パソコンが重くなったり、動作が遅くなったりしたとき、何をすればいいのか分からず困ったことはありませんか？そんなときに頼りになるのが、Windows 10に標準搭載されている「タスクマネージャー」です。今回は、パソコンに詳しくない方でも安心して使えるように、タスクマネージャーの基本的な使い方から、便利な活用法までをわかりやすくご紹介します。
タスクマネージャーって何？
Windowsのイメージ
タスクマネージャーは、現在パソコンで動いているアプリやバックグラウンドで動いている作業（プロセス）を管理するためのツールです。これを使うことで、パソコンの動作が遅くなった原因を特定したり、動かなくなったアプリを終了させたりすることができます。
タスクマネージャーの起動方法
タスクマネージャーを開く方法はいくつかありますが、初心者の方でも簡単にできる方法をご紹介します。
方法1: ショートカットキーを使う
キーボードの「Ctrl」＋「Shift」＋「Esc」を同時に押すと、すぐにタスクマネージャーが開きます。覚えておくと便利ですよ。
方法2: スタートメニューから開く
画面左下のスタートボタンを右クリックし、表示されるメニューから「タスクマネージャー」を選択します。
方法3: タスクバーから開く
タスクバー（画面下部のバー）の何もない部分を右クリックし、表示されるメニューから「タスクマネージャー」を選択します。
方法4: 検索バーを使う
画面左下の検索バーに「タスクマネージャー」と入力し、表示された結果から選択します。
タスクマネージャーの基本的な使い方
タスクマネージャーを開くと、いくつかのタブが表示されます。それぞれのタブの役割と使い方を見ていきましょう。
プロセス
現在動いているアプリやバックグラウンドで動いている作業が一覧で表示されます。各項目には、CPUやメモリ、ディスク、ネットワークの使用状況が表示されており、どのアプリがパソコンに負荷をかけているのかを確認できます。
パフォーマンス
CPUやメモリ、ディスク、ネットワーク、GPUの使用状況をグラフで確認できます。パソコンの性能をチェックしたいときに便利です。
アプリの履歴
Microsoft Storeからインストールしたアプリが、過去にどれくらいのリソースを使用したかを確認できます。
スタートアップ
パソコン起動時に自動的に起動するアプリの一覧が表示されます。不要なアプリを無効にすることで、パソコンの起動速度を改善できます。
ユーザー
現在パソコンを使用しているユーザーの一覧が表示されます。各ユーザーがどれくらいのリソースを使用しているかを確認できます。
詳細
より詳細な情報が表示されます。上級者向けの機能が多く含まれています。
サービス
Windowsのサービス（バックグラウンドで動いているシステムの作業）の一覧が表示されます。必要に応じてサービスを停止したり、再起動したりすることができます。
パソコンが重いときの対処法
パソコンが重くなったとき、タスクマネージャーを使って原因を特定し、対処することができます。
アプリが応答しないとき
アプリが「応答なし」と表示された場合、そのアプリを選択し、「タスクの終了」をクリックすることで強制終了できます。
CPUやメモリの使用率が高いとき
「プロセス」タブで、CPUやメモリの使用率が高いアプリを確認し、不要なアプリを終了させることでパソコンの動作を軽くできます。
ディスク使用率が高いとき
「ディスク」列をクリックして、ディスク使用率が高いアプリを確認し、不要なアプリを終了させることでディスクの負荷を軽減できます。
スタートアップの管理
「スタートアップ」タブで、パソコン起動時に自動的に起動するアプリを無効にすることで、起動速度を改善できます。
タスクマネージャーを使いこなすコツ
タスクマネージャーを効果的に活用するためのコツをご紹介します。
定期的に確認する
パソコンの調子が悪くなる前に、定期的にタスクマネージャーを確認し、不要なアプリを終了させることで、快適に使用できます。
リソースの使用状況を把握する
各アプリがどれくらいのリソースを使用しているかを把握することで、パソコンの性能を最適化できます。
不要なスタートアップを無効にする
パソコン起動時に自動的に起動するアプリを無効にすることで、起動速度を改善できます。
よくある質問や疑問
タスクマネージャーで「サービスホスト」とは何ですか？
「サービスホスト」は、Windowsがバックグラウンドで動かしているサービスをまとめて表示するためのグループです。複数のサービスが1つの「サービスホスト」として表示されることがあります。
タスクマネージャーで「SysMain（旧SuperFetch）」は無効にしても大丈夫ですか？
「SysMain」は、よく使うアプリを早く起動できるようにするための機能ですが、パソコンの動作が重くなる原因となることがあります。無効にしても問題ない場合がありますが、注意が必要です。
タスクマネージャーで「OneDrive」を無効にするとどうなりますか？
「OneDrive」を無効にすると、クラウドストレージの同期が停止します。必要に応じて設定を変更してください。
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まとめ
タスクマネージャーは、パソコンの調子を整えるための強力なツールです。使い方を覚えておくことで、パソコンの動作が重くなったときや、アプリが動かなくなったときに迅速に対処できます。ぜひ、日常的に活用して、快適なパソコンライフを送りましょう。
他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。
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