突然、PowerPointのファイルが消えてしまったり、保存せずに終了してしまった経験はありませんか？特に、パソコンやスマホに詳しくない方にとって、こうしたトラブルはとても不安ですよね。今回は、MacでPowerPointを復元するための方法を、初心者の方でもわかりやすくご紹介します。
目次
PowerPointのイメージ
PowerPointのファイルが消えた？まず試したい3つの方法
ゴミ箱を確認する
Macでは、誤って削除したファイルはまずゴミ箱に移動します。ファイルを復元する最初のステップとして、ゴミ箱を確認しましょう。
- Dockのゴミ箱アイコンをクリックして開きます。
- 削除したPowerPointファイルがあるか探します。
- 見つかったら、そのファイルを右クリックし、「戻す」を選択します。
自動保存機能を利用する
PowerPointには、自動保存機能が備わっています。作業中に保存を忘れても、一定の間隔で自動的に保存されるため、復元できる可能性があります。
- PowerPointを再起動します。
- 「ドキュメント回復」ウィンドウが表示されたら、復元したいファイルを選択して開きます。
- 表示されない場合は、以下の手順で自動保存フォルダを確認します。
- Finderを開き、「Command + Shift + G」を押します。
- 表示された入力ボックスに以下のパスを入力し、「移動」をクリックします。
-
~/Library/Containers/com.microsoft.PowerPoint/Data/Library/Preferences/AutoRecovery/ - フォルダ内にあるファイルを確認し、拡張子が「.pptx」や「.tmp」のものを見つけたら、それを開いて保存します。
Time Machineでバックアップから復元する
Macには「Time Machine」というバックアップ機能があります。これを利用して、過去の状態に戻すことができます。
- Time Machine用の外付けハードドライブをMacに接続します。
- 画面右上のTime Machineアイコンをクリックし、「Time Machineに入る」を選択します。
- 復元したいファイルが保存されていたフォルダを開きます。
- タイムラインから復元したい日時を選択し、該当するファイルを選んで「復元」をクリックします。
それでも復元できない場合の対処法
上記の方法で復元できなかった場合、以下の方法を試してみてください。
データ復旧ソフトを使用する
市販のデータ復旧ソフトを使用することで、削除されたPowerPointファイルを復元できる場合があります。例えば、EaseUS Data Recovery Wizard for MacやTenorshare 4DDiG Macなどがあります。
- 公式サイトからソフトをダウンロードし、インストールします。
- 復元したいファイルが保存されていたドライブを選択し、「スキャン」を実行します。
- スキャン結果から復元したいファイルを選択し、「復元」をクリックします。
クラウドストレージから復元する
OneDriveやiCloudなどのクラウドストレージを利用している場合、オンライン上でファイルのバージョン履歴を確認し、過去のバージョンを復元できることがあります。
- 各サービスのウェブサイトにログインします。
- 該当するファイルのバージョン履歴を確認し、復元したいバージョンを選択します。
- 「復元」ボタンをクリックして、ファイルを復元します。
よくある質問や疑問
Q1: 自動保存機能はどのように設定しますか？
PowerPointの自動保存機能は、以下の手順で設定できます。
- PowerPointを開きます。
- メニューバーから「PowerPoint」>「環境設定」を選択します。
- 「保存」をクリックします。
- 「自動回復情報を_分ごとに保存する」のチェックボックスにチェックを入れ、間隔を設定します。
Q2: AutoRecoveryフォルダが見つかりません。
AutoRecoveryフォルダは隠しフォルダであるため、通常は表示されません。以下の手順でアクセスできます。
- Finderを開き、「移動」>「フォルダへ移動」を選択します。
- 表示された入力ボックスに以下のパスを入力し、「移動」をクリックします。
-
~/Library/Containers/com.microsoft.PowerPoint/Data/Library/Preferences/AutoRecovery/
Q3: Time Machineバックアップを使用しても復元できません。
Time Machineバックアップが古い場合や、バックアップが正しく作成されていない場合、復元できないことがあります。定期的にバックアップが作成されているか確認し、必要に応じてバックアップ設定を見直してください。
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まとめ
PowerPointのファイルが消えてしまったり、保存せずに終了してしまった場合でも、慌てずに以下の方法を試してみてください。
- まずはゴミ箱を確認する。
- 自動保存機能を利用して復元を試みる。
- Time Machineでバックアップから復元する。
- それでも復元できない場合は、データ復旧ソフトを使用する。
- クラウドストレージを利用している場合は、オンライン上で復元を試みる。
大切なファイルを守るためにも、日頃から定期的な保存やバックアップを心がけることが重要です。
他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。
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