Windows 11の最新アップデート、バージョン24H2が注目を集めています。
しかし、このバージョンは特定の古いCPUでの利用が困難になる可能性があるとネット話題です。
当サイトではWindows11について知っておくべき情報を多数掲載しています。あわせてそちらもご覧いただくと専門的知識が得られますよ。
Windows11バージョン24H2のCPU要件
「Windows 11 バージョン24H2」では、POPCNT命令を備えたCPUが必要とされています。この命令は、AMDの「Barcelona」以降やIntelの「Nehalem」（第1世代Coreプロセッサー以降）に搭載されています。これに対応していない古いシステムではOSが起動しなくなる可能性が高いとのことです。
POPCNT命令とは？
POPCNT命令は、コンピューターのCPU（中央処理装置）が持つ特定の機能の一つです。CPUはコンピューターの「頭脳」として、さまざまな計算や命令の実行を行います。POPCNT命令は、「Population Count」の略で、「ビットカウント」とも呼ばれ、特定の数値内にある1のビット（最小単位のデータ）の数を数える機能を持っています。たとえば、数字を二進数（0と1のみで表現される数値）で表したときに、その中の1がいくつ含まれているかを素早く計算できるのです。
この命令は、特に大量のデータを処理する際や、複雑な計算を行うプログラムを効率的に実行するのに役立ちます。しかし、POPCNT命令はすべてのCPUに搭載されているわけではなく、比較的新しいモデル（大まかに2010年以降に製造されたもの）にしか備わっていません。そのため、この命令に対応していない古いCPUを搭載したコンピューターでは、最新のソフトウェアやOS（オペレーティングシステム、コンピューターを動かすための基本的なソフトウェア）が要求する処理ができない可能性があります。
影響を受けるユーザー
もっとも、「Windows 11」自体がCPU要件を厳しく設定しており、旧世代のCPUをサポートしていないのは既知の事実です。このため、古いPCに無理やり「Windows 11」をインストールしていたユーザーだけが、この変更の影響を受けることになります。今回のバージョンアップデートで、さらに具体的なCPU要件が示された形です。
人によっては新しいパソコンの買い替えを余儀なくされるってことですね。
まとめ
Windows 11の最新アップデート、バージョン24H2は、古いCPUでは起動できない可能性があります。特にPOPCNT命令に対応していないCPUを搭載したPCでは、OSが起動しないと報告されています。この変更は、CPU要件を回避して古いPCに「Windows 11」をインストールしていたユーザーに影響を与えます。今後、Windows 11を利用するには、ハードウェアの要件に注意してアップデートする必要があります。では、最後に本記事の内容をサクッとまとめてお別れとなります。
- 「Windows 11 バージョン24H2」では、POPCNT命令をサポートするCPUが必須で、2010年以前に製造された古いCPUではOSが起動できない可能性があります。
- AMDの「Barcelona」以降やIntelの「Nehalem」（第1世代Coreプロセッサー以降）など、新世代のCPUにはこの命令が搭載されています。
- このアップデートは、CPU要件を回避して「Windows 11」を古いPCにインストールしていたユーザーに影響を与えることになります。
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