Outlookのメールボックス容量を50GB以上に拡張する方法

皆さん、こんにちは！今日は、Outlookのメールボックス容量を50GB以上に増やす方法についてお話しします。メールの保存容量が足りなくて困ったことはありませんか？そんなお悩みを解決するために、具体的な方法をご紹介します。

Outlookの標準的なメールボックス容量とは？
1. 無料版Outlook.comの容量
2. Microsoft 365サブスクリプションの容量
メールボックス容量がいっぱいになるとどうなる？
メールボックス容量を増やす方法
よくある質問や疑問
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

Outlookの標準的なメールボックス容量とは？

Outlookのイメージ

まず初めに、Outlookの標準的なメールボックス容量について確認しておきましょう。

無料版Outlook.comの容量

無料で提供されているOutlook.comのメールボックス容量は、基本的に15GBです。これは、日常的なメールのやり取りには十分な容量ですが、ビジネス用途や大量のメールを保存する場合には、すぐにいっぱいになってしまうことがあります。

Microsoft 365サブスクリプションの容量

一方、Microsoft 365のサブスクリプションを利用している場合、メールボックスの容量は50GBに拡張されています。さらに、1TBのOneDriveストレージも利用可能となり、メールの添付ファイルなどをクラウドに保存することで、メールボックスの容量を節約することができます。

メールボックス容量がいっぱいになるとどうなる？

メールボックスの容量が上限に達すると、以下のような問題が発生します。

ここがポイント！

新しいメールの受信ができなくなる。
メールの送信が制限される。
Outlookの動作が遅くなる可能性がある。

これらの問題を避けるためには、定期的にメールボックスの容量を確認し、適切な管理を行うことが重要です。

メールボックス容量を増やす方法

では、具体的にメールボックスの容量を50GB以上に増やす方法を見ていきましょう。

Microsoft 365サブスクリプションへの移行

無料版のOutlook.comを利用している場合、Microsoft 365のサブスクリプションに移行することで、メールボックスの容量を50GBに拡張することができます。さらに、1TBのOneDriveストレージも利用可能となり、メールの添付ファイルなどをクラウドに保存することで、メールボックスの容量を節約することができます。

オンラインアーカイブの利用

Microsoft 365の一部のプランでは、オンラインアーカイブ機能を利用することができます。これにより、古いメールをアーカイブし、メインのメールボックスの容量を確保することが可能です。ただし、オンラインアーカイブを利用するには、管理者がこの機能を有効にする必要があります。

PSTファイルの容量上限を変更する

Outlookでは、PSTファイルという形式でメールデータを保存しています。デフォルトでは、このPSTファイルの容量上限は50GBに設定されていますが、レジストリの設定を変更することで、上限を引き上げることが可能です。ただし、この操作はシステムの設定を変更するため、慎重に行う必要があります。

Outlookを終了します。
Windowsの「スタート」ボタンをクリックし、「regedit」と入力してレジストリエディタを開きます。
以下のパスに移動します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\XX.0\Outlook\PST

※XX.0はOutlookのバージョンにより異なります。例えば、Outlook 2016の場合は16.0です。
「PST」キーが存在しない場合は、新しく作成します。
右側のウィンドウで、「MaxLargeFileSize」というDWORD値を作成し、希望する最大サイズをMB単位で設定します。例えば、100GBに設定する場合は102400と入力します。
同様に、「WarnLargeFileSize」というDWORD値を作成し、警告を表示するサイズをMB単位で設定します。例えば、95GBに設定する場合は97280と入力します。
レジストリエディタを閉じ、コンピュータを再起動します。

以上の手順で、PSTファイルの容量上限を引き上げることができます。ただし、PSTファイルが大きくなると、Outlookの動作が遅くなる可能性があるため、定期的なバックアップや不要なメールの削除をおすすめします。