Outlook VBAを使ったマクロの活用法｜初心者でもできる！業務効率化の第一歩

2025.06.16

こんにちは！今日は、Outlookでの作業をもっと楽に、もっと効率的にするための方法をご紹介します。パソコンやスマホの操作に自信がない方でも大丈夫。今回は、Outlookのマクロ機能を使って、日々の業務をどのように効率化できるかをわかりやすくお伝えします。

Outlookマクロとは？
1. マクロとVBAの違い
Outlook VBAでできること
VBAの基本的な使い方
よくある質問や疑問
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

Outlookマクロとは？

Outlookのイメージ

まず、Outlookマクロとは、Outlookの操作を自動化するための仕組みです。例えば、毎回同じ内容のメールを送るとき、手動で入力するのは面倒ですよね。そんなときにマクロを使うと、ボタン一つでその作業を自動で行ってくれます。

マクロとVBAの違い

マクロとは、複数の操作をまとめて一つの処理として実行するものです。VBA（Visual Basic for Applications）は、そのマクロを作成するためのプログラミング言語です。Outlookでは、VBAを使ってマクロを作成します。

Outlook VBAでできること

Outlook VBAを使うと、以下のような作業を自動化できます

ここがポイント！

メール作成時にファイルを添付する際、ファイルダイアログを表示して添付忘れを防ぐ
メールの件名や本文に、当日の日付を自動で挿入する
添付ファイル名からメールの件名を自動で作成する
ワンクリックでメール転送時に宛先を追加する

これらの作業を手動で行うと時間がかかりますが、マクロを使えば一瞬で完了します。

VBAの基本的な使い方

VBAを使うには、まずOutlookの設定を少し変更する必要があります。

開発タブの表示

Outlookのリボンに「開発」タブを表示させるためには、以下の手順を行います

Outlookを開き、「ファイル」→「オプション」を選択
「リボンのユーザー設定」をクリック
右側のリストから「開発」にチェックを入れ、「OK」をクリック

これで、リボンに「開発」タブが表示されます。

VBAエディタの起動

「開発」タブから「Visual Basic」をクリックすると、VBAエディタが開きます。ここで、マクロのコードを記述します。

サンプルコードの作成

例えば、以下のコードをVBAエディタに入力してみましょう

vba

Sub SampleMail()

    Dim objMailItem As Object

    Set objMailItem = CreateItem(olMailItem)

    With objMailItem

        .To = "test@example.com"

        .Subject = "テスト件名"

        .Body = "テスト本文"

        .Display

    End With

End Sub

このコードを実行すると、新しいメールが作成され、指定した宛先、件名、本文が自動で入力されます。