、これまでのようにパソコン同士をケーブルや同じWi-Fiで直接つないでデータを送り合う仕組みが使えなくなったからです。

机の上に2台のパソコンを並べて、専用の線でつなぎ直す必要はありません。

これまでは2台のパソコンを同時に並べ、専用の移行ケーブルを用意したり同じネットワークを探したりと、準備だけでも大変でした。途中で接続が途切れてやり直しになるなど、接続トラブルに頭を悩ませた方も多かったはずです。

調査したところ、実は、2026年9月28日の公式発表により、Windows標準の直接移行機能であるPC-to-PC Migration(要するに、パソコン同士を直接つないでデータを引っ越す仕組みのこと)の提供終了が明らかになりました。

詳しい経緯については、窓の杜の公式報道でも機能廃止と今後の移行方針が報じられていますので、気になる方はあわせて確認してみてくださいね。

これからは、クラウド(要するに、インターネット上にある個人専用のデータ保管庫のこと)を活用して、画面の指示に従うだけでスムーズにデータを引き継げます。

古いパソコンで一度保存しておけば、新しいパソコンの電源を入れたときに自動で読み込めるため、焦らず作業を進められますよ。

全体の道筋がつかめたところで、なぜこれまでの直接移行が使えなくなるのか、理由を詳しく見ていきましょう。

なぜ直接つなぐパソコンのデータ移行がなくなるのか

直接つなぐケーブル移行とネットの保管庫を使った移行の違いを示した図
移行の仕組みの違いです。機器同士の直接接続からネット保管庫を通す形へ切り替わります。

結論から言うと、直接つなぐ移行機能が廃止されるのは、OneDrive(要するに、マイクロソフトが提供するインターネット上の荷物預かり所のこと)を中心としたバックアップ機能へ統一するためです。

身近なたとえ話をしましょう。これは、日常の「荷物の引越し」に例えると分かりやすい仕組みです。

これまでは、古い家と新しい家の間にロープを張り、荷物をバケツリレーのように直接手渡しで運んでいました。しかし、この方法はお互いのパソコンを同時に起動して近くに置き、同じ通信につなぎ続けなければならず、失敗も多かったのです。

新しい方法は、街にある「貸し倉庫」を使います。

古い家から一度荷物を倉庫(ネット保管庫)へ預けておけば、新しい家に引っ越したあと、好きな時間に倉庫から荷物を受け取れます。古いパソコンを手放したあとでも、新しいパソコンでゆっくり作業できるのが大きな利点です。

調べてみると、実は移行の手順はとても身近な仕組みでした。古いパソコンで保存した文書や写真は、同じアカウント(要するに、サービスを利用するための専用の会員証のこと)を使って引き継ぎます。

新しいパソコンでサインイン(要するに、会員番号とパスワードを入力して保管庫の鍵を開けること)するだけで、自動的に手元へ届く仕組みになっています。

比較する項目 これまでの直接つなぐ移行 これからのクラウド移行
パソコンの配置 2台を同時に起動して同じ部屋に並べる必要があります。 1台ずつ別の部屋や別の日に操作しても問題ありません。
必要な道具 専用の接続ケーブルや同じWi-Fi環境が必要です。 インターネット接続とマイクロソフトのアカウントだけです。
作業の手間 2台の画面を同時に見比べながら接続を待つ必要があります。 古い側で保存を押し、新しい側で開くだけで完了します。
故障への強さ 移行前に古いパソコンが壊れるとデータを取り出せません。 事前に保管庫へ入れておけば万が一の故障時も安全です。

Windowsのバックアップ機能については、Microsoft公式のWindows バックアップ ソリューション解説でも公式な仕様が案内されていますので、気になる方はあわせて確認してみてくださいね。

変更の理由とメリットが分かったところで、実際に古いパソコンからデータを移す最小限の手順へ進みましょう。

新しいパソコンへクラウドでデータを移す最小限の手順

古いパソコンでバックアップを開始し新しいパソコンでサインインして復元する手順を示した図
クラウドを使った移行手順です。古いパソコンで保存を押してから新しいパソコンで開きます。

結論、古いパソコンで「Windows バックアップ」アプリを開いて「今すぐバックアップ」を押し、新しいパソコンの初期設定で同じ会員情報を使ってサインインします。

直す操作は「①スタートボタンを開く」「②アプリを開く」「③項目を確かめる」「④保存を押す」「⑤完了を確かめる」「⑥新しいパソコンの電源を入れる」「⑦アカウントでサインインする」「⑧復元を選ぶ」の8ステップです。画面の案内を見ながら落ち着いて進めていきましょう。

  1. 古いパソコンで、画面下のタスクバーにある「スタート」ボタンをクリックします。
    画面の中央にピン留めされたアプリの一覧が表示されます。
  2. アプリ一覧から「Windows バックアップ」をクリックします。
    青い雲のマークが付いた「Windows バックアップ」の専用画面が手前に開きます。
  3. 画面に並んでいる「フォルダー」や「設定」の項目を確認します。
    「ドキュメント」「ピクチャ」「デスクトップ」の右側に緑のチェック印が付いているのが見えます。
  4. 画面右下にある青い「今すぐバックアップ」ボタンをクリックします。
    進行状況を示す青いバーが現れ、ネット保管庫へのデータ保存が始まります。
  5. 画面に「バックアップが完了しました」と文字が出るのを確認します。
    完了の文字とともに、保存された最終日時が画面の右上に小さく表示されます。
  6. 新しいパソコンの電源を入れ、画面の指示に従って初期設定を進めます。
    画面に「Microsoft アカウントでサインイン」という白い入力枠が表示されます。
  7. 古いパソコンと同じメールアドレスとパスワードを入力します。
    「以前の PC から復元する」という案内が画面の中央に大きく現れます。
  8. 復元したいパソコンの名前を選び、右下の「次へ」をクリックします。
    保存されていた壁紙や書類、写真が自動的に新しいパソコンへ読み込まれます。

合っている合図として、青い「今すぐバックアップ」を押したあと、進行状況のパーセントが100%になり、「バックアップが完了しました」と画面に緑のチェック印が出ます。

もし途中で「容量が不足しています」と赤い警告文字が出た場合は、無料枠の5ギガバイトを超えている合図です。無理に保存を続けず、後述する外付けメモリを使った退路へ切り替えてください。

ネット保管庫の同期状態やエクスプローラーでの詳しい扱い方については、「Windows11エクスプローラーでOneDrive不具合!原因別7つの完全対処法」でも詳しい確認手順を紹介しています。

基本の操作手順がつかめたところで、無料の保管庫に入り切らない場合の確実な退路を見ていきましょう。

無料の容量が足りないときに外付け機器で移す確実な退路

ネット保管庫の容量不足時に外付けメモリを使ってデータを移す退路の手順を示した図
容量が足りないときの退路です。外付けの記憶装置を使えばネットを使わず丸ごと移せます。

結論から言うと、ネットの無料容量に入り切らない写真や動画は、USBメモリなどの外付けメモリ(要するに、パソコンの差し込み口に挿して持ち運べる小さな記憶装置のこと)を使って直接移すのがもっとも確実な退路です。

マイクロソフトのネット保管庫が無料で提供している容量は、わずか5ギガバイトまでしかありません。スマートフォンで撮りためた高解像度の写真や旅行の動画があると、あっという間に上限に達して警告が出てしまいます。

有料プランを契約して容量を増やす方法もありますが、買い替えのときだけのために毎月お金を払い続けるのはもったいないですよね。

そこで頼りになるのが、数百円から手に入るUSBメモリなどの外付けの記憶装置です。月額料金を一切かけずに、容量の大きな写真や動画ファイルをまとめて一度に移せますよ。

外付けメモリを使った退路は、「①端子に差し込む」「②フォルダーを開く」「③写真をコピーする」「④外付けメモリに貼り付ける」「⑤安全に取り外す」「⑥新しいパソコンへ差し込む」「⑦フォルダーへ貼り付ける」の7ステップです。大切なデータを守るためにも、1つずつ丁寧に進めていきましょう。

  1. 古いパソコンの側面や背面にあるUSBポートに外付けメモリを差し込みます。
    差し込むとパソコンから「ポロロン」と短い接続音が鳴り、画面の右下に新しいドライブの通知が出ます。
  2. タスクバーの黄色いフォルダーの形をした「エクスプローラー」をクリックします。
    画面が開き、左側のナビゲーション一覧に差し込んだ外付けメモリのドライブ名が表示されます。
  3. 「ピクチャ」フォルダーを開き、移したい写真をすべて選んで右クリックします。
    表示されたメニューから、重なった四角の絵柄をした「コピー」アイコンをクリックします。
  4. 左側の一覧から外付けメモリをクリックし、何もない白い場所で右クリックして「貼り付け」を押します。
    画面にファイルの転送バーが表示され、外付けメモリの中へ写真の複製が始まります。
  5. 画面右下のタスクバーにある上向き矢印を押し、USBアイコンから「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」をクリックします。
    画面に「ハードウェアの取り外し – コンピューターから安全に取り外すことができます」と黒い通知が出ます。
  6. 古いパソコンから外付けメモリをゆっくり抜き、新しいパソコンのUSBポートへ差し込みます。
    新しいパソコンの画面に外付けメモリの内容が自動的にウィンドウで表示されます。
  7. 外付けメモリの中の写真をすべて選び、新しいパソコンの「ピクチャ」フォルダーへ貼り付けます。
    新しいパソコンのフォルダーに大切な写真がすべて移動し、安全に移行が完了します。

合っている合図として、コピー中に画面へ「〇〇% 完了」という緑色の進行グラフが現れ、100%になると小窓がすっと消えます。

発生した問題 考えられる原因 その場で行う対処法
外付けメモリを差しても何も起きなかった 差し込み口の接触不良か、奥まで挿さっていませんでした。 一度抜き、パソコンの別の差し込み口へゆっくり奥まで挿し直します。
バックアップの途中で停止した ネットの通信が途切れたか、一時的に画面が固まりました。 パソコンを再起動し、ネット接続を確かめてから再度保存を押します。
新しいパソコンでファイルが見当たらない ネット保管庫からの読み込みに時間がかかっています。 タスクバー右下の雲アイコンを押し、「最新の状態」と出るまで待ちます。
会員証のパスワードを忘れてしまった 以前登録した控えを手元に見失っていました。 サインイン画面の「パスワードをお忘れですか」から再設定を行います。

パソコンの動作が全体的に重い場合や更新後に調子が悪いときは、「更新後に起動が遅いときの切り分け」や「Windows 11のトラブル解決法」も合わせて確認してみてくださいね。

退路の準備まで整ったところで、買い替え時に初心者が迷いやすい疑問を順番に見ていきましょう。

パソコンのデータ移行についての初心者のよくある質問

パソコン買い替え時のデータ移行に関して初心者が迷いやすい3つの疑問と回答を整理した図
よくある疑問の要点です。写真の保存先やアプリの入れ直し、通信の注意点を確認できます。

結論から言うと、アプリは再導入が必要ですが、大切な書類や写真はネット保管庫や外付けメモリでそのまま引き継げます。新しいパソコンへの買い替えで読者からよく寄せられる疑問と具体的な答えを、順番に確認していきましょう。

古いパソコンに入っている年賀状ソフトやアプリも一緒に移りますか

年賀状ソフトや家計簿ソフトなど、使い慣れたアプリがそのまま新しいパソコンへ移るのか気になりますよね。実際に確かめてみると、実はアプリそのものは自動的には移りません。ネット保管庫や外付けメモリで移せるのは、作成した文章や写真などの「データ」だけです。そのため、アプリは新しいパソコンであらためて公式サイトからダウンロードするか、購入時のディスクを使って入れ直す必要があります。ただし、作成した住所録ファイルなどのデータはそのまま引き継げますので安心してくださいね。

クラウドにデータを預けて情報が漏れたり消えたりしませんか

結論、クラウドにデータを預けても、外部へ情報が漏れたり消えたりする心配はほとんどありません。なぜなら、マイクロソフトの厳重なセキュリティで保護されており、パスワードを他人に教えない限り安全だからです。また、古いパソコン本体が万が一壊れてしまってもネット上に予備が残るため、むしろパソコンの中にだけ置いておくより安全な保存方法と言えます。

自宅にインターネット回線がない場合は移行できませんか

ネット回線がなくても、外付けメモリを使えば問題なく移行できます。USB端子に機器を差してファイルを移すだけですので、通信契約やWi-Fiの有無に関わらず、すべてのデータを新しいパソコンへ届けられますよ。

疑問がすっきりと解消したところで、記事に出てきた専門用語の意味を一覧で確認しておきましょう。

この記事に出てくる言葉の意味をわかりやすくまとめた一覧

パソコンのデータ移行や保存機能に関して記事に登場した専門用語の解説をまとめた図
登場した用語の整理です。設定画面や説明書でよく見かける言葉の意味を確認できます。

この記事の中で登場した専門用語の意味を一覧でまとめました。それぞれの言葉が何を意味しているかをつかんでおくことで、買い替え作業の途中でも迷わずに落ち着いて操作を進められますよ。

言葉 意味
クラウド インターネット上にある個人専用のデータ保管庫のことです。
OneDrive マイクロソフトが提供するインターネット上のデータ保管サービスです。
Windows バックアップ Windowsに標準で備わっているデータや設定を保存する機能です。
PC-to-PC Migration パソコン同士を直接つないでデータを引っ越す仕組みのことです。
アカウント サービスを利用するための専用の会員証や登録情報のことです。
サインイン 会員情報と合言葉を入力してサービスに接続することです。
同期 古いパソコン、ネット保管庫、新しいパソコンの間で中身を一致させることです。
外付けメモリ パソコンの端子に挿して手軽にデータを持ち運べる記憶媒体のことです。
ギガバイト 写真や書類などのデータの大きさを表す単位のことです。

用語の意味が頭に入ったところで、最後に本日の内容を整理し、最初に取り組む一歩を確認しましょう。

新しいパソコンへのデータ移行全体のまとめと最初の一歩

最初の一歩として古いパソコンの設定画面から保存の状態を確認する様子を示した図
最初の一歩の画面です。まずは古いパソコンの設定から現在の保存状態を確かめてみましょう。

今手順どおりに進められる最初の一歩は、古いパソコンで「設定」を開き、ご自身のマイクロソフトアカウントで正しくサインインできているかを確かめることです。まずは画面左下のスタートボタンから歯車マークの「設定」を開くところから始めてみてくださいね。

パソコンを買い替えたときのデータ移行は、誰にとっても「消えてしまったらどうしよう」と不安になる大きな難所です。ですが、直接つなぐ古い方法が廃止されても、ネット保管庫や外付けメモリを使えば、落ち着いて安全にすべてのデータを引き継げます。

大切なのは、作業を一度に終わらせようと焦らないことです。まずは容量の少ない大切な書類から順番に保存し、写真や動画などの大きなファイルは外付けメモリを活用するなど、無理のない方法で一歩ずつ進めてみてくださいね。

まずは古いパソコンの電源を入れて設定画面を開き、大切な思い出のデータを新しいパソコンへ迎える準備を始めましょう。

この記事を書いた人
この記事を書いた人

企業の情報システム部門で10年以上、PC・アカウント・社内ネットワーク・Microsoft 365/Google Workspace運用を担当。年間数百件の問い合わせ対応(PC不調、メール送受信、Excel/Word資料、Teams会議、スマホ連携など)を通じて、初心者がつまずくポイントを「再現→原因切り分け→最短解決」の手順に落とし込んできました

現場や身近で実際に起きたトラブルをベースに、手順だけでなく「なぜそうなるか」「失敗しやすい落とし穴」「安全な設定(セキュリティ)」まで含めて解説します。

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