昨日まで普通にやり取りできていた相手から、今日になって急にメールが届かなくなった。迷惑メールフォルダを見ても見当たらない。送った側は「ちゃんと送ったよ」と言っている。こんな状況に直面すると、本当に焦りますよね。
しかも厄介なのは、他の人からのメールは問題なく届いているという点です。全部のメールが届かないなら「回線が悪いのかな」と推測できますが、特定の差出人だけとなると原因の特定がグッと難しくなります。ビジネスの場面では重要な連絡を見逃してしまうリスクもあり、放置するわけにはいきません。
この記事では、Outlookで特定の差出人からのメールだけが受信できなくなる原因を7つの観点から深掘りし、それぞれの具体的な解決手順を丁寧にお伝えします。2025年以降に強化されたMicrosoftの認証ポリシーや、Microsoft Defenderによる検疫といった最新事情も盛り込んでいますので、既存の対処法を試しても改善しなかった方にもきっと役立つはずです。
- 迷惑メール設定やブロックリスト、仕分けルールなど自分の手元で確認すべきポイントの全容
- Microsoft Defenderの検疫やSPF・DKIM・DMARCなど2025年以降に急増した「見えないブロック」の正体と対策
- 送信者側の問題やサーバー管理者への依頼方法など、自分だけでは解決できないケースへの対処法
- なぜ特定の差出人からだけメールが届かなくなるのか?
- 迷惑メールフォルダと「その他」タブを見落としていませんか?
- 受信拒否リストとセーフリストの設定を確認する
- 仕分けルールが意図せずメールを別フォルダに振り分けていないか?
- Microsoft Defenderの検疫にメールが隔離されていないか確認する
- 2025年以降に急増したメール認証エラーの問題を理解しよう
- 送信者側のIPアドレスがブロックリストに載っている可能性
- それでも解決しない場合はサーバー管理者に確認を依頼しよう
- 2026年1月のWindowsアップデートによるOutlookの不具合にも注意
- 情シス歴10年超の現場から伝える「教科書に載っていない」トラブルシューティング術
- 現場で本当に役立つOutlookのVBAマクロ集
- Exchange管理者向けのPowerShellによるトラブルシューティング手順
- 現実によくあるけど意外と知られていないトラブル事例と解決法
- 意外と便利なOutlookの設定テクニック
- ぶっちゃけこうした方がいい!
- Outlookで特定の差出人だけ受信できない問題に関するよくある質問
- 今すぐパソコンやスマホの悩みを解決したい!どうしたらいい?
- まとめ
なぜ特定の差出人からだけメールが届かなくなるのか?
まず大前提として、Outlookで特定の差出人だけ受信できないトラブルには受信者側の設定に原因があるケースと、送信者側やサーバー側に原因があるケースの2パターンが存在します。そして意外なことに、どちらにも該当しない「Microsoft側のセキュリティ判定」が原因になっているケースが近年非常に増えています。
Microsoftは2025年5月以降、メールのセキュリティポリシーを大幅に強化しました。SPF・DKIM・DMARCといったメール認証プロトコルに対する要件が厳格化され、これらの認証に失敗したメールは迷惑メールフォルダに入るどころか、受信者の目に一切触れることなくブロックされるケースが出てきています。つまり「迷惑メールにもない、どこにもない」という不可解な現象は、実はこのセキュリティ強化が背景にある可能性が高いのです。
以下では、確認すべきポイントを優先度の高い順に解説していきます。簡単にチェックできる項目から始めて、順番に原因を絞り込んでいきましょう。
迷惑メールフォルダと「その他」タブを見落としていませんか?
最初に確認してほしいのが、迷惑メールフォルダです。「さすがにそこは確認した」と思う方も多いでしょうが、Outlookの迷惑メール判定はMicrosoftのデータベースが定期的に更新されるため、昨日まで問題なく受信トレイに届いていたメールが突然スパム扱いになることがあります。
迷惑メールフォルダの確認手順
Outlookの左側メニューから「迷惑メール」フォルダをクリックし、該当のメールが振り分けられていないか探してみてください。もしそこにあった場合は、メールを右クリックして「迷惑メールではない」を選択します。これにより、今後その差出人からのメールは受信トレイに届くようになります。
「優先」と「その他」タブの確認
Outlookには受信トレイを「優先」と「その他」に分ける優先受信トレイ機能があります。一斉送信されたメールや自動応答メール、ニュースレターなどは「その他」タブに振り分けられることがあり、ここを確認していないと「届いていない」と勘違いしてしまいます。「その他」タブでメールを見つけた場合は、右クリックして「常に優先に移動」を選択しておくと、次回以降は優先タブに届くようになります。
受信拒否リストとセーフリストの設定を確認する
何かの拍子に、相手のメールアドレスをうっかり受信拒否リスト(ブロックリスト)に追加してしまっているケースは意外と多いです。迷惑メールを整理しているときに誤ってクリックしてしまったり、スマホの操作ミスで登録してしまったりすることがあります。
受信拒否リストの確認と削除方法
デスクトップ版のOutlookの場合は、「ホーム」タブから「迷惑メール」をクリックし、「迷惑メールのオプション」を選択します。そこで「受信拒否リスト」タブを開き、該当の差出人のメールアドレスやドメインが登録されていないかを確認してください。もし見つかったら、選択して「削除」ボタンを押し、最後に「OK」で閉じます。
Outlook on the webの場合は、画面右上の歯車アイコンから「設定」を開き、「メール」→「迷惑メール」の順に進みます。「ブロックした差出人とドメイン」の一覧に対象のアドレスがないか確認し、あれば削除しましょう。
セーフリスト(信頼できる差出人リスト)への追加
確実にメールを受信したい相手がいる場合は、セーフリスト(信頼できる差出人リスト)に追加するのが最も効果的です。同じ「迷惑メールのオプション」画面で「信頼できる差出人のリスト」タブを開き、「追加」ボタンから相手のメールアドレスまたはドメインを登録します。こうすることで、Outlookの迷惑メールフィルターをバイパスして、常に受信トレイに届くようになります。
仕分けルールが意図せずメールを別フォルダに振り分けていないか?
Outlookの仕分けルールは便利な機能ですが、思わぬ落とし穴になることがあります。過去に設定したルールが、特定の差出人のメールを別のフォルダに移動させたり、場合によっては自動削除していたりすることがあるのです。特に「件名に特定のキーワードが含まれる場合」や「特定のドメインから受信した場合」といった条件でルールを作っていた場合は注意が必要です。
仕分けルールの確認方法
デスクトップ版Outlookでは、「ファイル」→「仕分けルールと通知の管理」で全てのルールを確認できます。怪しいルールがあればチェックを外して無効化するか、削除してしまいましょう。また、まず該当の差出人のアドレスをOutlookの検索バーに入力し、検索対象を「すべてのフォルダ」にして検索してみてください。もし受信トレイ以外のフォルダからメールが見つかった場合、仕分けルールが原因である可能性が極めて高いです。
Microsoft Defenderの検疫にメールが隔離されていないか確認する
ここからが、多くの解説記事では触れられていない重要なポイントです。Microsoft 365を利用している企業や組織では、Microsoft Defender for Office 365がメールのセキュリティを担っています。このDefenderは、スパムやフィッシングの疑いがあるメールを「検疫」という仕組みで自動的に隔離します。
検疫されたメールは受信トレイにも迷惑メールフォルダにも表示されません。そのため、「どこにもメールがない」という状態になります。しかもDefenderはセキュリティレベルの変更やデータベースの更新によって、昨日まで問題なかった差出人のメールを突然ブロックすることがあるのです。
検疫メールの確認手順
Microsoft Defenderのセキュリティポータルにアクセスし、自分のアカウントでサインインします。「メールとコラボレーション」セクションから「検疫」を選択すると、隔離されたメールの一覧が表示されます。該当する差出人からのメールがあれば、選択して「リリース」することで受信トレイに配信できます。また、今後の誤検知を防ぐために「差出人を許可」を選択しておくと、その差出人はセーフリストに追加されます。
「スパムに関するお知らせ」メールが届いていないか確認
Microsoft Defenderがメールを検疫すると、quarantine@messaging.microsoft.comから「スパムに関するお知らせ」という通知メールが届くことがあります。このメール自体が迷惑メールフォルダに入ってしまうこともあるので、見落とさないよう注意してください。通知メール内のリンクから直接、検疫されたメールの確認やリリースが可能です。
2025年以降に急増したメール認証エラーの問題を理解しよう
2025年5月、MicrosoftはSPF・DKIM・DMARCというメール認証プロトコルの要件を大幅に強化しました。GoogleやYahooが2024年に同様の措置を取ったのに続く形です。これにより、送信者側のメールサーバーの認証設定が不十分だと、Outlookがそのメールを自動的に拒否するようになっています。
具体的には、送信ドメインのDNSに正しいSPFレコードが設定されていない、DKIMの電子署名がない、またはDMARCポリシーのアライメント(整合性)に問題がある場合、メールはエラーコード「550 5.7.515 Access denied」で拒否されます。この場合、受信者側でできることは限られており、送信者側に対応を依頼する必要があります。
この問題が疑われる場合にできること
もし特定の差出人からのメールだけが届かず、上記で解説した迷惑メール設定やブロックリスト、仕分けルール、検疫のいずれにも問題が見当たらない場合は、送信者側のメール認証設定が原因である可能性が高いです。送信者(または送信者の会社のIT管理者)に、以下の点を確認してもらうよう依頼してください。
| 認証プロトコル | 確認すべき内容 |
|---|---|
| SPF | 送信元IPアドレスがSPFレコードに正しく登録されているか。DNSルックアップが10回以内に収まっているか。 |
| DKIM | 送信メールにDKIM署名が付与されているか。署名ドメインがFromアドレスのドメインと一致しているか。 |
| DMARC | DMARCレコードが公開されているか。ポリシーが最低でもp=noneに設定されているか。SPFまたはDKIMとのアライメントが取れているか。 |
送信者に技術的な知識がない場合でも、「メールの認証設定を確認してほしい」と伝えるだけで、IT部門やメールサービスプロバイダーが対応できることがほとんどです。なお、この認証強化は一日5,000通以上の大量送信者が主な対象ですが、実際には少量の送信者にも影響が及んでいるケースが報告されています。
送信者側のIPアドレスがブロックリストに載っている可能性
メールの世界には、スパム送信に使われたIPアドレスを登録するブロックリスト(ブラックリスト)が存在します。送信者のメールサーバーのIPアドレスがこのブロックリストに登録されてしまうと、そのサーバーから送信されるすべてのメールが受信側でブロックされます。
この場合、送信者には「Delivery Status Notification (Failure)」というエラーメールが返送されることが多く、エラーメッセージ内に「blocked using Customer Block list」や「550 5.7.1 Service unavailable」といった文言が含まれます。送信者にこのようなエラーメールが届いていないか確認してもらいましょう。
送信者のIPアドレスがブロックリストに載っている場合は、送信者側のサーバー管理者がリストからの解除申請を行う必要があります。また、送信元のIPレピュテーション(信頼度)を改善するために、メール認証の正しい設定やリスト衛生の徹底が求められます。
それでも解決しない場合はサーバー管理者に確認を依頼しよう
ここまでの対処法をすべて試しても問題が解決しない場合、自分側のメールサーバー管理者に直接確認を依頼することを強くおすすめします。サーバー側で独自のフィルタリングルールが設定されていたり、特定のドメインやIPアドレスからのメールがサーバーレベルでブロックされていたりすることがあるためです。
サーバー管理者に依頼するときのポイント
管理者に相談する際は、以下の情報をまとめて伝えるとスムーズです。受信できない差出人のメールアドレスとドメイン、問題が発生し始めた時期、迷惑メールフォルダや検疫に該当メールがないこと、そしてブロックリストや仕分けルールに問題がないことを確認済みであること。これらを伝えれば、管理者はメッセージトレース(メール追跡)機能を使って、メールがどの段階でブロックされているのか特定できます。
送信者のメール本文がブロックの原因になることもある
実務で意外と多いのが、メール本文中のURLやリンクが原因でサーバーにブロックされるケースです。今まで問題なくやり取りしていた相手でも、メール内に不審と判定されるURLがあるだけで突然ブロックされることがあります。さらに、メールの署名に記載してある自社サイトのURLがセキュリティフィルターに引っかかったという事例も報告されています。心当たりがある場合は、送信者にURLを一時的に削除してもらい、テスト送信してみてください。
2026年1月のWindowsアップデートによるOutlookの不具合にも注意
直近の情報として、2026年1月13日にリリースされたWindowsセキュリティアップデート(KB5074109)によって、従来のOutlookでPOPアカウントやPSTファイルを使用しているユーザーにハングアップや送受信の不具合が発生していることがMicrosoftから公式に報告されています。
この不具合では、「削除したメールが再表示される」「既読にしたメールが未読に戻る」「Outlookが起動しない」といった症状が確認されています。特にPSTファイルをOneDrive配下に保存しているユーザーで問題が多発しているため、該当する方はPSTファイルをローカルドライブに移動するか、問題のアップデートをアンインストールすることで改善する場合があります。Microsoftは現在修正プログラムの開発に取り組んでいるとアナウンスしています。
また、従来のOutlook(クラシック版)から「新しいOutlook」に切り替えた環境で、プロバイダーのメールアドレスや独自ドメインのメールが受信できないケースも確認されています。これは新しいOutlookがまだ一部のメールサーバーに対応していないことが原因です。この場合はクラシック版に戻すことで受信できるようになります。
情シス歴10年超の現場から伝える「教科書に載っていない」トラブルシューティング術
ここからは、公式ドキュメントや一般的な解説記事にはまず書かれていない、情報システム部門で10年以上にわたり実際のトラブル対応を重ねてきた視点でしか語れない内容をお伝えします。正直なところ、前述した基本的な確認手順で解決するケースは全体の半分程度です。残り半分は、もっと泥臭い切り分け作業や、意外な盲点が原因だったりします。
まず最初にやるべきは「Outlook on the web」での受信確認
特定の差出人からメールが届かないという報告を受けたとき、私がまず社員に確認してもらうのはブラウザ版のOutlook(Outlook on the web)で同じメールが届いているかどうかです。これがなぜ重要かというと、デスクトップ版Outlookとブラウザ版では、メールのフィルタリングの適用レイヤーが異なるからです。
デスクトップ版のOutlookには、ローカルの仕分けルール、COMアドイン、セキュリティソフトのメールスキャン機能など、ブラウザ版にはない要素が複数絡んでいます。もしブラウザ版では正常に受信できているのにデスクトップ版では受信できていないなら、原因はサーバー側ではなくローカル環境(あなたのPC側)にあると断定できます。逆に、ブラウザ版でも受信できていなければ、サーバー側のフィルタリングやメール認証の問題だと切り分けられます。
この「まずブラウザ版で確認する」という一手間を入れるだけで、その後の調査方向がまったく変わります。社内のヘルプデスクにいた時代、この切り分けを最初にやるかやらないかで、解決までの所要時間が体感で3倍は違いました。
メールヘッダーを読めるようになると世界が変わる
受信できたメールのヘッダー情報には、そのメールがどのサーバーを経由してきたか、SPF・DKIM・DMARCの認証結果はどうだったかなど、トラブルシューティングに不可欠な情報がすべて記録されています。ヘッダーの見方を知っておくと、「なぜこのメールは届いてあのメールは届かないのか」を自分の手で原因特定できるようになります。
デスクトップ版Outlookでヘッダーを確認するには、メールをダブルクリックして別ウィンドウで開き、「ファイル」→「プロパティ」を選択します。「インターネットヘッダー」の欄にヘッダー情報が表示されます。この中から「Authentication-Results」という行を探してください。以下のような形式で記載されています。
Authentication-Results: spf=pass; dkim=pass; dmarc=pass
ここがすべてpassになっていれば認証は正常です。failやnoneが含まれている場合は、送信者側の認証設定に問題があることがわかります。この情報を送信者に伝えるだけで、IT管理者は的確に対処できます。ヘッダーの内容が複雑でわかりにくい場合は、MicrosoftがMicrosoft Remote Connectivity Analyzerとして無料公開しているMessage Header Analyzerにヘッダーを丸ごと貼り付けると、見やすく整形して表示してくれます。
「新しいOutlook」と「従来のOutlook」の違いに起因するトラブル
2024年以降、Windows環境では「新しいOutlook(Outlook for Windows)」への移行が段階的に進められています。しかし現場では、この移行が原因で受信できないトラブルが頻発しています。特にプロバイダー提供のメールアドレスや独自ドメインのメールアドレスを使用している場合、新しいOutlookではメールサーバーとの互換性の問題でメールが受信できないケースが確認されています。
従来のOutlook(クラシック版)では正常に受信できるのに、新しいOutlookでは受信できないという場合は、メールアカウントの提供元(プロバイダーやレンタルサーバー会社)に新しいOutlookへの対応状況を問い合わせてみてください。対応していない場合は、当面はクラシック版に戻して使用するのが現実的な選択肢です。クラシック版に戻すには、新しいOutlookの画面右上にあるトグルスイッチをオフにするだけです。
現場で本当に役立つOutlookのVBAマクロ集
ここでは、特定の差出人のメール受信トラブルに関連して、実務で何度も助けられたVBAマクロをいくつか紹介します。すべて従来のOutlook(クラシック版)で動作するコードです。新しいOutlookではVBAマクロは非対応なのでご注意ください。
VBAマクロを使用するには、OutlookでAlt + F11キーを押してVisual Basic Editorを開き、「挿入」→「標準モジュール」から新しいモジュールを追加してコードを貼り付けます。マクロの実行が許可されていない場合は、「ファイル」→「オプション」→「セキュリティセンター」→「セキュリティセンターの設定」→「マクロの設定」から「すべてのマクロに対して通知を表示する」を選択してください。
迷惑メールフォルダに振り分けられた特定差出人のメールを自動で受信トレイに戻すVBA
特定の差出人のメールがどうしても迷惑メールフォルダに入ってしまう場合に、自動で受信トレイに移動させるマクロです。動作確認環境Outlook 2016、Outlook 2019、Outlook 2021、Microsoft 365版Outlook(クラシック版)。Outlook 2013以前では
SenderEmailAddress
プロパティの挙動が異なるため動作しない可能性があります。
' ====================================================
' 迷惑メールフォルダから特定差出人のメールを受信トレイに救出するマクロ
' 動作確認: Outlook 2016 / 2019 / 2021 / Microsoft 365 (クラシック版)
' 使い方: RescueFromJunk を実行
' ====================================================
Sub RescueFromJunk()
Dim olNs As Outlook.NameSpace
Dim olJunk As Outlook.MAPIFolder
Dim olInbox As Outlook.MAPIFolder
Dim olItem As Object
Dim i As Long
Dim lCount As Long
' 救出したい差出人のメールアドレスを指定(小文字で統一)
Const TARGET_SENDER As String = "example@example.com"
Set olNs = Application.GetNamespace("MAPI")
Set olJunk = olNs.GetDefaultFolder(olFolderJunk)
Set olInbox = olNs.GetDefaultFolder(olFolderInbox)
lCount = 0
' 後ろから処理(移動するとインデックスがずれるため)
For i = olJunk.Items.Count To 1 Step -1
Set olItem = olJunk.Items(i)
If TypeOf olItem Is Outlook.MailItem Then
If LCase(olItem.SenderEmailAddress) = LCase(TARGET_SENDER) Then
olItem.Move olInbox
lCount = lCount + 1
End If
End If
Next i
MsgBox lCount & " 件のメールを受信トレイに移動しました。", vbInformation
Set olItem = Nothing
Set olJunk = Nothing
Set olInbox = Nothing
Set olNs = Nothing
End Sub
注意点Exchange環境では
SenderEmailAddress
がSMTPアドレスではなくX500形式で返される場合があります。その場合は
olItem.Sender.GetExchangeUser.PrimarySmtpAddress
を使用して比較してください。ただしExchangeユーザー以外の外部差出人ではこのプロパティが使えないため、
On Error Resume Next
でエラーハンドリングを入れておくことを推奨します。
メールヘッダーからSPF・DKIM・DMARCの認証結果を抽出して表示するVBA
選択したメールのヘッダーから認証結果だけを抜き出して、ポップアップで表示するマクロです。メールが届いている場合に「なぜこのメールは届いたのか(=認証が通ったのか)」を確認したり、同じドメインの別のメールと比較したりする際に重宝します。動作確認環境Outlook 2016、Outlook 2019、Outlook 2021、Microsoft 365版Outlook(クラシック版)。
' ====================================================
' 選択メールのSPF/DKIM/DMARC認証結果を表示するマクロ
' 動作確認: Outlook 2016 / 2019 / 2021 / Microsoft 365 (クラシック版)
' 使い方: メールを選択した状態で ShowAuthResults を実行
' ====================================================
Sub ShowAuthResults()
Dim olItem As Object
Dim olMail As Outlook.MailItem
Dim strHeader As String
Dim strResult As String
Dim arrLines() As String
Dim i As Long
Set olItem = Application.ActiveExplorer.Selection.Item(1)
If Not TypeOf olItem Is Outlook.MailItem Then
MsgBox "メールアイテムを選択してください。", vbExclamation
Exit Sub
End If
Set olMail = olItem
strHeader = olMail.PropertyAccessor.GetProperty( _
"http://schemas.microsoft.com/mapi/proptag/0x007D001F")
strResult = "【メール認証チェック結果】" & vbCrLf
strResult = strResult & "差出人: " & olMail.SenderEmailAddress & vbCrLf
strResult = strResult & "件名: " & olMail.Subject & vbCrLf & vbCrLf
' Authentication-Results行を抽出
arrLines = Split(strHeader, vbCrLf)
Dim bFound As Boolean
bFound = False
For i = 0 To UBound(arrLines)
If InStr(LCase(arrLines(i)), "authentication-results:") > 0 Then
strResult = strResult & " Authentication-Results " & vbCrLf
strResult = strResult & Trim(arrLines(i)) & vbCrLf
bFound = True
' 継続行(先頭がスペースまたはタブ)も取得
Dim j As Long
For j = i + 1 To UBound(arrLines)
If Left(arrLines(j), 1) = " " Or Left(arrLines(j), 1) = vbTab Then
strResult = strResult & Trim(arrLines(j)) & vbCrLf
Else
Exit For
End If
Next j
End If
Next i
' SPF/DKIM/DMARCの結果をわかりやすく抽出
strResult = strResult & vbCrLf & " 判定サマリー " & vbCrLf
If InStr(LCase(strHeader), "spf=pass") > 0 Then
strResult = strResult & "SPF: PASS ✓" & vbCrLf
ElseIf InStr(LCase(strHeader), "spf=fail") > 0 Then
strResult = strResult & "SPF: FAIL ✗" & vbCrLf
ElseIf InStr(LCase(strHeader), "spf=softfail") > 0 Then
strResult = strResult & "SPF: SOFTFAIL △" & vbCrLf
Else
strResult = strResult & "SPF: 情報なし" & vbCrLf
End If
If InStr(LCase(strHeader), "dkim=pass") > 0 Then
strResult = strResult & "DKIM: PASS ✓" & vbCrLf
ElseIf InStr(LCase(strHeader), "dkim=fail") > 0 Then
strResult = strResult & "DKIM: FAIL ✗" & vbCrLf
Else
strResult = strResult & "DKIM: 情報なし" & vbCrLf
End If
If InStr(LCase(strHeader), "dmarc=pass") > 0 Then
strResult = strResult & "DMARC: PASS ✓" & vbCrLf
ElseIf InStr(LCase(strHeader), "dmarc=fail") > 0 Then
strResult = strResult & "DMARC: FAIL ✗" & vbCrLf
Else
strResult = strResult & "DMARC: 情報なし" & vbCrLf
End If
If Not bFound Then
strResult = strResult & vbCrLf & "※Authentication-Results ヘッダーが見つかりませんでした。"
End If
MsgBox strResult, vbInformation, "メール認証結果"
Set olMail = Nothing
Set olItem = Nothing
End Sub
活用のヒントこのマクロを「クイックアクセスツールバー」にボタンとして追加しておくと、ワンクリックで認証結果を確認できるようになります。受信トラブルが発生した際に「同じドメインの別のメールではどうか?」と比較するのが格段にラクになります。
仕分けルールの一覧をテキストファイルに書き出して棚卸しするVBA
仕分けルールが10個、20個と増えてくると、どのルールが何をしているのか把握しきれなくなります。このマクロは、現在設定されているすべての仕分けルールの名前、有効/無効の状態、条件、アクションをテキストファイルに出力します。棚卸しやトラブルシューティングの際に非常に便利です。動作確認環境Outlook 2016、Outlook 2019、Outlook 2021、Microsoft 365版Outlook(クラシック版)。
' ====================================================
' すべての仕分けルールを一覧にしてテキストファイルへ出力するマクロ
' 動作確認: Outlook 2016 / 2019 / 2021 / Microsoft 365 (クラシック版)
' 使い方: ExportRulesToFile を実行
' ====================================================
Sub ExportRulesToFile()
Dim colRules As Outlook.Rules
Dim oRule As Outlook.Rule
Dim strOutput As String
Dim strFile As String
Dim iFile As Integer
Set colRules = Application.Session.DefaultStore.GetRules()
strOutput = "=== Outlook 仕分けルール一覧 ===" & vbCrLf
strOutput = strOutput & "出力日時: " & Now & vbCrLf
strOutput = strOutput & "ルール総数: " & colRules.Count & vbCrLf & vbCrLf
Dim idx As Long
idx = 0
For Each oRule In colRules
idx = idx + 1
strOutput = strOutput & " ルール " & idx & " " & vbCrLf
strOutput = strOutput & "名前: " & oRule.Name & vbCrLf
strOutput = strOutput & "有効: " & IIf(oRule.Enabled, "はい", "いいえ") & vbCrLf
strOutput = strOutput & "種類: " & IIf(oRule.RuleType = olRuleReceive, "受信ルール", "送信ルール") & vbCrLf
' 移動先フォルダの確認
On Error Resume Next
If oRule.Actions.MoveToFolder.Enabled Then
strOutput = strOutput & "移動先: " & oRule.Actions.MoveToFolder.Folder.FolderPath & vbCrLf
End If
If oRule.Actions.Delete.Enabled Then
strOutput = strOutput & "アクション: 削除" & vbCrLf
End If
If oRule.Actions.DeletePermanently.Enabled Then
strOutput = strOutput & "アクション: 完全削除(※要注意!)" & vbCrLf
End If
On Error GoTo 0
strOutput = strOutput & vbCrLf
Next oRule
' デスクトップにファイル出力
strFile = Environ("USERPROFILE") & "\Desktop\OutlookRules_" & Format(Now, "yyyymmdd_hhnnss") & ".txt"
iFile = FreeFile
Open strFile For Output As #iFile
Print #iFile, strOutput
Close #iFile
MsgBox "ルール一覧をデスクトップに出力しました。" & vbCrLf & strFile, vbInformation
Set colRules = Nothing
End Sub
実務での使いどころこのマクロで出力したファイルの中に「アクション: 完全削除」と記載されたルールがあった場合は要注意です。完全削除のルールは、メールを「削除済みアイテム」フォルダにも残さず即座に消去します。これが特定の差出人のメール受信を妨げている原因だったケースを、私は過去に何度も見てきました。社員自身が設定した覚えがなくても、過去にルールのインポートやプロファイル移行をした際に紛れ込んでいる場合があります。
Exchange管理者向けのPowerShellによるトラブルシューティング手順
組織でMicrosoft 365(Exchange Online)を利用している場合、管理者はPowerShellを使ってより踏み込んだ調査が可能です。一般ユーザーは直接操作できませんが、IT管理者に依頼する際に「こういう調査をしてほしい」と具体的に伝えられるよう、ここで手順を共有しておきます。
メッセージトレースでメールの行方を追跡する
メッセージトレースは、Exchange Onlineを通過したメールの配信経路と処理結果を追跡できる管理者向けの機能です。特定の差出人からのメールがサーバーに届いているのか、届いた上でどう処理されたのか(配信、検疫、拒否など)を正確に把握できます。
Exchange Online PowerShellに接続した状態で、以下のようなコマンドを実行します。
# 特定の差出人からのメールの配信状況を過去7日間で検索
Get-MessageTrace -SenderAddress "sender@example.com" -RecipientAddress "recipient@yourcompany.com" -StartDate (Get-Date).AddDays(-7) -EndDate (Get-Date)
結果のStatus列を確認してください。「Delivered」であれば正常に配信されています。「FilteredAsSpam」であれば迷惑メールフォルダに振り分けられています。「Quarantined」であればMicrosoft Defenderに検疫されています。「Failed」であれば配信に失敗しています。このStatusの値を見るだけで、メールがどの段階で止まっているのかが一目瞭然です。
ユーザーの迷惑メール設定をPowerShellで確認・修正する
管理者は、ユーザー個別の迷惑メール設定をPowerShellで確認・修正することもできます。特にブロックリストやセーフリストの確認は、ユーザー本人に操作してもらうより管理者が直接確認したほうが確実です。
# ユーザーの迷惑メール設定を確認
Get-MailboxJunkEmailConfiguration -Identity "user@yourcompany.com"
# ブロックされている差出人を確認
Get-MailboxJunkEmailConfiguration -Identity "user@yourcompany.com" | Select-Object -ExpandProperty BlockedSendersAndDomains
# セーフリストに差出人を追加
Set-MailboxJunkEmailConfiguration -Identity "user@yourcompany.com" -TrustedSendersAndDomains @{Add="sender@example.com"}
このように管理者がリモートで設定を操作できるため、ユーザーに複雑な操作手順を説明する必要がなくなります。現場では「ユーザーに操作を説明して試してもらったけど、うまくいかなかった」というケースが非常に多いので、管理者が直接対応するのが最も確実です。
現実によくあるけど意外と知られていないトラブル事例と解決法
「転送設定」が原因で特定の相手からだけ届かなくなるケース
これは現場で本当によく遭遇するパターンです。たとえば、個人のGmailアドレスに自動転送を設定しているユーザーがいたとします。Gmail側でそのメールが迷惑メール判定された場合、Gmailのフィルタリング結果がOutlook側にフィードバックされて、Outlook上でも受信しにくくなることがあります。
また、メール転送の過程でSPF認証が破綻するケースがあります。転送されたメールは、元の送信者のSPFレコードに含まれていない転送元サーバーから発信されることになるため、転送先でSPFチェックに失敗して拒否されることがあるのです。この場合、転送設定そのものを見直すか、転送先でそのドメインをセーフリストに追加する必要があります。
共有メールボックスで特定の差出人だけ受信できないケース
複数のスタッフが共有しているメールボックスで、特定の差出人からのメールだけが届かないという相談も多いです。この場合、共有メールボックスにアクセスしているメンバーのうちの誰かが、自分の個人設定として迷惑メールやブロックリストの設定を変更してしまっていることが原因であるケースが大半です。共有メールボックスの迷惑メール設定は個人のメールボックスとは独立して管理されるため、管理者がPowerShellで共有メールボックスのJunkEmailConfigurationを直接確認するのが最も効率的です。
メール署名に含まれるURLがセキュリティフィルターに引っかかるケース
これは送信者側に原因があるケースの中でも、特に盲点になりやすいトラブルです。メール本文には何も怪しい内容がないのに、署名欄に記載された自社サイトのURLがセキュリティフィルターに引っかかってメール全体がブロックされることがあります。送信者の自社サイトがマルウェア配布サイトと同じサーバーにホスティングされていたり、過去にフィッシングサイトとして報告されたIPアドレスを共有していたりすると、URLの評価が低くなりブロック対象になります。
この場合の確認方法として、送信者に一度署名なしでテストメールを送ってもらうのが手っ取り早いです。署名なしのメールが問題なく届く場合は、署名内のURLが原因だと特定できます。送信者にはURLの短縮リンクを避けてもらい、自社サイトのドメイン評価を改善するか、一時的に署名からURLを削除してもらいましょう。
Outlookのプロファイルが破損して特定のメールだけ受信できなくなるケース
長期間使い続けたOutlookプロファイルでは、OSTファイル(オフラインデータファイル)の同期に不整合が生じ、一部のメールだけが表示されなくなることがあります。この場合、新しいプロファイルを作成してメールアカウントを再設定すると解決することがほとんどです。
プロファイルを新規作成するには、「コントロールパネル」→「Mail(Microsoft Outlook)」→「プロファイルの表示」から「追加」をクリックし、新しいプロファイル名を入力してアカウント情報を再設定します。この操作でメールデータが消えることは基本的にありません。Exchange OnlineやMicrosoft 365のアカウントであれば、サーバーから再同期されるので安心してください。
意外と便利なOutlookの設定テクニック
「優先受信トレイ」を無効化して見逃しを防ぐ
Outlookの「優先受信トレイ」機能は、AIがメールの重要度を自動判定して「優先」と「その他」に振り分ける機能です。便利なように見えますが、ビジネスで使う場合はこの振り分けが裏目に出ることが多いです。初めてメールを送ってきた取引先や、普段やり取りしない部署からのメールが「その他」に入ってしまい、見逃してしまうリスクがあります。
無効化の手順は、「表示」タブから「優先受信トレイの表示」をクリックしてオフにするだけです。Outlook on the webの場合は「設定」→「メール」→「レイアウト」で「優先受信トレイ」のトグルをオフにします。個人的には、ビジネス用途ではこの機能をオフにしておくことを強くおすすめします。
「条件付き書式」で特定差出人のメールを色分け表示する
特定の差出人からのメールが確実に届いているかを日常的に確認したい場合、条件付き書式でメール一覧の色を変えておくと、ひと目でわかるようになります。
- 「表示」タブから「ビューの設定」を開きます。
- 「条件付き書式」をクリックし、「追加」ボタンを押します。
- 名前を入力し(例「重要取引先」)、「フォント」ボタンで色を選択します(例赤色の太字)。
- 「条件」ボタンを押し、「差出人」欄に対象のメールアドレスまたは名前を入力して「OK」を押します。
これで該当する差出人からのメールは常に目立つ色で表示されるようになります。もしいつも届いていたはずのメールが来ない日があれば、色が表示されていないことですぐに気づけます。
「検索フォルダー」で特定の差出人のメールを全フォルダ横断で一覧表示する
仕分けルールで別フォルダに振り分けられたメールも含めて、特定の差出人からのメールを一か所で確認したい場合は、検索フォルダーを活用しましょう。
- Outlookのフォルダ一覧で「検索フォルダー」を右クリックし、「新しい検索フォルダー」を選択します。
- 一覧から「特定の人からのメール」を選択し、「選択」ボタンから差出人のアドレスを指定します。
- 「OK」を押すと、検索フォルダーが作成されます。
検索フォルダーはリアルタイムでメールボックス全体をスキャンしてくれるため、迷惑メールフォルダやアーカイブに入ったメールも含めて、その差出人からの全メールを漏れなく確認できます。受信トラブルの調査にも非常に有効です。
ぶっちゃけこうした方がいい!
ここまで読んでくださった方、正直お疲れさまでした。相当なボリュームだったと思います。でも最後に、情シス畑で10年以上やってきた人間として、本音をぶっちゃけさせてください。
Outlookで特定の差出人からメールが届かないトラブルに遭遇したとき、一番効率的な解決方法は「切り分けの順番を間違えないこと」に尽きます。迷惑メールフォルダを見る、ブロックリストを確認する、仕分けルールを見直す、この3つはものの3分で終わります。ここまでやって解決しなかったら、次にやるべきはOutlook on the web(ブラウザ版)での受信確認です。これが「デスクトップ側の問題か、サーバー側の問題か」を切り分ける最強の一手です。
ブラウザ版でも届いていなければ、もう自分の手元でいじれる設定は限られています。そこからはMicrosoft Defenderの検疫確認と、IT管理者への相談にすぐ移行してください。自力であれこれ試し続けて半日潰すより、管理者にメッセージトレースを1回走ってもらうほうが100倍早く原因がわかります。「管理者に頼むのは申し訳ない」と思う必要はまったくありません。これは管理者の仕事です。
それから、2025年以降のメール認証強化(SPF・DKIM・DMARC)の影響は、今後ますます大きくなります。今回のトラブルが送信者側の認証設定に起因していた場合、根本的な解決は送信者側でしかできません。受信者としてやれることはセーフリストへの追加くらいですが、それでもDefenderの検疫やサーバーレベルのブロックは突破できないことがあります。だからこそ、送信者のIT管理者にも動いてもらうことが重要です。「あなたのメール認証設定を確認してほしい」とお願いするのは、今や当たり前のビジネスコミュニケーションです。
最後に一つ。VBAマクロはあくまで従来のOutlook(クラシック版)でしか使えませんし、いずれMicrosoftが新しいOutlookへの完全移行を進めればVBAそのものが使えなくなる日が来るかもしれません。それでも今この瞬間、クラシック版で仕事をしている人にとっては、この記事で紹介したマクロは即戦力になるはずです。認証結果を表示するマクロと仕分けルール一覧を出力するマクロは、トラブルが起きていなくても月に一度くらい実行して「自分のメール環境の健康診断」をする習慣をつけておくと、将来のトラブルを未然に防げます。面倒くさいように聞こえるかもしれませんが、メールが届かなくなってから慌てるよりは、はるかにマシです。
Outlookで特定の差出人だけ受信できない問題に関するよくある質問
セーフリストに追加したのにまだメールが届かないのはなぜですか?
セーフリストへの追加はOutlookの迷惑メールフィルターには有効ですが、Microsoft Defenderの検疫やサーバーレベルのブロックには効果がありません。セーフリストに登録済みにもかかわらずメールが届かない場合は、Microsoft Defenderのセキュリティポータルで検疫されていないか確認してください。また、組織のIT管理者がExchange管理センターで設定しているメールフロールールやスパムフィルターポリシーが影響している可能性もあります。管理者に問い合わせて、該当の差出人ドメインをスパムフィルターの「許可リスト」に追加してもらうか、メールフロールールでSCL(Spam Confidence Level)を-1に設定してもらう方法が効果的です。
迷惑メールにも検疫にもないのにメールが消えてしまうことはありますか?
はい、あり得ます。送信者のメールサーバーがそもそもメールを正常に送信できていない場合、受信側にはメールの痕跡が一切残りません。送信者にNDR(配信不能レポート)が届いていないか確認してもらいましょう。また、Microsoftのコミュニティフォーラムでは、10年以上にわたって特定のドメインからのメールがOutlookに届かないという報告もあり、Microsoftのスパム対策システムが一部の送信ドメインを自動的にブロックしているケースがあるようです。このような場合、送信者側のメール管理者がMicrosoftのOutlookサポートチームに直接コンタクトして、ドメインのホワイトリスト登録を依頼する必要があります。
相手がGmailやYahoo!メールから送っている場合に特有の問題はありますか?
GmailやYahoo!メールなどの大手プロバイダーから送信されたメールは、基本的にSPF・DKIM・DMARCの認証が正しく設定されているため、認証エラーによるブロックは起きにくいです。ただし、Outlookの優先受信トレイ機能によって「その他」タブに振り分けられやすい傾向があります。また、Gmailの自動転送機能を使って別のアドレスからOutlookに転送している場合、SPFの認証が崩れてブロックされることがあります。転送ではなく直接送信してもらうことで改善するケースが多いです。
添付ファイル付きのメールだけ届かない場合はどうすればよいですか?
Outlookには添付ファイルのサイズ上限(20〜25MB)があり、これを超えるファイルが添付されたメールは送信自体が失敗します。また、特定の拡張子(.exe、.bat、.vbs など)の添付ファイルはセキュリティ上の理由でOutlookがブロックすることがあります。さらに、組織で利用しているMicrosoft 365では、管理者が追加の拡張子制限を設定している場合もあります。送信者にファイルをzip形式で圧縮してもらうか、OneDriveなどのクラウドストレージ経由で共有してもらう方法がおすすめです。
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まとめ
Outlookで特定の差出人だけ受信できない問題は、原因が多岐にわたるため一筋縄ではいかないことが多いです。しかし、この記事で解説した手順を順番に確認していけば、ほとんどのケースで原因を特定し解決できます。
まずは迷惑メールフォルダと「その他」タブの確認、次に受信拒否リストとセーフリストの設定確認、そして仕分けルールの見直しという基本的なチェックから始めてください。それでも解決しない場合は、Microsoft Defenderの検疫確認、メール認証(SPF・DKIM・DMARC)の問題確認、IPアドレスのブロックリスト確認、そしてサーバー管理者への問い合わせと段階的に対応を進めていきましょう。
2025年以降、メールセキュリティは急速に厳格化しています。今回の問題を機に、ご自身のメール環境の認証設定を見直すことは、将来的なトラブル予防にもつながります。この記事が、あなたのメール受信トラブルを一日でも早く解決する助けになれば幸いです。






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