Excelで16進数を10進数に変換する方法｜初心者でもわかる解説

Excelを使っていると、16進数（ヘキサデシマル）を10進数（デシマル）に変換したい場面が出てきます。例えば、プログラムのコードやエンジニアリングのデータを扱うときなどです。でも、難しそうに思えるかもしれませんが、実はとても簡単にできるんです。今回は、初心者の方でもわかるように、Excelで16進数を10進数に変換する方法をお伝えします。

HEX2DEC関数を使って16進数を10進数に変換する
16進数を10進数に変換する理由
よくある質問や疑問
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

HEX2DEC関数を使って16進数を10進数に変換する

Excelのイメージ

HEX2DEC関数とは？

HEX2DEC関数は、Excelに最初から備わっている関数で、16進数を10進数に変換するためのものです。使い方はとても簡単で、次のように入力するだけです。

=HEX2DEC("")

この式をセルに入力すると、結果として「165」と表示されます。なぜなら、「」は16進数で「165」に相当するからです。

HEX2DEC関数の使い方のポイント

* 16進数は文字列として入力します。つまり、数値ではなく、ダブルクォーテーションで囲んだ文字列として入力します。
* 16進数は最大10桁まで対応しています。例えば、「FFFFFFFFFF」などの大きな数値にも対応しています。
* 負の数も扱えます。例えば、「-」と入力すると、-165が返されます。

実際に試してみよう

次のようにExcelに入力してみてください。



セル: B1セル: =HEX2DEC()

すると、B1セルに「165」と表示されます。セルの値を変えると、B1セルの結果も自動で変わります。

16進数を10進数に変換する理由

では、なぜ16進数を10進数に変換する必要があるのでしょうか？実は、コンピュータの内部では、すべてのデータが2進数（バイナリ）で処理されています。しかし、2進数は人間には理解しづらいため、16進数がよく使われます。16進数は、2進数を4桁ずつまとめて表現できるため、コンパクトで扱いやすいのです。

例えば、16進数の「」は、2進数では「10100101」となり、8桁で表現できます。これを10進数に変換すると「165」になります。コンピュータ内部では、このように16進数や2進数でデータを処理し、人間が扱いやすいように10進数に変換して表示されるのです。

よくある質問や疑問

Q1: HEX2DEC関数でエラーが出る場合はどうすればいいですか？

セルに「G1」と入力して、B1セルに「=HEX2DEC()」と入力すると、エラー「#NUM!」が表示されます。これは、「G1」は16進数として有効な文字列ではないためです。16進数として有効な文字列は、0から9までの数字と、AからFまでのアルファベットのみです。それ以外の文字が含まれていると、エラーが発生します。